サンディエゴ・パドレス
さんでぃえごぱどれす
概要
アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴを本拠地とする球団。
1969年にエクスパンションチームとして新規参入。
創設以来、現在に至るまでナショナルリーグ西地区に所属。
2004年シーズンからペトコ・パークをホーム球場としている。
チーム名は神父に由来するもので、現在のパドレスが創られる前はパシフィックコーストリーグで同地を本拠地としていた球団が使用していた。
本拠地サンディエゴがメキシコとの国境に接しているため、メキシコのファンに向けたファンサービスも行っている。
またサンディエゴが海軍の基地や軍港を構える土地柄から、軍人への感謝をささげるイベントが行われる。MLBで初めてユニフォームにカモフラージュ柄を取り入れたのもパドレスであり、メモリアル・デー(戦没者追悼記念日)仕様のユニフォームをMLB全体で着用するようになるよりも早かった。2023年は『ミリタリーサンデー』と称して、本拠地で開催される日曜日の試合で迷彩柄のユニフォームを着用する。
1990年代から2010年代の約30年間、チームカラーはサンディエゴの海や砂浜をイメージした紺色とベージュを使用していたが、2020年からは創設時に使っていた茶色と黄色(正確にはゴールド)にチームカラーを戻した。1980年代に採用されていた黄色と茶色のユニフォームは、アストロズの“レインボーカラー”のユニフォームやホワイトソックスの半ズボンユニフォームと並んでMLB史上に残る“変なデザイン”の定番ネタとなっている。
これまでに地区優勝は5回、リーグ優勝は2回。しかしワールドシリーズの制覇はなく、試合単位でみると目下のところ7連敗中である。
2010年代後半からは毎年のように大型補強を行なっていたが、地区最下位争いからなかなか抜け出せず、2006年の地区優勝以来、2019年まで13年連続でポストシーズン進出を逃していた(COVID-19の影響によるシーズン短縮とポストシーズン進出枠拡大の恩恵もあったのだが、2020年のパドレスは通常のシーズンでもワイルドカードを取れた成績ではあった)。
2023年シーズン終了後の11月には大型戦力補強を推進していたオーナーのピーター・サイドラーが63歳で死去。その直前には資金繰りの悪化から5000万ドルの借り入れを報じられており戦力の低下が危惧されている。
主な球団関係者
永久欠番
番号 | 人物名 | ポジション |
---|---|---|
6 | スティーヴ・ガーヴィー | 一塁手 |
19 | トニー・グウィン | 右翼手 |
31 | デイヴ・ウィンフィールド | 右翼手 |
35 | ランディ・ジョーンズ | 投手 |
42 | ジャッキー・ロビンソン | MLB全体の永久欠番 |
51 | トレヴァー・ホフマン | 投手(クローザー) |
☆ | ジェリー・コールマン | 監督、球団専属アナウンサー |
RAK | レイ・クロック | オーナー |