「負けない!私の…紅蓮弐式なら!!」
プロフィール
概要
表向きはブリタニア貴族の娘「カレン・シュタットフェルト」としてアッシュフォード学園に通う高校生であり、ルルーシュのクラスメイト。
しかし、実は日本で生まれ育った日本人の母との間に生まれたハーフで、シュタットフェルト家に認知されたのは日本がブリタニアに占領された後である。
異父兄であるナオトが失踪した後は、その友人の扇要が継いだ反ブリタニアグループで活動していたが、ゼロの登場後は彼が組織した黒の騎士団でその親衛隊である零番隊隊長のエースパイロットとして活躍する。
『R2』では、一度は見捨ててしまったゼロ=ルルーシュを見極めるために協力していく。
人物像
快活で直情的な性格で、弱者をいたぶる者を見過ごせない正義感も持っている。
サバサバしているように見えて年相応の脆さもあり、兄ナオトやゼロに対し依存している部分が少なからずある。反面、直情的を通り越して短絡的な行動に出やすい面もあり、人の好悪に関してもはっきりと出過ぎてしまう(所謂「人の好き嫌いが激しい」)為、余計な敵を作りやす上に、歯に衣着せぬ言動や、すぐにカッとなって暴力行為に出てしまう事も少なくない。なお、母によれば子供の頃はブリタニア人のハーフだという事でいじめを受けていたようである。そのためか、結構素直じゃない屈折した部分も抱えている。ただ、相手が気に入らない人間であったとしても、借りを作ったり世話になった以上は、自分なりの方法で義理を立てようとするなど、恩義にはきちんと報いる一面も持ち合わせている。
ゼロに好意を抱いていた一方、ルルーシュのことはあまり好きではなかった為、第1期最終局面でゼロの正体がルルーシュだと発覚した際にはショックで身動きが取れなくなっていた。第2期ではルルーシュに恋愛感情を抱いており、終盤にカレンからキスを交わした。
学園ではレジスタンス活動で欠席が多くなることを誤魔化すため、髪形をストレートに変え、病弱でおしとやかなお嬢様を装って、クラスメイト相手にはそれとなく距離を置く事でボロが出ないようにしていたが、その窮屈さからキャラ設定を後悔していた。
後にアッシュフォード学園生徒会に無理矢理参加させられるが、度々学園で面倒事に巻き込まれるようになった為、重ねてキャラ設定を後悔している。
また、学園での病弱設定とスザクに後れを取っているせいで印象に残りづらいが、手刀で蜂をし止めたり、着ぐるみ姿でも俊敏に動いていたりと反則的な高さの身体能力の持ち主である。
ナイトメアフレームの操縦技術は天才的な才能を持ち合わせており、ピーキーな機体である紅蓮弐式及びその後継機となる可翔式、聖天八極式を短期間で乗りこなし、最終決戦では「ギアスの呪い」を併せ持つスザクのランスロット・アルビオンとも互角に渡りあった。
余談
『コードギアス反逆のルルーシュ』で監督を務めた谷口悟朗氏は、カレンについて「主人公のルルーシュよりも、立場が視聴者に近いキャラクター」と評している。
カレン役の小清水亜美氏にとっても、本作でカレンを演じた事は、自身の声優業のキャリアの上でも最初のターニングポイントとなった役だったと振り返っている。
カレンを演じて以降は「巨乳」「男勝りで勝気な性格」「勇ましく戦う役柄」などの要素を含んだキャラクターを担当する事が多くなった。
外部出演
ゲーム作品
ACE:R
パイロットとして出演。
スーパーロボット大戦シリーズ
『第2次スーパーロボット大戦Z破界篇・再世篇』では序盤から自軍入りし、エースボーナス・機体のカスタムボーナス含め格闘攻撃の鬼として奮戦する。精神コマンドはスーパー系寄りで回避系統の精神コマンドに乏しいため、若干機体の耐久力・運動性頼みな部分がある。
また、素の能力値こそ作品内トップクラスの藤堂に一歩譲る部分があるものの、育成期間が長いのでフォローは十二分に可能。
戦闘時の特殊セリフは第2次Z破界篇の段階で豊富であり、版権ボスのみならずブリタニア兵・次元獣・大型の敵・ガンダム…と色んな敵と戦わせるとまず特殊セリフにぶち当たるようになっている。
特に紅蓮弐式以降に搭載されている武装・輻射波動機構のトドメでは小清水女史の気合の入った演技が聞ける。
シナリオ面でのクロスオーバーの絡みでは、破界篇序盤のシンジュクゲットーのバトリングでキリコの初戦の相手を勤める事になり、そこからキリコと作品や性別を越えた友情を築くようになる。
ちなみにバトリングではKMFの操縦訓練を兼ねているのだが、そこでかなりの勝ち星を挙げているようで「イレヴンの赤い悪魔」と呼ばれていた。
とにかく破界篇・再世篇では出展作品がクロスオーバーの主核となる為、第2次Zにおけるリアル系女主人公兼スーパー系女主人公兼メインヒロインと評される事に…。
再世篇ではカン・ユーの粋な(?)計らいでバニースーツを着たまま戦闘に出るハメに(最大2話限定ではあるが専用のカットインあり)。後にも第3次Zのエースパイロットのお祝いや、ふもっふシナリオでカン・ユーと戦闘させた後では何かとAGにバニースーツを着させられそうになる。
第3次Z時獄篇でも序盤の戦力が整い始める頃から自軍入り、こちらでは陣代高校に編入しシンジの姉役を買って出る事になる。
自身が黒の騎士団において最年少…つまり妹扱いをされる事が多かった為、年下の面倒を見る事にかけてはノリノリで挑んでおり、アスカの世話も自発的に見ようとしている(「赤くて弐号機」の紅蓮弐式の存在で一方的にライバル視されているが)。
また、黒の騎士団の下部組織としてフルメタからA21が登場。
クガヤマ・タクマとは直接の面識は無かったものの宗介のセーフハウスで遭遇、ゼロレクイエムを乗り越えて変わった事で「腑抜けた」と取られ怒りをぶつけられている。
意外な所ではロジャーと共に「黒い」機体の残留に賛成、度重なる戦闘でボロボロになった所に真ゲッターが来て解体寸前のブラックゲッターの3人乗り化に貢献。…直後にC.C.やドロシーに「最低」と呆れられているが。
グランブルーファンタジー
2019年6月開催のコラボイベント『蒼穹に散るゼロ』にて参戦。ステージ4.5をクリアする事で加入する。
ルルーシュ達と共に異世界転移と言う形でグラブル世界にやってきたが、バラバラに転移したようで、空腹で倒れそうになった所を食堂の女将に助けられ、そこでお世話になる事になった。後にルルーシュと合流する事になった際も、出前に行く途中で遭遇した。
カウンターサイド
2022年9月に初のコラボキャラクターの一人としてとして参戦(愛機は紅蓮聖天八極式)。彼女のみ通常ガチャ(採用)よりもさらに排出確率の低い限定ガチャ(機密採用)でのPUとなり使用するガチャチケットが足りず泣く泣く涙を飲んだ社長も少なくない。タイプは当然メカニックでクラスは覚醒ストライカー。
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS
『黒の騎士団編』&『ブルームーン編』のヒロインの一人。
黒の騎士団編では、自身の考えに賛同してくれたことに加え、操縦技術も高かったことから、主人公の少年・ライをスカウトする。
元々好感を持っていたことと、彼の実力、日本人とブリタニア人のハーフという共通点などから彼に親近感を抱き、好感度によっては好意を抱く。
好意を抱いたカレンルートでは照れながらライに好意を伝えたり、彼の無事を泣きながら喜び、感極まって抱きつくなどのカレンのデレっぷりがファンの胸を撃ち抜き、『ライの嫁はカレン』という声がよく聞かれるように。
ファンによる名シーン投票でも、カレンがライに抱きつくシーンが2位に選ばれている。
『ブルームーン編』では、『カレン・シュタットフェルト』ではなく『紅月カレン』としての姿をライに目撃されまくり、猫を被り切れなくなって本来の自分を彼に打ち明ける。
なお、この際に騎士団員であることも打ち明けられることがEDの条件だ。
一方、黒の騎士団編から派生する『日本解放戦線編』ではライの元カノのような扱いで、EDはないが彼とは(表には出せないが)強い信頼関係にあることがうかがえる。
『ギアス編』でもルートこそないものの、黒の騎士団員として一緒に活動していくうちにライに対し親近感をもっていたらしく、終盤、彼が黒の騎士団を脱退すると聞いたときには落胆し、悔しがる彼女の姿が見られる。
スタッフの「日本解放戦線編でも個別EDを作りたかった」と言う発言や唯一2通りの方法で恋人になれるなど、ゲーム開発スタッフからはかなり愛されていたようだ。
漫画作品
コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー
本作では、完全なサブキャラ。
アッシュフォード学園生徒会の旅行に参加した際、ホテルジャック事件に巻き込まれてしまう。
そこでブリタニアと大差ない日本解放戦線のやり方に、憤りを感じている。
関連イラスト
関連タグ
カレン・シュタットフェルト ルルーシュ・ランペルージ 枢木スザク C.C. 扇要
マリルローザ・ノリエガ:外伝作品『コードギアス双貌のオズO2』に登場するキャラクター。カレンと面識はないが、「''ブリタニア人の父親とナンバーズの母親を持つハーフ''」「レジスタンス組織のリーダーを務める兄がいて、自身もそのメンバーの一人」「しかし、兄からは自分がレジスタンス組織に参加している事を反対されている」などカレンと共通点が多い。しかし、カレンのようにゼロのような優秀なブレインがいなかったため、エリア24で弾圧と恐怖政治を繰り返す総督マリーベル捕縛作戦にて、リドール・ナイツの返り討ちに遭い、兄共々惨殺される最期を辿った。ある意味、ゼロ(ルルーシュ)に出会わなければカレンもマリルローザのような末路を迎えていたであろう。