日向小次郎
ひゅうがこじろう
概要
歴代担当声優
小学4年時に父を交通事故で亡くした母子家庭の四人兄弟の長子。埼玉県出身。
小学生のうちから新聞配達・屋台の手伝いなどのアルバイトに精を出し(2018年版のアニメでは、さすがに小学生でアルバイトを描写されず あくまでも仕事の手伝いの範疇で、現物支給となっている)、家計を助けるためにプロサッカー選手を目指す。
「ボールは友達」の無印世界においては、異色とも言える強烈なハングリー精神の持ち主であり、自他共に厳しい。プレーに甘さがある人間に対しては容赦がなく「お前の息の根は俺が止めてやる!!」などの物騒なセリフでライバル達を色々と吹き飛ばしながら成長を続けた努力と根性の人。
その豪快な突破力と強力なシュートで、幾度も全日本のピンチを救って来た。日本の誇るエースストライカーである。
代表的な必殺シュートは「タイガーショット」「雷獣シュート」など。
外見的な特徴としては、眼光鋭くワイルドな風貌。背が高く、小学生当時から声が低い。
あとアニメ版はめっちゃ色黒である。このため日向というと色黒(褐色肌)というイメージが強い。ユニフォームの袖は、常に肩まで捲くっている。
一見無愛想で硬派なので取っ付きにくいイメージがあるが、爽やかだったり元気で明るかったり、女子にも優しかったりする一面を見せたりもする。
略歴
明和小学校 ・ 明和FC - 東邦学園中等部 - 東邦学園高等部 - ユベントス - レッジアーナ
小学生編の全国大会決勝では南葛SCに敗れ準優勝だったが、東邦学園にスカウトされる。
以降中学校・高校時代を東邦学園のキャプテンとしてチームを率いる。
中学生編からは仲間が増えたこともあり、かつての闘志が薄れ気味に。吉良監督に「牙の抜けた虎」と批判されたが、ここでタイガーショットを身につけた。
しかし、無断でチームを離れて特訓に行ったことで東邦の北詰誠監督の怒りを買い、無期限の出場停止にされてしまう。決勝戦も絶望的だったが、土下座しての必死の訴えもあり、何とか決勝戦出場は認められた。
中学時代も本来は3年連続で大空翼に敗北する予定だったが、作者が途中で「努力しても報われない姿を描いていてかわいそうになった」ことから、翼を対決した最後の全国大会決勝は引き分けという結果となる。
続くジュニアユース編で対戦相手が世界の強豪に移行すると、かつてのように日本のライバル達を敵視することはなくなる。むしろ仲間として頼りにするようになり、自身は「世界一のエースストライカーになる」ことを目標に掲げた。
高校生編では「翼も若林もいない(←二人ともすでに海外へ行ってしまったから)日本で自分が負けるわけにはいかない」との意思により南葛高校を三年連続で破り、3連覇を果たす。
「ワールドユース編」では、岬とともに記者会見を開き、プロ入りと進学を蹴って黄金世代が結束する道を選ぶ。
しかし一度代表を外され沖縄へ。
ここで新たな必殺シュート「雷獣シュート」を身に付け、友達以上恋人未満となるボーイッシュ系グラマー美人な赤嶺真紀(その後のソフトボール日本代表)と出会う。(読者・視聴者から恋人未満な関係という意見も多い。)
だが、大会中に母が過労による事故で倒れ、生死をさ迷うアクシデントに見回れるが、危機を脱す。
「ROAD TO 2002」でユベントスへ移籍。しかしまったく歯が立たず、左右のボディバランスの悪さを指摘され、鎖を体に巻きつけるなどの、無茶な肉体改造に励むこととなった。
試合への出場機会を増やすべく、セリエCのレッジアーナへとレンタル移籍。
「日いづる国のジョカトーレ」で3位チームが負けたため、葵新伍と共にセリエBに昇格した。
苦労の人から努力の人へ
海外組の先輩にあたる翼や若林源三のように、トントン拍子の海外挑戦とはなっていないが、足りない部分を地道な努力で補って、ゆっくりと前進を続けている。
なんだか作品を代表する努力キャラになってしまった。
小学校当時は生い立ちからも完全な苦労パート担当だったのだが、プロになってからは経済的な苦労がなくなったのと、苦労パートが岬太郎の担当に移行したため、努力キャラの側面が強くなっている模様。
余談
彼の代名詞でもあるタイガーショットは競技場の壁にめり込む程の威力を誇るが、アメトーーク!にてその速度が2100km/hであるという計算結果が明かされた。
これを顔面でモロに受けて「いてぇ」で済ませる石崎の顔面は何で出来ているのだろうか…
その他
テクモ版キャプテン翼では「II」で東邦学園高等部に入学。
「III」では若島津とともにメキシコに渡り、メキシコシティに入団。「V」ではイタリアに渡りセリエAのユベントスへ移籍。
「III」ではライトニングタイガー、「IV」ではドラゴンタイガー、「V」ではファイナルタイガーという強力な必殺シュートを習得する。
のだが、毎回因縁のある相手選手に向けてぶちこもうとする。
ちなみにファイナルタイガーの初使用時は選手二人を吹っ飛ばした上でネットを突き破りコンクリートの壁を貫通する。やりすぎ。
度々イベントで調子を落とし、「III」では修行のために勝手にチームを離脱してしまう。
「V」ではチームから離脱はしないが、いない方がマシなレベルでステータスが落ちてしまうため、「離脱するIIIの方がマシだった」と言われることも。
また、敵の場合はガッツ無限のため恐ろしい相手となる。
タイガータックルでボールを奪い、ごういんなドリブルで突破し、各タイガーショットを打ち込んでくるのである。
しかも日向と戦うときは大抵味方のゴールキーパーが弱い。もりさきくんがふっとばされるのはだいだい日向の所為。
関連イラスト
関連タグ
吉良耕三…明和FCの恩師
北詰誠…東邦での恩師。上記の件で対立した時もあった。
ユリアーノ・ゴッツァ…日向の良きレッジアーナの先輩。
サルバドーレ・ジェンティーレ…日向を気にかけているユーベのチームメイト。彼がユーベに復帰してもとても気を遣っていた。
反町一樹…中学・高校のチームメイト
岬太郎…明和FCに一時在籍。プレースタイルは日向に否定されたが・・・。
松本香…日向をスカウトして、彼の生活を豊かにしたり、移籍に貢献をした恩人。