概要
初出は1。人間に対し友好的なドラゴン族の長として登場。
『勇気の証』を示すことで主人公達を上位職へとクラスチェンジさせてくれる。
初代ではバハムートの下で修行を重ねているドラゴンも複数おり、ドラゴンの中では師弟関係がある珍しい種族でもある。
後のシリーズでは幻獣として力を貸すには『勇気』『知恵』『力』を示す必要があるケースもあり、全力で立ち向かい、打ち負かす必要もある。
敵全体に無属性の大ダメージを与える魔法『メガフレア』を使う。
シリーズによって差異はあるものの、ほとんどのナンバーで最強クラスであり、
バハムート自身、または代わる魔物を戦って倒す事で召喚魔法を修得できる。
敵対時には、強力なメガフレアをリフレクで跳ね返して反撃するのが定番となっている。
登場作品
FF3
バハムートの巣があり、バハムートの子ドラゴンが孵化している事からどうやら普通に繁殖する種のドラゴンであるようだ。もしやバハムートにも雌がいるのか?
なお、この巣で現れるバハムートは原則倒せない。
FF4
- バハムート
月に住む幻獣神バハムートとして登場。幻獣神の洞窟にいる最強の召喚獣。
幻獣王リバイアサンを倒していないと力を認めてくれないため戦うことが出来ない。条件さえ満たしていれば月に来た時点(フースーヤが仲間にいる状態)で戦うことが出来るが、ダンジョンの敵はかなり強いので注意(ベヒーモスと必ずエンカウントする戦闘が2度ある。本来ならベヒーモスはラストダンジョン深部で出現するモンスターなので、ヘタすればPTが壊滅する)。
戦闘では5カウントの後にメガフレア(全体攻撃)を放って来る。以後はそれの繰り返しで、それ以外の行動は取らない。
メガフレアは直撃すると即死級のダメージだがリフレクや光のカーテンで反射が可能。
見た目とは違って竜属性ではないためアルテミスの矢などドラゴン特攻が通用しない。
SFC版だとカウントダウンはかなり早いのでスロウなどデバフが推奨される。バトルスピードを下げるのも手。
実はローザ1人にだけリフレクを維持させ、後は手を出さずにいれば確実に勝てる(他のメンバーは死んだままでよい)。このためベヒーモスさえ突破すればバハムートを手に入れるのは難しくない。
ただしDS版ではメガフレアはリフレク反射できなくなったので注意。やられる前に全力で攻撃しよう。
- ダークバハムート
ラストダンジョン前半「月の地下渓谷」では最強の剣ラグナロクを守るダークバハムートが登場する。設定的にはゼムスの邪悪な力によって闇落ちしたバハムートとのこと。
他の守護ボスと比べると弱い方なので、多少無理をしてでもラグナロクを手に入れてセシルの強化をしたいところ。
戦術はバハムートとは逆で、開幕いきなりメガフレアをぶっ放して来る。その後はメガフレアを撃たず、自身にリフレクを掛けてひたすらフレアを反射して来る。リフレクが切れると回復で6000も回復し、すぐにリフレクを掛けて来る。つまりリフレクが切れるまでに6000以上のダメージを与えないとジリ貧になる。
だからと言って召喚魔法を使うとメガフレアでカウンターして来るので注意。
低レベルで挑むと開幕のメガフレアで全滅させられる。ダークバハムートの攻撃は魔法しかないので魔法防御を上げておこう。
言い換えれば開幕のメガフレアをしのげば後は単体攻撃のフレアしか使ってこない。無理にキャラクターを全回復させるよりは、倒れたらフェニックスの尾で復活させるくらいでも構わない。
リディアは魔法クエイクか弓矢(アルテミスの矢)で攻撃すれば十分アタッカーになれる。
というのもダークバハムートは竜属性なのでドラゴン特攻が通用するのだ。このためセシルとローザとリディアをアタッカーにして、他のメンバーは回復に回すだけでも勝ててしまう(回復が不安ならローザを支援に回そう)。
またPTをリフレク状態にしてリディアのゴブリンパンチを連発すればメガフレアを反射しまくって大ダメージを与えることが出来る。
イージータイプでは3カウントの後でメガフレアを使用するようになった。時間が経つと再使用して来るので注意。またフレアだけではなくバイオも使用する。
GBA版・PSP版ではルナバハムートが追加で登場する。3カウントのたびにメガフレアを放って来る他、攻撃に対してカウンターをして来る。
竜騎士の試練に登場しカイン・ハイウインド1人で戦うこととなる。倒すとホーリーランスを超える最強の槍ランスオブアベルが手に入る。
この槍は追加効果(11%の確率)でトルネドが発動する。ボスであろうと容赦なく効果があるため瞬殺できる。ただし修正版ではラスボスには通用しなくなった。
FF5
かつて封印された竜王。第3世界に入ってから行けるピラミッドの石盤を入手すると半島が沈んでバハムートが出現する(石盤が封印解除の鍵であった)。
メリュジーヌ撃破後に北の山に行くことで戦うことが出来る。
Lv99、HP40000、MP10000、種族なし。
前作に引き続き見た目に反してドラゴン族ではないためドラゴン特攻が通用しない。またメガフレアはリフレクで反射が可能。
開幕はHPが35000以下にならない限り何もして来ず、3ターン目にメガフレアを放って来る(2ターン以内にHPを5000削らないとメガフレアを撃たれてしまう)。
これを逆手に取ってPTにバフを掛けてしまおう。
残りHPによって行動パターンが変化する。
・35000~30001:通常攻撃、アトミックレイ、ブレイズ
・30000~25001:通常攻撃、炎、アースシェイカー
・25000~20001:通常攻撃、アクアブレス、稲妻
・20000~15001:通常攻撃、ミールストーム、吹雪
・15000~10001:通常攻撃、ポイズンブレス、ゾンビブレス
・10000~1:通常攻撃、メガフレア、メガフレア
攻撃の多くが炎属性なので「炎の指輪」が推奨される。地味に吹雪も防げる。
弱点は音波。しかもストップの耐性がない。このため吟遊詩人の歌うが有効で「愛の歌」でストップさせまくることでハメ殺しが出来る。吟遊詩人にはヘイスト、バハムートにはスロウを掛けておくとよい。ただしレベル99のためスロウが掛かりにくい。
FF6
初顔見せは封魔壁開放イベント。門が開くと幻獣軍団の先頭を切って飛び出してパーティー&ケフカをなぎ倒し、更に飛空艇ブラックジャックまで墜落させる大暴れを見せてくれる。その後はサマサの村で幻獣狩りを行うケフカを止めるべく再度出撃する(同一個体かは不明)も、返り討ちに遭い魔石化されてしまった模様。
世界崩壊後は何故か魔石状態でデスゲイズが所持しており(飲み込まれた?)、倒すとドロップする。
ある意味、世界崩壊前後でストーリー上の重要度が一変する幻獣達を象徴する存在とも言える。魔石の装備ボーナスは最大HP+50%、メガフレアは魔法防御無視、と性能自体は決して悪くないのだが…
一応、スロットのランダム召喚とは別枠でバハムート召喚が存在する辺り、召喚魔法の中では特別扱いされている…のかも知れない。
FF7
マテリアによって呼び出される幻獣として登場。ただし最強ではない。
ストーリー中盤に訪れる古代種の神殿でレッドドラゴンを倒した後、出現する宝箱の中身から手に入る。
火力面ではオーディンやリヴァイアサンには劣るものの魔法防御を無視してダメージを与えられる。
FF7リメイク
チャドリーの「バトルレポート」を1~19まですべてクリアすると戦える。VRでの戦闘のため本物ではないが、クリアすると召喚獣バハムートのマテリアが手に入り呼び出せるようになる。
リメイク前の性能はどこへ行ったのやら最強クラスの性能を誇るように。
戦闘では隙の無い圧倒的な手数で責め立てて来るが「ヘビーストライク」「メガフレア」以外はカウンター出来る。こちらから仕掛けるよりも反撃している方がダメージは高くなる。カウンターの重要さがよく分かるバトルとなる。
FF4を彷彿させるカウントダウンを開始し0になるとメガフレアを撃って来る。まず即死するので今度は全力で攻撃してカウントダウンを止めよう。
更に神羅バトルシミュレーター「ランク☆7トップシークレッツ」にて3体目の敵として出現。難易度がハード限定のため上記の物より凶悪になっている。
FF8
ガーディアン・フォースの王と呼ばれる存在。スコール・レオンハートには「偉大なるG・F……バハムート」と呼ばれていることから有名な存在のようだ。逆にバハムートは自分たちG・Fを戦力として利用する人間を恐れている。
飛空艇ラグナロク入手後、マップの左下、海のど真ん中にある海洋探査人工島にいる。バラム・ガーデンで近づくことも出来るが内部には入れない(上陸出来ない)。
内部に入るとまずはバハムートが潜んでいる装置に近付くことが目的となる。ただし装置から光と音が出ていないタイミングで移動しないと強制的に戦闘になってしまう(いわゆる「だるまさんが転んだ」)。
装置に近付くとバハムートからの質問を受ける。
1問目は1つしか選択肢がないので迷わず選ぼう。
2問目は下の選択肢を選ばないと外に戻されてしまう。
3問目は選択肢が2つしかないように見えるがどれも罠。一番下に第3の選択肢があるのでそれを選ばないとルブルムドラゴンと戦わされ続ける。
全ての問いに答えると興味を持ったバハムートが現れ直接対決となる。
物理攻撃が非常に強いため脅威だが暗闇が通用する。後はメガフレアやサンダガなど魔法しか使ってこないのでシェルなりリフレクなりで対策しよう。
隠しボスの1種であるが低レベルかつ武器改造やジャンクションをしっかりしていれば呆気なく勝ててしまう。
倒すとG.F.バハムート、バハムートのカードが手に入る。更にダンジョンの更に奥である「大海のよどみへ」の道が開く。
FF9
終盤で手に入る召喚獣として登場。戦闘はない。
本来はガーネット・ティル・アレクサンドロス17世の体内に宿っていたが、双子の魔導士ゾーン&ソーンによって抜き取られてしまう。以後はブラネによって使役される。
DISC2のラストではクジャに対してブラネが呼び出すも、インビンシブルの力によって魂を抜き取られたことで傀儡にされてしまう。直後、圧倒的な力でブラネたちを蹂躙した。
召喚獣を悪用して各国に侵攻したブラネは、召喚獣によって引導を渡されることとなった。
その後はクジャによって使役されDISC3の序盤でアレクサンドリアを襲撃。しかしガーネットとエーコが召喚した最強の召喚獣アレクサンダーによって滅ぼされた。
しかしアレクサンドリアは壊滅してしまい、ガーネットはショックのあまり言葉を失ってしまう。
だが立ち直ったガーネットは声を取り戻し、更に決意表明として断髪する。このイベントの後でベアトリクスからジタンに託されたアクセサリー「ガーネット」が彼女の手に渡る。これをガーネットに装備させることでついにバハムートを取り戻すことが出来る。
終盤に手に入るだけあって高い攻撃力を持つが最強の召喚獣の座はアークに取られてしまっている。
ただしアークは耐性持ちが多い闇属性攻撃であり、バハムートは無属性攻撃である。このためアークが完全上位互換というわけではない。
こうして見るとガーネットはバハムートとの関わりが深いことが分かる。
ちなみにチョコボの育成を進めていればウイユベール突入前にガーネットが手に入る。早い段階でバハムートを習得出来てしまう。
FF10
バハムートの祈り子の姿として登場。ストーリーにおいて非常に重大な存在となる。
FF12
ラストダンジョン“空中要塞バハムート”として登場。一度突入すると引き返すことが出来なくなるため、突入前にセーブを推奨される。また内部ではセーブが出来ない。
道中の敵は無視して突破すればかなりの時短となる。
FF13
パーティメンバーの一人であるヲルバ=ユン・ファングの召喚獣として登場。第10章以降で使用可能。
FF13-2
最後のバトルで3種のバハムートと戦う。
FF14 / 新生エオルゼア
召喚獣に当たる存在「蛮神」として登場する。
→詳しくはバハムート(FF14)を参照の事。
FF15
剣神バハムート名義で登場。もはや竜には見えない顔をしているのが特徴(参照)。
FF16
登場人物の一人であるディオン・ルサージュがバハムートのドミナントとなっている。
バハムートの亜種
FF以外のスクウェア、スクエニ作品でのバハムート
FF以外のスクウェア作品にも登場する。『バハムートラグーン』ではタイトルにもなり、
作中でも神竜の一体として重要な役回りを演じる。神竜の召喚魔法を使うキャラがいるパーティを担当するドラゴンが「うにうに」種になっていると、
バハムート召喚時に「バハムーチョ」になる。このバハムーチョは半熟英雄にも登場する。
『キングダムハーツ』にも同名の武器が登場する。使用者はシグバール。
『ロードオブヴァーミリオン』でも魔種の大型使い魔として初代から登場している。→バハムート(LoV)
余談
なお、ファイナルファンタジーシリーズにおいてはバハムートとベヒーモスは別のものとして扱われている。
ちなみに、ファイナルファンタジー7とその派生作品群「COMPILATION of FINAL FANTASY VII」にはバハムートの亜種が登場している。
関連イラスト
関連タグ
クジャタ→同じくFFシリーズでの召喚獣であり、バハムートとの伝承上の関連がある。