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怪獣の国で勉強が大っ嫌いの子供怪獣・タイショー君が

お父さんにお仕置きされて地球に飛ばされます。

またまた勉強が大の苦手でガキ大将の宮坂君(通称・怪獣君)

そしてひょんな事から怪獣君がタイショーを助け、

その代わり宿題をやらせますが…さてどんな事になるやら?

さぁ、みんなで見よう「ウルトラマンレオ」!!

ウルトラ兄弟永遠の誓い本話飛べ!レオ兄弟宇宙基地を救え!

登場怪獣

わんぱく怪獣タイショー

STORY

?「助けてくれよ〜これからはちゃんと勉強するから許してくれよ〜!」

ナレーション「ある日、遠い宇宙の彼方から不思議なツボが飛んで来た。ツボからは不思議な声がしていた…」

(場面転換)

その頃、町の工業地帯にある広場ではトオルとクラスメイトの宮坂君が言い争いをしていた。宮坂はススキを手にトオルを突く。

宮坂「何だトオルその目つきは、俺に文句あるのか?」

トオル「怪獣君、ここは僕達が先に来て遊んでたんだぜ!」

宮坂「怪獣君?俺は怪獣君なんかじゃない!宮坂君と呼べ!」

トオル「じゃ、宮坂君!」

宮坂「この世は強い者が勝つんだ」

トオル「今日の宿題の事は教えてやらないから」

宮坂「何だって!?」

それまで強気に出ていた宮坂は途端に弱気に。トオルはわざとらしく皆に「早く帰って宿題やろう」と呼びかけ行ってしまった。取り巻きの少年はトオルに宿題を教えてもらってたのかと呆れるが、当の宮坂は冗談言うなと否定。取り巻きもそれでこそ宮坂君だと褒める。

すると不自然な軌道と共にあのツボが近くの砂利山に落下。トオルは爆弾だと思って叫び、子供達は一斉にその場に突っ伏して震える。

宮坂「怖いよ、ママ助けて…」

トオルが落下地点を見ると、そこから謎の突起物が出ているのを発見。怯えるカオルを安心させようと落下地点を調べてみると、そこにはツボが埋まっていた。子供達は群がってツボを見るが、彼らを乱暴に掻き分けて宮坂が割り込み、自分の砦に落ちてきたものは自分のものだとトオルからツボを奪ってしまった。

カオルが文句を言っても宮坂は「女の癖に生意気だ、処刑だ」と聞く耳を持たない。宮坂は意気揚々とツボを持ち帰ってしまった。

(場面転換)

帰って宿題をする宮坂だが、問題は難しく中々解けない。彼は悪戦苦闘する内に嫌気が刺し、ベッドに寝転んで気晴らしに歌を歌い始める。

宮坂「チキショーめ、どうして学校の勉強ってものは難しいんだ!あ〜、戦うー、戦うー、ウルトラマン、レオー!」

しかし歌声が下の階の母に聞かれてしまい、ちゃんと勉強してるのかと言われた宮坂は仕方なく机に戻る。すると、飾ってあったツボが揺れ始め、中から助けを求める声が…床に落ちたツボを恐る恐る覗き込むと、中には怪獣が!

宮坂「おい、お前は誰だ!?」

タイショー「俺は、タイショーだ!」

宮坂「何!?」

タイショー「頼むからさ、この青いボタンをくるっと回してくれ!そうすれば出られんだよ!」

宮坂「冗談言うな、お前は怪獣だろ?こっから出たら俺を食べちゃうつもりなんだろ!」

タイショー「頼むよ、俺はそんな悪い奴とは違うんだよ!何でもするからさ、助けてくれよ!な、頼む!」

宮坂「何でもか?」

タイショー「うん!」

机の方を見て少し考え込む宮坂。そして…

宮坂「…おいタイショー、俺の宿題やってくれるか!?」

タイショー「やるよ、やるよっ何でもやるよ!」

宮坂「よーし、男と男の約束だぞ!」

タイショー「うん!」

宮坂が青…というより緑のボタンを回すと、ツボの中から煙が。そして光と共にタイショーが部屋の中に出現した。

ツボの中ですっかり固まってしまった関節を伸ばすタイショーに、宮坂は早く宿題をやるようせがむ。少し休みたいと主張するタイショーだったが、宮坂に無理矢理机の前まで連れて行かれ、座らせられる。問題に目を通したタイショーは問題の難しさに弱気になる。不安になった宮坂に何年生か聞かれたタイショーは「怪獣小学校の4年生」だと答え、自分と同じであることに安心した宮坂は再度宿題をやるように迫るが、タイショーは「算数は苦手」「元々は君の宿題なんだぞ」と言い張って宿題をやりたがらない。それ所か自分が怪獣の癖に宮坂を「お前は怪獣みたいな奴だな」と言う始末。怒った宮坂が「俺は宮坂黒彦だ!」と自己紹介しながらタイショーを怒鳴りつけていると、下から騒ぎを聞いた母親の声が。

慌てた宮坂は「ママゴンが来る」と言ってタイショーを隠そうとするが、テーブルの下も机の下も布団の中もどれもタイショーのサイズに合わず断念。どうしようか途方に暮れかけていると、タイショーは赤いボタンを回せばまたツボに戻れる事を教える。その通りに赤いボタンを回すと、タイショーは目を光らせて忽ちツボに吸い込まれ消えた。

すぐに机に戻って勉強しているフリをする宮坂。ジュースを持ってきた母は息子が勉強のし過ぎでどうにかなったのでは、と心配する。そうかもしれない、と返す宮坂の調子の良さにタイショーが膨れていると、はずみでクシャミをしてしまう。それを息子のものだと勘違いした母は風邪でも引いたのかとまた心配するが、今度は宮坂も何でもないと誤魔化して母が部屋から出て行くのを待つのだった。

(場面転換)

翌日、学校。他クラスが外で体操する中、宮坂やトオルのクラスは昨日の宿題の答え合わせをしていた。どうやって持ち込んだのか、宮坂の机の下にはあのツボが。宿題をやってきたか尋ねる先生に元気よく答える一同。まず問題1の0.6×7が分かった人に挙手を求める先生に、宮坂は元気よく手を挙げる。トオルが自分の助け無しで宿題を解いたのかと目を見張る中、宮坂は答えを発表したのだが…

宮坂「28です!」

一同「違いまーす!!」

どう考えても有り得ない間違いをやらかし大恥をかく宮坂。次に答えたトオルは見事に4.2だと当てて見せ、自慢げな顔で宮坂を見下ろす。間違えてしまった事にツボの中で頭を抱えるタイショー。怒った宮坂は足でツボを揺らした。

2番も自信満々に126だと答えた宮坂だったが見事に不正解。散々恥をかかされて頭に来た宮坂は足でツボを掴んで滅茶滅茶に揺らしまくる。タイショーはオシッコが出てしまうと言うがそんな事では宮坂は耳を貸さない。

あまりの間違え様にページを間違えたのかと言う先生。一生懸命やったのにと残念がる宮坂だが、突如机の下から異臭が。見れば湯気が立ち上り、そこには水溜りが。もう一度問題をやる様にと近づいてきた先生がその水溜まりを踏んでしまう。

ツボの水を溢してしまったと何とか誤魔化す宮坂に、先生はすぐ拭くよう言いつける。雑巾でタイショーの小便を吹いた宮坂は、お仕置きにツボの中へ絞った小便を入れてタイショーを折檻した。

(場面転換)

帰宅した宮坂はタイショーを正座させ、棒で床をどついて迫る。

宮坂「おいタイショー、昨夜本気で俺の宿題をやってくれたのか?」

タイショー「ハイハイ、そりゃもう全力を尽くしてやりましたよ?」

宮坂「嘘をつけ、全部間違っていたじゃないか!お陰で俺はどんなに恥をかいた事か…」

タイショー「叱ってましたよね…だから言ったじゃないか、俺は算数が苦手なんだって!」

宮坂「お前って奴は、どんなに頭が悪い奴だ!」

タイショー「俺も真面目にやっとけば良かったね」

宮坂「今更言っても遅いよ!あ〜あ、もう一度あの問題やらなくちゃならないんだぞ?弱ったな、お前一体地球に何しに来たんだよ?」

タイショー「え〜あの、学校サボって、遊んでばっかりいたら、お父さんがあの、お尻ペンペン、お仕置きなんだよ!もうヤダ〜、あ〜ヤダ〜!」

宮坂「あ〜あ、それじゃ頭が悪い筈だよな〜…困ったな、何とかならないかな?学校がなくなっちゃえばいいのになぁ」

タイショー「え!?あっ、学校がなくなればいいのかい?」

宮坂「そんな事出来るわけないだろ!」

タイショー「大丈夫なんだよ!俺に任せといてくれよ、な?俺ね、勉強は苦手なんだけど腕には自信があるんだよ!それにね、大〜きくもかれるしね!行こう、な!」

宮坂「うん!」

(Aパート終了)

巨大化したタイショーは、校庭で準備体操を始めた。

タイショー「1、2、5、6…」

宮坂はその大きさに感心していたが、タイショーが地面を踏み鳴らすので転んでしまう。タイショーは腕に力を漲らせ、筋肉を膨らませる。

タイショー「さ、ボチボチ取り掛かるとするかね、怪獣君?」

宮坂「俺は宮坂、宮坂だよ!」

タイショー「怪獣君でいいんだ!」

宮坂「でっかい事いい事にしやがって、助けて貰った事も忘れやがって…早くやってくれよ!」

タイショー「おう、これかい?」

早速学校を壊しにかかるタイショー。しかし、校舎は思った以上に頑丈であり中々壊れない。首を傾げてタイショーが校舎を見回していると、間違って別の建物を踏み潰し、足元から火が上がる。

とうとう怒ったタイショーは校舎に飛びかかり、これには流石の校舎も音を立てて崩れ始めた。宮坂が声援を飛ばす中、タイショーは一階の教室を蹴り壊した。

だが、そこへマッキー2号と3号が飛来。その中には佐藤と白土が搭乗しており、佐藤の指令で攻撃が開始された。

宮坂はMACなんか怖くないと激励するが、当のタイショーは怖がったのか体を屈め、校舎に頭を突っ込んで隠れようとする。しかし体が入らず、隠れるのを諦めたタイショーは腹いせに校舎を蹴り壊し、タイミングを合わせて向かいくるマッキー2機を叩き落とした。そこへマックロディーに乗って現れたのは、今回ようやく登場の我らが主人公・おおとりゲンであった。学校やマッキーを壊したタイショーへの怒りか、はたまた今まで出番がなかったからかすっかりご立腹のゲン。

タイショー「うわ〜い、やったやったい!俺は強いな、ウフハハ…」

ゲン「もう許さないぞ…レオーッ!!」

レオの出現に焦る宮坂。レオは学校を破壊するのに夢中で自身の登場に気付かないタイショーに後ろから迫り、肩を叩く。タイショーは忙しいんだと手を払い除けるが、再度肩を叩かれ振り向いてみれば、そこにいたレオにびっくり。誰だと困惑するタイショーに、宮坂は自信があるならそいつもやっつけろと指示する。

かくしてタイショーとレオの対決が始まったが、それは戦いとは到底呼べない有様。まず向かい来るタイショーをレオが蹴倒し、再度突撃するタイショーをレオが足払いで倒す。背中を向けたまま突進するタイショーをレオはまたもキックで倒し、逆エビで攻めたてる。そして技を解いたレオは悠然と立ちはだかり、立ち上がったタイショーはレオに蹴りを入れるがレオはびくともしない所か、蹴った側のタイショーが足を痛めてしまう始末。そこでタイショーは空を指差し、レオが気を取られた隙に足を掴んで騙し討ちを行う。が、レオを中々転ばせないでいるとレオのチョップがタイショーの首筋に炸裂。ぶっ倒れたタイショーにレオの回転ヒップアタックが追い打ちをかけ、続けてレオはヘッドロックでタイショーをぶん回した後、どこかへ去った。

レオに手も足も出ず一方的なワンサイドゲームで敗れたタイショーに呆れ返る宮坂。しかし目的だった学校の破壊は完遂したので、ツボの赤いボタンを回してタイショーを回収。疲れ果てたタイショーをツボに入れて家へ帰る宮坂だが、ツボからはまた水が滴れる。怒った宮坂は服を脱いでタンクトップだけになり、水道の水を流し込んでハタキをツボに突っ込み、タイショーを折檻。濡れたツボを窓辺に吊るしてしまった。

宮坂「オシッコばかり漏らしやがって、この赤ん坊め!」

タイショー「やめろ、赤ん坊じゃないよ!」

宮坂「少し日にでもあたってろ!もう」

タイショー「宮坂君、さっきの怪獣はなんて奴だい?」

宮坂「ウルトラマンレオさ!」

タイショー「あれが、噂のレオかぁ〜」

(場面転換)

一方MAC基地。ゲンは怪獣を逃してしまった事でダンに叱られていた。

ダン「お前がついていながら逃がしてしまうとはどういう事だ」

ゲン「スッと消えちゃったんです」

ダン「何がスッとだ!しかし良かった、あれで学校に生徒でもいる時間だったら大変な事になっていたぞ」

ゲン「どうして誰もいない学校を壊そうとしたんでしょうね?」

ダン「何を言ってるんだ…小学校は休みになった、その間になんとか早く怪獣を見つけ出すんだ」

ゲン「はい!」

(場面転換)

その頃町では、宮坂やその取り巻きらが集まっていた。宿題がなくなると案外つまらないものだと嘆く宮坂。仲間に謎々や知恵の輪でもやろうかと提案されるも、頭を使うのは嫌だと一蹴。別の仲間の怪獣ごっこをやろうという意見を採用し、宮坂は仲間達にレオの役を自分がやるからMAC隊員の準備をしておくように言い、各々帰っていった。

そして帰った宮坂はタイショーに怪獣役をやるように言う。元々自分は怪獣だと困惑するタイショーに、本物ではなくぬいぐるみのフリをするよう言いつける宮坂。しかしタイショーはレオにこっぴどく負けた経験からか、すっかり自信を失くしていた。だが宮坂は怖くなんかないと言って無理矢理タイショーを駆り出してしまう。

そしてレオの変身エフェクトと共にレオ…のお面と服を身につけた宮坂が登場。MACのヘルメットをつけた仲間と共にタイショーを袋叩きにする。

だがタイショーは当然嫌がり、自分は本物なんだと口走るが誰も聞き入れない。

それを草葉の陰で見ていたトオルはタイショーが本物である事を察知。カオルと共に近くの道路を走るマックロディーを止め、乗っていたゲンと佐藤に怪獣が現れたと伝えた。

一方タイショーは宮坂達から逃走。逃げる内に洗車中の男性のホースに足を取られ、驚いた男性から水をぶっかけられた。

驚く子供や大人を押し退けて逃げている内に、本物のMACが出現。それに気付いたタイショーは増して大慌てで逃走。

次は子供をあやす親子に遭遇したタイショー。驚いた少女が乳母車を離してしまう。タイショーもそれに誤って乗っかってしまい、下り坂を勢いよく滑り落ちて行った。この騒動に宮坂は頭を抱えてしまう。

そこへ白土や梶田ら応援の隊員まで駆けつけ、タイショーを追跡。タイショーは乳母車が壁に激突した弾みで近くの八百屋に落下し、段ボールに積まれた野菜を辺り一面に落としてしまう。

怪獣の出現に商店街は大混乱。タイショーは自転車で出前を運んでいた蕎麦屋から蕎麦をひったくり、その場で食べてしまう。その内にMACが追いついたため、慌てて逃げ込んだのは銭湯。

タイショー「時間ですよ〜っ!」

店内から驚いた客達があれよあれよと飛び出して来た。タイショーはMACから逃れるべく、煙突を登り始める。

だがそんな事をすれば当然、却って目立ってしまい結局佐藤に見つかってしまう。ゲンら4人はマックガンで発砲し、タイショーは蜂の巣に。

タイショー「うわ〜ん、お母さーん!ちゃんと学校行くから許してよ!勉強するから許してくれよぉ!」

ゲン「そうか、あの怪獣はお仕置きされてたんだ…!」

宮坂はタイショーを助けるべくツボのボタンを回すが、ボタンは取れて壊れてしまう。

タイショー「うわーっ!そうだ、困った時はウルトラマンレオだ!レオ〜、助けて〜!家へ帰りたいんだよ〜!!」

宮坂「悪い事しちゃったな、何とかならないかな…」

やがて銃撃を受け続けた煙突は真っ二つに割れてしまい、タイショーは落下。その衝撃で巨大化してしまい、マッキー2機に追われる羽目になってしまった。

ミサイル爆撃を受け、すっかり懲りた様子のタイショー。ゲンが行くべきかどうか迷っていると、ゲンの眼前に杖が。そう、ダンがやって来たのだ。

ダン「早くあいつを送ってやれ」

ゲン「はいっ!レオーッ!!」

レオはタイショーをマッキーから庇う。白土らがどうしたのかと困惑する中、レオは手を払ってマッキー2機を追い払った。

タイショーはレオに縋りつき、土下座までしてレオにお願いする。レオはそれに優しく頷きタイショーを撫でてやると、タイショーを背中に乗せて飛び立った。宮坂はツボを掲げ、タイショーに呼びかける。

宮坂「おーいタイショー!帰ったら、一生懸命勉強して、怪獣小学校の優等生になるんだぞー!!」

タイショー「うん!怪獣君もなー!」

宮坂「タイショー、オシッコ漏らすなよー!」

タイショー「へっ!ウフフ…!」

短い間だったが、2人の間には確かな友情があった。トオルらや宮坂の取り巻き、そしてダンも笑顔でタイショーを見送る。

宇宙空間に出たレオはタイショーを背中から下ろし、両手に抱えて星々の彼方へ飛び去っていった。

ナレーション「こうして、怪獣タイショーは自分の星へ帰っていった。でも、タイショーと怪獣君はこれからちゃんと勉強するかどうか…心配だなぁ」

(場面転換)

宮坂の部屋の前に貼り付けられた、1枚の張り紙。そこには「ただ今勉強中 "入る時はノックする事"」と書かれていた。

中では鉢巻を巻いた宮坂が勉強に精を出していたが、鉛筆を転がして答えを解くなど成果はあまり出ていない模様。7.9×5の簡単な問題にも苦労していた。プリントも何度も消した跡があり、擦り切れていた。

宮坂「あーあ、タイショーの頭がもう少し良かったならな、こんな事にならなかったのにな…」

そこへノックの音が。より一生懸命取り組むように振る舞う宮坂に、母があのツボに花を入れてやって来た。

母「黒彦ちゃん、喜びなさい!明日からね、家庭教師の先生が来てくれることになったのよ!お前の拾ってきたツボ、丁度いい花瓶になったわね!しっかり勉強しといて損はないわよ、頑張ってね!」

宮坂「うん!」

母が部屋を出て行くと、宮坂はツボを見つめ、タイショーを思い出す。

そして花を抜き取ると、窓を開けてツボの中の水を全部捨ててしまった。その下には、丁度マックロディーから降りてきたゲンの姿が…

しかしらそんな事はお構いなしに宮坂はツボに擦り付き、空を見上げてタイショーに呼びかける。

宮坂「おぉい、タイショー…元気か?おい、タイショー、元気か!」

ずぶ濡れのゲンは微笑むが、キッと険しい顔になって呼びかける。

ゲン「宮坂君っ!!」

宮坂「宮坂君?いいんだよ俺は怪獣君で!ガーッ!!!」

余談

『レオ』では最後となるギャグ回。また、怪獣が倒されなかったのもこの回が本編中最後となる。

劇中宮坂君が歌っているのは「戦え!ウルトラマンレオ」であり、劇中にもOPが存在する事が示唆されている。

この回に登場した松丸先生役は『帰ってきたウルトラマン』に登場したMAT丘ユリ子隊員役の桂木美加女史がゲスト出演している。ちなみに前回は郷秀樹役の団次郎氏がゲスト出演している。また、宮坂黒彦役の斉藤健夫氏は前作『ウルトラマンタロウ』第14話でもゲスト出演しているが、『タロウ』にゲスト出演した時と声が異なっている。おそらく変声期で声が変わったと思われる。

タイショー声を担当した白石冬美女史は今作でウルトラシリーズ初出演だが、2019年3月26日に死去したため、今作で最初で最後の特撮出演である。また、白石女史が出演していた人気アニメ『巨人の星』では星明子が有名であるが、父親の星一徹役を演じた加藤精三氏は初代メフィラス星人、弟の星飛雄馬役を演じた古谷徹氏はウルトラマンスコットの声を演じている。

本話で学校が破壊されたが、後の第40話にてまた壊される事になる。

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