概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場はTCドラえもんプラス第3巻収録「きもだめしめがね」。
サングラス型の道具でこれをかけると目に映る景色が薄暗く不気味な状況に変わり、さらに周りの人間が全て妖怪になって見えるようになる。
元々恐ろしいものを見た場合は、かけた本人が最も恐れるものに見える。劇中ではオバケが平気なジャイアンに対して、ドラえもんと野比のび太と骨川スネ夫の3人がオバケのマスクを被って近寄ったところ、ジャイアンの母ちゃんになって映り、ジャイアンを怖がらせた。
アニメにおける相違点
1987年版
7月24日に「きもだめしメガネ」のサブタイトルで放送。
・原作では未登場の源静香と野比玉子も登場し、しずかはジャイアン脅かし役として参加
2018年版
7月20日に放送。
・こちらでもしずかは登場し、きもだめしめがね着用中のスネ夫から、ろくろ首と思われ、スネ夫がバケモノと発言したことから、スネ夫を引っ叩いている
・スネ夫の失格に繋がったカッパ似の男性の気にしているあだ名がデブカッパからマンマルカッパに変更
・原作では3人の母ちゃんに驚愕するジャイアンで幕引きとなったがこちらは逃走中に塀にぶつかったショックで気絶し、きもだめしめがねが壊れて失格となる続きが描かれての幕引きとなる
関連道具
- オーバーオーバー
赤い長袖のジャケットのようなひみつ道具。初登場はTCドラえもん第13巻収録「オーバーオーバー」。
これを着用している間は、何でもないものでもオーバーに見えてしまい、小さな犬がライオンに見えたり、ダンプカーが恐竜に変換されたりする。
- スリルグラス
同じくメガネ状のひみつ道具。こちらはザ・ドラえもんズに登場する開発中の道具。
これをかけていると、安全なものが危険に見えて逆に危険なものが安全に見える。
これにより、ドラえもんは小さなクモの巣やクモが恐ろしい怪物に見え、溶鉱炉の上の細いパイプをお気楽に渡る羽目になった。
- おおげさカメラ
カメラ型のひみつ道具。こちらは写真と言う形で視覚的に地味なものがおおげさな描写になる。
三輪車に乗っている状態が写真ではバイクに乗ってる状態なったり、ただ転んだだけの状態が写真では大怪我に変換されたりと、相手には視覚的に楽しませたり戦慄を与えると言った印象を受ける。