概要
クールタイプの19歳同士による組み合わせ。
ともに長い黒髪を持つ美人で、以下の通り、プロフィール上の体格も近い。
性格面でも似通ったところがある。詩織が散歩、文香が読書を趣味としているだけに、物思いにふける内向的な一面があり、時としてポエムのような台詞を語りかけてくるのも共通項。
また、両者とも運動が苦手。詩織は海が好きなのにカナヅチという難儀な体質。文香も『シンデレラガールズ劇場』354話にて海で溺れかけている。
2019年から漫画『シンデレラガールズ劇場』をきっかけに2人の関係性が掘り下げられるようになった。
ひょんなことからお互い呼び捨てで呼び合う仲となったが、基本的にこの2人は仲の良い人も含めて誰に題しても「~さん」「~ちゃん」付けをする言葉遣いが丁寧なキャラクターであるため、この例外的な呼び捨てはユーザーに大きな衝撃を与えた。
(参考:ニコニコ大百科の呼称表)
シンデレラガールズ劇場
2019年3月18日更新の第1260話「シオリの生んだ物語」で初共演。文香のSR[ブライトメモリーズ]に関連した内容。
文香が事務所の近くにある喫茶店で書き物をしていたところ、風で栞が飛ばされてしまう。
「あっ…栞!」と文香が目をやった先に、偶然にも瀬名詩織と沢田麻理菜が入店してくる。
自分が呼ばれたと勘違いして「はい…?」と困惑する詩織。
- 麻理菜「何時の間にか呼び捨ての仲だったんだ?」
- 詩織「えっと…そう…かも…?」
慌てて誤解を解こうとする文香だったが、語彙力を失って「風でしおり…あのっ紙っ!」としどろもどろになってしまう。
結局どうにか言葉は通じて、「おない年ですし別にそう呼んでくださってもいいですよ♪」と詩織から了解を得るも、後日文香はこの件を恥ずかしそうに日記に綴るのだった。
2019年5月16日更新の第1292話「想いを文に変える場所」は、詩織のR[潮風の便り]に関連した内容。
両親に手紙で近況報告をしたいが、いい文章が浮かばない詩織。ちょうど事務所にいた文香に相談すると、「環境を変えてみては…」と助言を受ける。
- 文香「私が日記を喫茶店で書く時があるように…詩織もどこか想いが自然と出る場所に出かけては…」
- 詩織「あ…いい考えかも…! 文香に聞いてよかったわ 早速試してみるわね…♪」
2人が言葉をつむぐあまりの清い空間に気圧され、屋上から来た片桐早苗は己の馬鹿話を封印するのだった。
この回で、先述の「そう呼んでくださってもいいですよ♪」が実現していることが判明。先述の通り、文香も詩織も、友人でさえ呼び捨てにすることは全くと言っていいほどなく、この呼び合いはとても珍しい。
サマーバケーションログインキャンペーン
2019年7月27日から8月11日まで『スターライトステージ』で開催された「サマーバケーションログインキャンペーン」で、ログイン画面に詩織と文香の画像が採用された。
画像はそれぞれのSSRである[想いは深く、歌声は遠く]と[潮風の一頁]の特訓後を並べたもの。
デレぽ
『スターライトステージ』で展開されている擬似SNS「デレぽ」では、2019年8月30日に初めて交流した。海が好きな詩織だけに、夏の終わり、季節の変わり目について触れている。
- 詩織「夏が終わって、季節がまたひとつ、巡りますね。」
- 文香「四季折々の風情が、見える景色を飾ってくれます。次の彩りを、楽しみましょう。」
10月11日には「事務所で名前の勘違いが多い」という藤居朋の指摘から話が広がって、『劇場』1260話での出会いを回想している。
- 詩織「名前でドキッとしてしまう経験、多いほうよね。海ちゃんも、私も。」
- 文香「音の偶然は、日常にふとしたドラマをもたらすこともあります。言葉がくれた贈り物…かもしれません。」
- 詩織「ふふ、そうね。」
12月7日にはプライベートで読書会を行ったことを匂わせている。
- 詩織「読書は物語だけでなく、感想を語り合えるところが素敵ですね。」
- 文香「楽しかったです(緒方智絵里のスタンプ)」
2020年5月16日には、浅野風香が文香と本の帯に推薦文を寄稿したという書き込みに、詩織たちが反応している。
- 詩織「ふたりのオススメなら興味があるわ。本屋さんによってみるわね。」
ほか、ケータイ小説が好きな衛藤美紗希、読書(ミステリー)が趣味の橘ありすも反応し、「事務所に読書ブームが来るかもしれませんわね♪」と櫻井桃華が結んでいる。
2021年1月14日には、事務所で栞を拾った詩織が「デレぽ」を使って持ち主を探すという一幕
が見られた。
- 詩織「事務所で栞を見つけたんだけど、もしかして文香のものかしら?」
- 文香「いえ、特に落としたものはないかと…? 他の人の物ではないでしょうか。」
- 詩織「そう、ありがとう。綺麗な栞だから、持ち主を探してみるわね」
その後、いろいろな人に話しかけて回った詩織は、その日の午後に落とし主である氏家むつみの元にたどり着いたのだった。
- 詩織「とても小さな、けれどとても楽しい…そんな冒険のお話になりました。誰かと話すのは、いいですね。」
ぷちエール
2019年8月31日からの『スターライトステージ』のイベント「Live Carnival」で、2人がイベントを応援する「ぷちエール」として登板した。
- 文香「会場全体が、お祭り騒ぎで……私もこの熱気に、浮かされてしまいそうです。」
- 詩織「それはとても、素敵なことだと思うわ。心の赴くままに……私たちも、楽しみましょう♪」
デレマスチャンネル
2019年12月24日に配信された「デレマスチャンネル 2nd season」では文香がパーソナリティを務めたが、その中で詩織からの手紙を読み上げるという一幕があった。以下は手紙の全文。
- 『親愛なる文香へ。デレマスチャンネルへのご出演、おめでとうございます。』
- 『改めて文をしたためるのは面映いものですが、以前教わったように想いが自然と流れる場所、海の見える喫茶店に来てみました。』
- 『とても心の落ち着く場所なので、日記を書くのにも適していると思います。そして、お喋りにもぴったりです』
- 『麻理菜さんも誘って、また三人でお話に花を咲かせたいですね。』
- 『かけがえのない友人として、これからも頼りにしています。メリークリスマス……詩織より』
読み終えた文香は感慨に浸った後、詩織や麻理菜と付き合いが続いていること、詩織の行き着けの帽子屋に連れて行ってもらったことなど、思い出を語った。
白波便り
2020年1月22日からのイベント「第39回アイドルLIVEロワイヤル」で、デュオユニット【白波便り】を組んで登場した。
ここでは『劇場』1292話からの流れを踏まえ、手紙に関するトークを交わしている。
- 文香「…皆さんに質問です。最後に手紙を書いたのは、いつですか?」
- 詩織「最近は、あまり書くこともないですよね。それでも、やっぱり…」
- 文香「…伝えたい想いがある時は」
- 詩織「筆を執るのがお勧めです」
また、「デレマスチャンネル」で詩織が書いた手紙について文香がお礼を述べている。
- 文香「詩織、お手紙ありがとうございました。嬉しかったです…とても」
- 詩織「ふふ、良かった…気恥ずかしくても、書いた甲斐がありました」
Blue Mirage
2020年7月31日からのイベント「夜空彩る夏花火 ドリームLIVEフェスティバル(第55回)」では、詩織、文香に加え速水奏、高峯のあを交えたカルテット【Blue Mirage】が登場した。
先述の【白波便り】と、奏・のあによる【Night Sky Light】が合流したようなユニットで、「花火が打ちあがる夏の海辺」を舞台とした同イベントのコンセプトに沿っている。
- 文香「…海は、多くの人が思いを馳せる場。私たちも、そのひとりです」
文香がそう語るように、海を前にして詩的な物思いに耽るアイドルの集いである。
- 奏「昼中にあった砂の城も、とっくに波に攫われてしまったわね」
- 詩織「夜の海は、昼と違って…人を寄る辺なくさせるものですね…」