概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場回はTC22巻収録「しつけキャンディー」。
瓶に詰まったキャンディで、これを舐めて迷信やことわざを言うと、それらが現実になる。ただしキャンディの効果は一定時間(推定数十分~数時間)で無くなる。ドラえもん曰く「本来は幼児教育に使う道具」であるらしい。
効果は非常に強力で、人間を牛に変化させたり、架空の存在であるはずの閻魔大王を出現させることが出来てしまうほど。それだけでなく、その場で独自に生み出した迷信でも実現させることが可能。実際にのび太はこれを食べて「テレビを見るのを邪魔するとネズミが出る」と言った際、本当にネズミが出現した。
作中ではスネ夫の父親の祖母(スネ夫の曾祖母)が迷信を言った際、彼女を笑いながら馬鹿にしたスネ夫や彼の母親を懲らしめるためにドラえもんが取り出し、スネ夫の曾祖母にキャンディを食べさせた。その後は彼女が言った迷信が次々に現実となり、スネ夫や母親は酷い目に遭った。
水田わさび版アニメでは原作以上にとんでもない事態に陥っており、2012年版「しつけキャンディー」ではスネ夫の曾祖母が「嘘をつくと地獄に落ちる」と言った際、スネ夫と母親が地獄に落とされてしまい、ドラえもんとのび太は彼等を救うために自ら嘘を言い、地獄まで助けに向かうという展開になっている。