概要
2024年4月20日放送「たけのこ型テントの里」に登場。
タケノコの素を地中に埋め水をかけると、それが30分から1時間後には大きなタケノコ型のテントになっている。テントの内側の壁は剥がして食べることができ、外側の皮でタケノコを包むと自動的に調理してくれる。
用が済んだテントは付属のスプレーをかけると小さくして片付けることができ、同様に付属のローラーなどを使うと外観を自分好みにペイントすることもできる。
できたタケノコ自体には地下茎もできているため、たとえ壊されてしまったとしてまた水をかければ新しく生えて来る。かける水も雨だと成長が格段に早まるが、かけすぎると成長しすぎて竹になってしまうので注意が必要である。
ストーリー
アウトドア雑誌を読んでいたパパは、ゴールデンウィークには家族でキャンプに行って最新型のテントにも泊まろうと言い出し、のび太はこれに大喜びだった。だがその時、電卓をたたきながら家計簿を付けていたママが「うちにそんな余裕あったかしら?」と聞いた為、パパは「道も混んでそうだしな」と行くのは今度にしようとパパの気が変わってしまい、のび太はがっかりしドラえもんに相談する。
するとドラえもんは「だったら自分達だけで行こう!」と言って、「たけのこ型テントセット」を取り出し、テントの素を庭に埋めて水をかけた。すると一時間後、先ほど埋めた所から芽が出てきて、大きなタケノコに成長していた。更にこの中に入ったドラえもんとのび太は、内側の壁を剥がして醬油を付けて試食し、しずかも誘ってあげることにした。
そしてゴールデンウィーク当日、ジャイアンとスネ夫はスネ吉が引率するもと、空いているからという理由で重い荷物を背負いながら坂道を登っていた。するとそこにドラえもん、のび太、しずかもタケコプターでやって来ていて、先に頂上に付いたドラえもん達はテントの素を育て、遅れて来たスネ夫達も最新型のエアーテントを膨らませ、のび太達に嫌みを言った後、食料の山菜や魚を取りに行ってしまった。
だがその後ドラえもん達が散歩から戻って来ると、先ほど芽を出していたタケノコは見るも無残に食い荒らされていて、スネ夫達のテントも同様に無残な状態となっていた。これに怒ったのび太、ジャイアンとスネ夫は互いがやったとものだとにらみ合うが、しずかにちょっと待つよう言われ、ドラえもんがタイムテレビで確認したところ、犯人がイノシシであることが分かり、互いに疑ってしまったことを謝罪した。
そしてスネ吉が焼いた魚を食べながらテントのことを心配するが、上記の理由からテントが作れることを聞かされ一安心する。更にイノシシ避けとして木の板に熊の絵を描き対策したが、全く通用しなかったので、タケノコの破片で時間を稼いでいる間に雲製造機を使って雨を降らせ、タケノコを急成長させ、イノシシを追い払うことができた。
これで一同はタケノコに自分好みのペイントをしたり、タケノコ料理を堪能したりして楽しい時間を過ごしたが、その真夜中に雨が降ったため、タケノコが竹まで成長してしまい、地上に降りられなくなってしまった。