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概要編集

ドラえもんカラー作品集5巻及び、藤子・F・不二雄大全集4巻に収録「ふしぎな薬(薬製造機)」に登場。


上の口から物を入れ、レバーを回すと入れた物が粉薬となってでてくる。ちなみに大山版ではくすり製造機とされた。


ストーリー編集

1月のある日、風邪を引き、ひどい咳やくしゃみをするパパママは心配するが医者は休みで引き出しにも薬がない状態だった。そんな時、ドラえもんは「薬なら作る」と言い出し、心配するのび太をよそに取り出したなんでも薬にする機械に押し入れから探し出した団扇を入れて薬を作り、よく効くと言って、パパに飲むよう勧めた。するとパパはスッキリと風邪を治して元気になり、のび太も虫取り網で作った薬で虫歯を治してもらった。


2人は薬局を開くことを閃き、家の前で店開きをする。餅の食べ過ぎで苦しいジャイアンにはパチンコ玉で作った薬を飲ませ、それは下剤だったことから、ジャイアンは尻を抑えながら駆け出して行く。


羽根つきの羽根が電線に引っかかってしまったことで相談しにきたしずかには手に持っている羽子板を貰うとそれを薬製造機に入れ、それで作った薬を飲んだしずかは背中に羽根が生え、無事に羽根つきの羽を回収することが出来た。今度は羽子板を返して欲しいと言われた為、すごろくの「振りだしに戻る」の部分を切り取った薬を飲ませたことでしずかの口から羽子板が出てくる形で元に戻るのだった。


今度は顔つきを悪くして、落ち込んだ男性がやって来て、訳を聞くとただ何となくつまらなくて、どうせ、今年もろくな年じゃないだろうとのことだった。これにドラえもんは「明るい気持ちでいれば良いことがある」と主張し、電球で作った薬を勧めたがそれは髪の毛が抜けて、電球のように光り出すというものだった。


慌てて、タワシで毛生え薬を作ったものの男性は諦めて帰りだしてしまい、ドラえもんとのび太は急遽新しい薬を作って男性を追いかけた。するとその薬を飲んだ男性はいきなり大声で笑い出し、ドラえもんは下駄と靴で笑い薬を作ったことをのび太に明かした。


アニメにおける原作との主な相違点編集

大山版は1981年9月1日に水田版は2025年1月25日にそれぞれ放送している。


1981年版編集

  • サブタイトルがくすり製造機に変更
  • のび太が部屋に帰ってきたとき、ドラえもんは呑気にどら焼きを食べていて、のび太にもこれを勧めたが訳を聞かされ、機械を出した。
  • ドラえもんは虫取り網も押し入れから出していて、この中にはドラえもんの人形も入っており、ふりだしにもどるで出て来た羽子板にもドラえもんが描かれていた。
  • 男性から訳を聞かされるとのび太は「贅沢な人だな!大人は勉強しなくたっていいし、宿題もないのに!」と怒っていて、ドラえもんも「もっともだ!」と続けていた。また、放送時期の関係で男性は何となく嫌な気持ちになっただけになっていた。
  • ドラえもんとのび太は男性を追いかけて、電球の薬を渡していて、これを飲んだ際は男性の目に星が出ていた。
  • 本編終了後のショートアニメはドラえもんがこの製造機のレバーを回していると中から医者の恰好をしたのび太が現れ、持っていた巨大な注射器を指そうとして来たのでドラえもんがびっくりして飛び跳ね会費するというものだった。

2025年版編集

  • 原作の扉絵をオマージュしたサブタイトルにはドラえもんとのび太の他にも右にのび太の両親、左にしずか、スネ夫、ジャイアンが立っていた。
  • ドラえもんは団扇から、この薬を作ったことも説明していて、パパは最初不安だったが物は試しと服用した。ちなみに団扇を材料に選んだのは「風(風邪)を吹き飛ばす」という説明も成された。
  • 虫取り網が虫歯の薬として使われたのは「虫を取る」からでこの後傘なら「晴れない」から打身に、頑固な咳には「咳取り」ということで力士、肩こりには「カタカタ叩く」ということでカスタネットが使えることが判明した。
  • ジャイアンに飲ませた薬は「プーが出る」ということから、ロボットのプラモデルが使われた。
  • しずかが取りに行った羽根は公園の木の上に引っかかっており、サイコロ薬に関しては双六の欠片薬に変更されるも羽根も木の上に戻ってしまったのでドラえもんはタケコプターで改めて、取りに行き、その際に「最初からこうすれば良かった」と愚痴ってもいる。
  • 原作では未登場のスネ夫も登場し、のび太の1点のテストで作った薬を飲ませてあげる下りが追加され「丸があった」から「温まる」ということになり、これで体が温まったスネ夫は『ドングリコングの大冒険』というゲームを買いに寒空の中列に並ぶことができた。
  • 電球の薬は壊れているものを使ったために頭が一瞬凄まじく光っただけであり、さらにゲームを買った帰りのスネ夫はその光の眩しさに目がくらんで転倒し、泣いてしまう、その後はプラスドライバーと間違えたマイナスドライバーの薬や穴だけの凧の薬でさらに気持ちが沈んでしまったり、赤い風船で明るくしようと思ったら、身体が赤くなり、風船のように膨らんで飛んで行ってしまったりした。

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