みゆづまとは、DMM.comのオンラインSLG『艦隊これくしょん』のコンビ・カップリングの一つである。
概説
吹雪型(特Ⅰ型)駆逐艦の「深雪」と、暁型(特Ⅲ型駆逐艦)の「電」によるコンビ・カップリング。
史実方面で大きな因縁を抱えており、1934年(昭和9年)訓練中に電が深雪に衝突して事故を起こし、6月29日に深雪が海没処分になったという衝撃の史実を秘めている。
このときはまだ太平洋戦争はおろか日中戦争すら開戦していなかったため、深雪は駆逐艦でありながら戦争を知らずに沈没したという、艦これ内の実装日本艦では唯一の存在でもある(一部海外艦でも当てはまるキャラクターは現在はいる)。
二次創作でも公式メディア作品でもこの衝突ネタはたびたび扱われており、大体は深雪が被害担当でボケやオチに使いまわされるという扱いが多い。だがそんな展開、深雪スペシャルと電の本気で真っ向からぶっ壊すのがこのタグである。
深雪に追加された改での母港放置ボイスには、放置ボイスで脇腹の幻痛に悩む深雪を心配する電と、それを見て気丈に振る舞ってみせる深雪の様子が窺える。少なくとも深雪側は電に恨みなどは持っていないようだ。
そもそも図鑑での説明からして深雪は衝突事故について「電」とは言わず「他の駆逐艦」と言っている。気遣い出来る優しい子なのだ。電にしても、ぷらずま等のキャラ崩壊ネタを除けば本来心優しい子である。
史実を引きずって(特に電が)「ヤマアラシのジレンマ」状態になったり、史実を克服して友好関係を築いたりと、ほろりやほっこりとさせられる作品群。それが「みゆづま」である。
深雪は戦えなかった自分の過去を引き摺らず、艦娘となり戦える今を楽しもうとする子となった。
電は深雪との過去に囚われるが故、敵さえ助けたいという慈愛を持つ子となった。
そんな二人が、今一度艦娘として出会ったら。
一緒の海で、今度こそ最後まで。
関連作品
関連タグ
- 那珂(艦隊これくしょん)
- 衝突で航行不能となった深雪を引率した。このカップリングにおけるキーキャラクターのこともある。
- 神通(艦隊これくしょん)
- 樅型駆逐艦20番艦「蕨」を衝突事故で沈めた過去(美保関事件)を持つ。
- 龍田(艦隊これくしょん)