曖昧さ回避
概要
ポケモンSVのジムリーダー兼四天王であるアオキとポケモン剣盾のジムリーダーであるカブの腐向けカップリング、及びそれを描いた作品につけるタグである。
一般向け作品との住み分けのためにpixivへの投稿の際はゲーム名、キャラクター名等のタグと合わせて使わない事を推奨。詳しくはpkmn腐のタグ付けの項へ。
ゲーム本編
両者は出演ソフトが異なりゲーム本編で顔を合わすことはない。
そのためSVが発売され1年半経っても、クロスオーバーとして二人を並べる作品がわずかに存在するのみであった。
ポケモンマスターズEX
そんな出会うはずのない二人だったが、歴代のポケモントレーナーが集結するアプリゲーム「ポケモンマスターズEX」(通称ポケマス)にて2024年6月14日~7月3日にイベント「正反対のおじさんたち」が開催され、突如共演することになる。
イベントに際し、おじさんという一般的に言えば映えないモチーフでありながら各種広報において二人はセットで大々的に取り扱われた。
- イベント予告での二人が重なったシルエットクイズ【出題時】/【解答時】
- 二人のイベントを紹介するPV
- 二人のタイトルイラスト
- 二人セットのSNSアイコンの配布(ポケマスがトレーナーを二人並べてSNSアイコンにして配布するのは恐らくこれが初めて)
- 二人とバディのポケモンたちのほのぼのとしたショートアニメ。X(旧Twitter)での投稿文は「アオキとカブ、意外といいコンビ......?」
イベントストーリー(ネタバレ注意)
パシオでベテラントレーナーによる教習が催され、アオキとカブは指導役として招待される。
自分の決めた「平凡」以外の物事に消極的なアオキ、常に上を目指し情熱的なカブ、真逆のスタンスの二人は互いが気になりつつも噛み合わない。だが最終的にカブはアオキのスタンスを理解、尊重し、その上で「今度上司さんへの愚痴でもなんでも聞かせて欲しい」と友好的に歩み寄る。また、アオキも「それを話すときっと長くなる」とまんざらではない返答をする。
数日後、カブはパシオのトレーナーのポケモンを奪おうと暗躍するブレイク団に襲撃され苦戦を強いられていた。そこに「カブのことを日報に書いたところ、上司に引き続き交流を継続するよう言われ、昼飯を誘いに来た」とアオキが現れ、二人でブレイク団を撃退する。
そしてまた数日後、アオキは上司からの無茶ぶりで新たな仕事に駆り出されていたが、激務の割には血色が良くなっていた。同じ四天王であるチリとポピーに「カブとの交流がうまくいっているからでは?」と尋ねられるがアオキははぐらかす。そして「仕事の後カブと温泉に行きその後ホウエン名物を食べに行く」ために「絶対に残業できない」と足早に仕事に向かう。その様子にチリは「思いっきり交流楽しんどるやんけ!」とツッコむのだった。
カップリング概念の誕生
何かと二人をセットで扱う広報、さらにイベントストーリーにて二人が打ち解けた末に温泉にまで行く仲になったことに界隈は騒然となった。
特にSVをプレイした者にとっては、アオキが「くん」づけで呼ばれ、誰かのためにやる気を出し、定時後の時間を捧げたことは衝撃であった。二人を揃えることで発生する掛け合い(編成時、勝利時)でもアオキからカブへのボイスは他のキャラへのものとは雰囲気が異なるものになっている。
そして、イベントの熱気にあてられ、イベント終了後も二人の事が頭から離れず、その後どうなったのか気になってしょうがない者達の渇望から誕生したのがこのカップリングというわけである。
余談
ポケマスにて2024年7月1日にカブはトレーナーズサロンに実装され、特別エピソードの中で一緒に出掛けることができるのだが、カブがアオキと共に行った「温泉」「ホウエン名物」のどちらか片方にしか行くことができない。
SV本編でアオキとジムバトルをする際に必要なキーワードに「だいもんじ」があり、奇しくもカブが使うほのおタイプの大技となっている。
アニメでの二人の共演は当然無いのだが、カブは剣盾当時のシリーズには登場しておらず、SV世代にあたる新シリーズからの登場となっており、世代や世界観の隔たりが無いことになっている。さらに初登場の場所が飲食店(カフェ)であり、そこからアオキとの親和性を見出す者もいる。
「正反対のおじさんたち」は一般層にも印象深いイベントとなり、ポケマス5周年を記念して実施されたシナリオ総選挙で日本ランキング5位、海外ランキング3位にランクインした。
週間ファミ通のポケマス5周年特集ではポケマスならではの意外なキャラクター同士の組み合わせで特に話題になったものの一組としてこの二人をあげている。