アマミ一族
あまみーいちぞく
鬼太郎曰く「陸の幽霊族と海のアマミ一族」。
『最新版ゲゲゲの鬼太郎』で言及された水中型の親類である「海の霊類」との類似性が見られる。この「海の幽霊族」の実態が不明だが、アマミ一族に近かったまたは同一や近縁である可能性もある。
鬼界ヶ島に住む妖怪の一族であり、「地獄の鍵」という地獄の力を呼び出せる非常に強力なアイテムを地獄から託されていたが、(日本の)地獄の力を狙う悪の西洋妖怪軍団に絶滅寸前にまで追い込まれてしまった。
アマミ一族と鬼界ヶ島の住民、「地獄の鍵」、鬼界ヶ島を守る戦いのために鬼太郎は「幽霊族の秘術」こと「指鉄砲」を会得する事になる。
現状の末裔であるミウとカイは「海」に因んで名付けられている。
妖怪の中でも比較的人間に近い種族。外見での違いは髪の毛に交って触角がある事と、首元に水中生活用のエラがある事のみ。
一般的な妖怪よりは人間に近いとされることもあり、水中での呼吸や長距離を泳ぎ切る泳力、回復力、通信能力以外は妖怪的な能力が目立たないとされていたこともある。作中の時代のアマミ一族自身も、自分達は人間と殆ど同じで「力の無い存在」と思っていたが、実は本来のポテンシャルは幽霊族に劣らず、ぬらりひょんが鬼太郎を最も苦しめる算段としてミウを拉致した際に、眠っていた種族の潜在能力が判明した。閻魔大王から「地獄の鍵」の保護と管理を充てられていた事からも、この一族の重要性と本来の潜在能力が窺える。
- しかもミウは、霊毛ちゃんちゃんこなどの霊力を得てブーストされている鬼太郎と道具無しでの互角の戦闘力を発揮しており、高い身体能力、体内電気への耐性、ちゃんちゃんこをも瞬時に修復する回復能力、鋭い爪などを僅かの間に披露した。
しかしその一方で、上述した通り妖怪なのに人間と同じ様に年を取るなど、「人間に近い種族」である事の詳細は不明。
代々「地獄の鍵」の守り番をしていた為、以前からそれを狙う西洋妖怪に執拗に島を襲撃されていた。しかし、何故辺境の島に住んでいて異次元である地獄の重大な宝を預けられていたのかについての経緯、妖怪としての本領を発揮できていなかったり、地獄側がアマミ一族のパワーアップ(本領解放)に協力してこなかったり、獄卒などをアマミ一族の護衛に遣わなかった理由、アマミ一族の秘められた能力が隠されたままにされていたなどが不明である。
- 五官王は、当初は「地獄の鍵」の死守に必要ならばミウの殺害もやむなしと考えていて、ミウもその覚悟を持っていた。