概要
概要
アンドリュー・ジョンソン(1808年12月29日~1875年7月31日)はアメリカ合衆国の政治家。
第17代アメリカ合衆国大統領(1865年4月15日~1869年3月4日)。第16代リンカーン政権では副大統領を務めていた。所属は民主党。
人物
人物
ノースカロライナ州に生まれる。父を早くに亡くし、貧しい生活を余儀なくされ、読み書きも独学だった。仕立て屋を経て、地元の市議会議員に当選。その後市長、テネシー州下院議員、上院議員を経て、連邦上院議員に。南北戦争直前、地元はアメリカ連合国への参加を決めたが、自らは合衆国を支持。その姿勢を評価され、リンカーン政権の副大統領に就任。
リンカーンが暗殺され急遽副大統領から昇格し、昇格後はリンカーンがやり残した南北戦争の処理を行った。南北戦争で連邦政府と敵対した南部にある州出身である事から(ただし、ジョンソンの地元の州は南部独立に反対しており、独立には従わず連邦政府に残った)南部に寛容な政策を採ったため、共和党急進派などから反感を買い、議会と対立。歴代大統領で数少ない弾劾裁判に掛けられた。弾劾の結果は僅差で可決を免れたが、大統領職は1期で退いている。
なお、任期中にアラスカ州をロシアから購入している。当時アラスカは不毛とされ、世論から無駄遣いと批判されたが、後に莫大な資源が見つかり、金の山に化けることになった。