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イヤリング官女

いやりんぐかんじょ

イヤリング官女とは、特撮テレビドラマ『五星戦隊ダイレンジャー』に登場する敵怪人の一体。
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坊や、お前の腕をお見せ」(第18話)


CV・演:中山由香理

スーツアクター:坂本隆

登場話数:第17・18・21・22話


概要編集

ゴーマ怪人の一体で、阿古丸直属の怪人姉妹地獄の三人官女の三女に当たる。


巨大化し肩と一体化している両耳、それに長く伸びた黒髪が外見上の大きな特徴。一見するとその顔は瞑目しているようであるが、その実開いた口にゴーマ怪人共通の一つ目が配されており、見ようによっては白目の部分が鋭いのように見える、と評する向きもない訳ではない。

前述の黒髪は戦闘時における最大の武器でもあり、これを長く伸ばして相手に絡み付けることで、その身動きを封じ強い力で締め上げてしまう。またこれ以外にも長剣を振るって戦うこともある。


作中での動向編集

主である阿古丸が、キバレンジャーの誕生を阻止する命を帯びて前線に赴いたことで、イヤリング官女も含めた三姉妹もまたその護衛と任務遂行のために随行。とある寺にて姿を潜ませ、たまたまコウを探しに寺にやってきた将児に黒髪を絡ませ脅かしてみせた。

さらに後からやってきたリンと合わせ、彼等がダイレンジャーであることを知るや、姉達とともに赤い異空間を発生させ、転身したテンマレンジャーホウオウレンジャーを「三位一体拳」で追い詰めてみせたが、残る3人も駆けつけ異空間を破られたため、キバレンジャーの誕生は絶対に阻止するとの捨て台詞を残しその場を後にした。


その後、キバレンジャーの誕生に必要な白虎真剣の所在を突き止め、姉達とともに白虎真剣のある古寺へと急行するが、またしてもリンと遭遇したためこれを妨害すべく、黒髪を巻き付けて自分たちの元へ引きずり出すと、転身したホウオウレンジャーと再び干戈を交えることとなる。

ここでも連携攻撃によって、ホウオウレンジャーをたちまち窮地に追い込んでみせたものの、後から他の4人も救援に加わったことで乱戦状態に陥り、さらにこれに乗じてコウが白虎真剣を得てキバレンジャーに転身、その姿を現したことで、阿古丸の判断により再度の撤退を余儀なくされた。



キバレンジャー誕生の阻止という目論見はこれにて潰えた・・・かに思われたものの、阿古丸の真の狙いはそのキバレンジャーの正体を暴き、ゴーマに引き入れることにこそあった。その阿古丸の意を汲み、三人官女もまた「右腕にの形をした火傷の痕がある、10歳前後の子供」を探し出すべく行動を開始。

銭湯などで次々子供達を襲っては、前述した火傷の痕を見つけようとする中、イヤリング官女は偶然コウと出くわした際右腕に火傷の痕があるのを認め、彼こそがキバレンジャーの正体であると看破するのであった。

が、そこにコウの後を追ってきたリンまでも現れ、三度これと相対する羽目に陥ってしまう。双方とも後から仲間達が駆けつけ、またしても乱戦が展開される中、イヤリング官女はホウオウレンジャーを黒髪で絞め上げ、さらには妖力による攻撃でこれを苦しめてみせた。しかしその様を前に、リンを守るべく戦う決意を固めたコウがキバレンジャーに転身、飛び出してきた彼の繰り出す白虎真剣の一撃でホウオウレンジャーの拘束も解かされてしまう。


已む無く矛先をキバレンジャーに向け、一対一での勝負を繰り広げるイヤリング官女は、戦いの流れで胸を掴まれたことに逆上して一旦は優位に立つものの、対するキバレンジャーも白虎真剣の導きで反撃に転じ、瞬く間に形勢を覆すと吼新星・乱れやまびこを発動。やまびこバンドによる凄まじい音響攻撃をモロに喰らい、敢えなく敗北を喫するのであった。それでもなお生き延び、姉達に連れられて人間体の姿で阿古丸の元へと帰還するや、


「阿古丸様・・・キバレンジャーの正体は、あの子・・・あの子です・・・」


と、自らが突き止めたキバレンジャーの正体を伝えようとするも、それが誰であるかまでを伝えきれぬまま、力尽きて絶命してしまった。しかし阿古丸も、その最期の言葉から「あの子」がコウであると即座に推察しており、彼をゴーマへと引きずり込むべくさらなる闘志を燃やすのであった。


さらにその後、前線指揮権を剥奪されながらもなおもコウへの憎しみを燃やす阿古丸の意を受け、ただ一人遺された長姉の指輪官女がコウを急襲した際、助けに入ったダイレンジャーに対し身につけていた遺品のイヤリングを介し、イヤリング官女もネックレス官女と共に亡霊として召喚されている。

亡霊であるがゆえの実体のなさを活かし、ダイレンジャーを苦戦させた亡霊イヤリング官女は、さらに新気伝獣ウォンタイガー誕生の際にもやはり姿を現し、姉達と共に妖力弾を放って苦戦させるも、そのウォンタイガーが牙大王へと合体すると、必殺の「飛翔剣・木端微塵」により三人まとめて止めを刺されたのであった。


備考編集

デザインはマイケル原腸が担当。画稿からは「耳輪官女」という仮称も確認できる。


前述したウォンタイガーとの戦闘の他にも、大連王との単独での巨大戦も撮影されていた。尺の都合でカットされているものの、放送当時刊行された一部の書籍には、その巨大戦の様子を収めたスチールや特写が掲載されたものも存在する。


同じく放送当時の『てれびくん』に掲載されていた漫画版(作画:田仲てつお)では、より人間に近い顔立ちで描かれており、作中ではTVシリーズと同様に黒髪で攻撃する他、「イヤリングかなしばり」なる技も披露している。


関連イラスト編集

センシティブな作品イヤリング官女

センシティブな作品


関連タグ編集

五星戦隊ダイレンジャー

ゴーマ族 ゴーマ怪人 地獄の三人官女

女怪人


ミミラーハイネスデューク_ウラ:いずれもスーパー戦隊シリーズの他作品に登場する、大きな耳を持った戦隊怪人達。

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