「吼新星・乱れやまびことは・・・気力であらゆる音を自在に操り、増幅し、敵にダメージを与える、キバレンジャーの得意技である!」
概要
本作の追加戦士・キバレンジャーの得意とする気力技の一つ。
気力によってあらゆる音を増幅・反響させ、手にした白虎真剣の口から敵の脳を攻撃する破壊音波を放ち、多大なダメージを与える。技を繰り出す際には白虎真剣の技名の読み上げに続けて、コウが「レッツゴー・やまびこ〇〇」と繰り出す音の種類を口にすることで発動する。作中では以下の2種類が使用された。
- やまびこバンド
第18話にて、イヤリング官女相手に使用。ヘビメタバンド(※)による演奏とデスボイスを増幅し、相手に致命的なダメージを与えた。
- やまびこ警官隊
第20話にて、シャダム中佐相手に使用。警官隊による拳銃の発砲音を増幅し、倒すには至らなかったもののやはり大ダメージを負わせ撤退に追い込んだ。
技自体の威力もさることながら、繰り出す際の演出もやたらとシュールかつインパクトのあるものであり、実際の使用こそわずかに2回であるにもかかわらず、視聴者にも強烈な印象を与えた技の一つと言えよう。
(※ このバンドのボーカルは、本作にもキリンレンジャーのスーツアクターとして参加していた石垣広文が演じている。また歌声については記憶が不確かであるとしつつ、将児役の羽村英による吹き替えであろうことを、後年中川素州が述懐している(参考リンク))
他作品での使用例
本作の他にも、『海賊戦隊ゴーカイジャー』や『機界戦隊ゼンカイジャー』など後年のシリーズ作品でも、キバレンジャーにちなんだ能力として度々「乱れやまびこ」が登場することもある。
海賊戦隊ゴーカイジャー
第33話、および第47話にて、キバレンジャーにゴーカイチェンジしたゴーカイシルバーが使用。前者では原典とは異なり白虎真剣を振るっての斬撃という形で、後者では原典同様に工事現場の掘削音を増幅させた音響攻撃として、それぞれ描写されている。
非公認戦隊アキバレンジャー
シーズン痛第3話にて、マルシーナの手下として現れたキバレンジャーが使用。ここでは山形ユキオとMoJoが、スーパー戦隊シリーズにおけるそれぞれの持ち歌(「ガオレンジャー吼えろ!!」と「バトルフィーバーJ」)を歌い上げるという、ある意味最も贅沢?な攻撃方法となっている。
機界戦隊ゼンカイジャー
第40カイにて、ツーカイザーがセンタイギアの力を発動する形で使用。工事現場の騒音を増幅させた「やまびこ工事現場」を繰り出し、ハカイザー・改とイジルデを撃退せしめた。お決まりのシュールな演出も健在である。
暴太郎戦隊ドンブラザーズ
ドン21話にて、キバレンジャーにアバターチェンジしたドントラボルトが使用。アバレキラーにアバターチェンジしたドンムラサメの攻撃を相殺する際に活用されている。