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エアプボンドルド

あさきたましいのれいめい

漫画『メイドインアビス』に登場するキャラクター…とは似て非なる何か
目次 [非表示]

「お~やおやおやおや 素晴らしいですねぇ~~!! 子供が苦しむ姿…何度見てもたまりません」


「ばっ、馬鹿な!私の計画は完璧だったはずなのにぃいいーーー!!」


※何れも二次創作者の作った台詞です



概要編集

エアプボンドルドとは、漫画『メイドインアビス』に登場するキャラクター「ボンドルド」について、非道な行いなどの表面的な要素だけを抜き出し、あたかも「ありがちなマッドサイエンティストサイコパス系の敵キャラクター」であるかのように二次創作された架空のキャラクターである。

本物は読者から黎明卿「新しき」ボンドルドの二つ名を略して「ボ卿」の通称があるため、エアプボンドルドを「エアボ卿」と呼ぶ人も。


エアプ」、要するに「実際に触れてもいない物事について知ったかぶりして的外れな事を語る」ような行為をその名に冠しているだけあって、冒頭のように、むしろ本物なら言わない、しないような、わかりやすく小物臭い言動を次々と繰り出すのが特徴。

もっとも、これを意図してネタにしたり二次創作に使用したりする人はちゃんと原作やアニメを視聴済みである場合が多く、だからこそ敢えてニセモノ臭くなるような内容を狙ってピックアップしてくるため、その様相は一種の度し難い大喜利である。


ごく稀に、ボンドルドの外見や第一印象から想像したものとして、本編を読み進めるまでこのエアプボンドルドに近いイメージを持ってしまう本当の初見さんもいたりする。


人物像編集

無駄にプライドが高く、悪意を以て人を害し、それを喜びとし、それでいて自分が反撃されて追い込まれたりすると感情的になったり、我が身可愛さに恥知らずな命乞いをする。

かと思えばあっさりと主人公サイドに抹殺され、どこかで聞いたような断末魔を上げて無様に死亡するなど、非常に人間臭く典型的な憎まれ役・やられ役・悪役の要素を山盛りにしたボンドルドのような何か


よく見られる特徴としては

  • 自尊心が高く自分がアビスの全てを解き明かすと自負し、『前線基地』で研究に励む科学者っぽい立場を鼻にかけ、白笛としてのプライドも込みで他の探窟家を見下している。
  • 慢心しやすく自分が優位な時は「おやおや」「素晴らしい」などの口癖を連発し他人を嘲る。もっとも用意周到ぶっている割に読みが浅いので当てが外れ、すぐ「計算外だ」「私は天才なんだぞ」的なことを口にする。
  • 子供が大嫌い。呼称は概ね「ガキ(餓鬼)」。最初こそ主人公たちに紳士的に振る舞うが無論演技である。過去には加虐心を満たすために「子供の苦しむ顔を見るのが愉悦」などの不合理な動機で子供を苦しめたり実験に使っていたことが明かされる(というか大体嬉々として語りだす)。
  • プルシュカという娘がいて表面的には優しげに接するが、本当は他の子供たち同様単なる道具としか考えていない…といった薄情な本性がすぐバレる。
  • 普段は落ち着いた口調や慇懃な態度をしているが、計画を邪魔されたり追い詰められると本性が剥き出しになり、乱暴な口調で罵倒するなどの小物っぷりが露になる
  • 実験体の一人と侮っていたナナチに追い詰められ、「お前を貧民窟から連れ出してやったのは私だ」「助けてやった恩を忘れたのか」などと無様に命乞いをするが、もちろん通じない。
  • 最終的には多分レグの火葬砲かなんかで「ばっ馬鹿なー」みたいな叫び声を上げながら焼却され消滅する。もしくは最高傑作と称する巨大モンスターミーティの封印を解き放ち形勢逆転を目論むがお約束通り暴走、死亡する。

…いずれにしても本編のボンドルドと比べて「実際にはかすりもしないのだが、劇中の行動と照らし合わせるとなんとなく関係性やツッコミどころが想像できる」ような、うまいことハズした要素を盛ったものが「それっぽいエアプボンドルド」とされる。


もっともあくまで二次創作なので、逆に態度こそ粗暴だが実は良い人物だったり、普通に頼もしい味方になってくれるようなパワードスーツ系キャラと化したり、実は心の奥底では非を感じていて誰かに咎めてもらいたがっていたり、悲しい過去を持つ故の復讐者だったり…と上記のテンプレから外れた(外した)エアプボンドルドの例も見られる。


なお本物とどう違うかについては、是非漫画本編を読んでいただくか、本物の記事を参照していただきたい。


その他編集

類似して他のキャラクターなども、テンプレ的な要素を当てはめてネタ化されている。

  • エアプリコ…典型的なヒロイン。普通の女の子なのでアビスに入ったことを後悔しており、すぐ泣き言を言う。ドジっ子。
  • エアプレグ人の気持ちの分からないアンドロイドの少年。多分アビスに潜る内に人の心を学んでいくんだと思う。
  • エアプナナチアビスの原住民という設定と、エアプボンドルドの実験に巻き込まれた可哀想な犠牲者という設定が錯綜している。後者は最後、エアプボンドルドに復讐を果たす。
  • エアプルシュカ…エアプボンドルドの愛娘として高慢な言動で他の子供たちを見下している。だが、追い込まれたエアボ卿に「こいつも他のガキどもと変わらん」的なことを言われて絶望しながら捨て駒にされたりする。
  • エアプミーティ…エアプボンドルドの最高傑作にして忠実な手下でもある哀れな人造モンスター。最終的に自我を取り戻したり暴走したりしてエアプボンドルドに引導を渡す。後者の場合ラスボス(大ボス)化、エアプボンドルドはかませ犬となり速攻で忘れ去られる。
  • エアプメイドインアビス(エアプアビス)…雑に回収される重要ワード。遺物の名前だったり、黒幕や敵組織の名前だったり、戦闘力の数値とかだったりするが勿論意味はない。
  • エアプ枢機へ還す光…エアプボンドルドの必殺技。光線系や光系の技である事が多く、元ネタとそこまで乖離はないが、読みは基本的に「すうきへかえすひかり」である。
  • ボンドルド…ご本人。本物vs偽物キャラのあるあるネタで登場し、エアプボンドルドと対決する。最初こそ「私が真のボンドルドだ」「偽物は消えなさい」などと、余裕を見せるエアプボンドルドだが、本物の度し難さが判明する頃にどんな目にあっているかは…お察しください
  • ナナチ…こちらもご本人。自分をエアプナナチだと思い込んで煽るエアプボンドルドに対し「本物がこんな浅い言動する訳無い(常人が容易に理解できるテンプレ悪役ではない)」という斜め上のキレ方をする。

原作者巡回編集

つくし卿自身この概念について周知のようであり、本人のTwitterで言及している。

参照

また、つくし卿によって一連の概念に対して「浅き魂の黎明」という呼称がつけられた。これは映画版のサブタイトルをもじったものである。


関連タグ編集

メイドインアビス ボンドルド エアプ


本物概念…似たような、イメージだけで語られたキャラクターをまとめた記事。

エアプゴードンエアプタロ…エアプボンドルドから派生した二次創作タグ。


エアプドゥラメンテ

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