「わらわはイケメンが好きなのじゃ~♪」
「貴方にそっくりですわ、オライオン様…」
概要
アルゴ船の要となるキュータマの一つ・リュウコツキュータマを守っていた、リュウコツ座系惑星キールの森に生きる精霊。精霊ゆえかかなりの長寿。
ゲストキャラとしての登場だったがその後も比較的出番が多い。
緑を基調としたドレスを纏い、黄緑のメッシュがかかったウェーブの金髪ロングが特徴で、初登場時は先端にリュウコツキュータマを内包した樹の杖を持っていた。
植物を操り森に仇為す者をすかさず捕える等、正に森の番人といっても他言ではない為か、原住民からは「森には恐ろしい精霊がいる」と恐れられている。
しかしどこか高圧的で上から目線な性格に加え、かなりの面食いでイケメンにはここぞとばかりにデレデレに接し、自身が興味のない相手には容赦ない(特にバランスには「星へ帰れ」などやたらと当たりが強い)といった悪い癖も持っている。
作中の行動
- Space.19(初登場)
リュウコツキュータマを探しに二手に分かれたラッキー達キュウレンジャーの内、先に森に入ってきた怪盗BN団を植物のツルで捕縛。
吊るされた二人に駆け寄ったラッキーとスパーダも捕らえたところで姿を現し、すぐに森から立ち去れと警告した。
「リュウコツキュータマを探しに来た」と聞いて「何故それを知っている!?なおさら生かしてはおけん!」と不信感を募らせるが、スパーダを見た瞬間「よく見ればイケメンではないか~♪」とコロリと態度を変え、スパーダにいちゃつき始めた(当然ながら突然の切り替わりに全員ポカーン(゜Д゜)としていた)。
ひとまず誤解は解けたものの、初対面で自分達を「究極の救世主」と名乗るラッキー達の事は信じておらず中々リュウコツキュータマを渡してはくれなかった。
しかし惑星キールのダイカーン・オメーガとリュウコツキュータマを狙うスコルピオに不意を突かれてリュウコツキュータマを奪われる。
戦いの末になんとかシシレッドがリュウコツキュータマを奪還したが、今度は自身がスコルピオに囚われリュウコツキュータマとの交換に出され、結局シシレッドが交換に応じた為にリュウコツキュータマはスコルピオの手に渡ってしまった(交換の際に危うくスコルピオに背後から殺されそうになるが、すかさずシシレッドが守った為無事だった)。
「わらわの長年の苦労が水の泡ではないか!」と落ち込むが、ラッキーの「あんたの命の方が大事に決まってんだろ!あんたも、俺が救う宇宙の一部なんだからな」という言葉に、自分にリュウコツキュータマを託したある救世主の面影を重ねていた。
戦いが終わった後は、先ほどの一件もあった為かスパーダからラッキーにすんなり鞍替えしラッキーにデレデレになっていた(スパーダは泣いていい…)。
- Space.23
前話(Space.22)にて「エリスなら鳳ツルギの事で何か知ってるかもしれない」と話題に上がっており、エリスに気に入られていると自負するバランスとチャンプが惑星キールに向かう事に。
しかし当然ながらラッキーがいない事にご立腹で、「嫌じゃ~!!」とバランスの顔面に強烈な平手打ちを浴びせて逃走した。
その後なんとかバランスとチャンプの説得が功を奏し(ちなみにバランスはもう一発顔面に平手打ちを喰らっていた)、通信越しにラッキーと再会した上でオリオン号のメンバーにツルギの伝説を語り、自分が出会ったというツルギの仲間の一人・オライオンがツルギをコールドスリープさせたのではと推測していた。
- Space.33
前話(Space.32)でオリオン号を失い、八方塞がりの状況に陥ったキュウレンジャーの前にショウ司令から預かったヤギキュータマを持って現れる。
オライオンが救世主伝説を残す前に戦死して過去が変わった為、代わりに救世主伝説を伝えて回っていたショウ司令からリュウコツキュータマを受け取った事になっており(オライオンの事も「誰じゃ?」と覚えていない)、同時に彼のメッセージが入ったヤギキュータマも託されていた模様。
ちなみにキュータマを託された際にショウ司令とラブラブになったらしいが、現在は過去の改変以前と同じくラッキーに好意を持っている。
余談
エリスの配役はオーディションであることが各種インタビューにて語られている。この経緯を踏まえるに、制作側からはサブキャラクターとして位置付けされている模様。
衣装は『仮面ライダーセイバー』の戦う妖精さんに改造流用された。