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のび太「ばかばかばか、よしなさい、止めなさい、道の真ん中で!」

しずか「何よ、オーバー脱いだぐらいで。変な人!」


概要編集

てんとう虫コミックス13巻及び、藤子・F・不二雄大全集5巻に収録


このオーバーを着るとどんな些細な出来事でも大げさに感じてしまう。ただし絶対安全保障付き。


ちなみに初期のコミックスでは、追いかけて来たジャイアンの姿は槍を持った黒人として描かれていて、のび太の台詞も「捕まったら食べられるぞ」だったが、差別につながるという理由で現在は海賊に変更されている。このため下記の1979年版ではジャイアンの姿はこの姿で描かれている。


ストーリー編集

仰向けになって寝転がりながら漫画を読むのび太ドラえもんは「ゴロゴロしてばかりいちゃ退屈だろ。たまには表へ出てみたら?」と勧めたが、漫画を読んでいるとハラハラドキドキすると言い、それに比べて表は何もないのんびり穏やかな平和な世界で、つまらないから家でゴロゴロしている、世の中が悪いとまで言い出した。更に「一遍でいいからハラハラドキドキするような大冒険がしてみたい」と言うと、ドラえもんは「オーバーオーバー」を取りだした。


言われるままこれを着たのび太だったが、目の前にいきなり蠍が現れて驚きドラえもんに跳び突くも、ドラえもんはすぐに叩きでそれを叩きつぶし、実はそれは単なるゴキブリだった。説明を聞いたのび太はさっそく大冒険に出かけようとしたが、宿題が終わったのか聞きに来たママが包丁を持った鬼ばばに見え、大慌てで外に跳び出し心臓がとまりそうになる思いをした。


すると今度は目の前に唸るライオンが現れ逃げ出そうとしたが、ドラえもんは止めに入り正体が小さな犬であることを明かすと、のび太も決心しターザンになったつもりで返り討ちにした。するとそこにしずかが通り掛かったので、彼女にももう一着これを着せてあげ一緒に冒険に出発。だが目の前に現れた恐竜やジャングルの正体をいちいちダンプカーや空地の草っ原と言い当てたため気分が壊れてしまった。


そして気を取り直してジャングルの中に入ると、その中で大蛇に見えたミミズから逃げたり、札束を発見したりした。だがこの札束はジャイアンが落とした10円玉で、取り返しにきた彼が海賊に見えたため2人は慌てて逃げ切った。息を切らしながらも何とかに逃げ切ることができたが、汗をかいたしずかがオーバーオーバーを脱いだ際、のび太には下着姿に見えてしまい、上記の台詞を言いながら一人騒いでいた。


アニメにおける原作との主な相違点編集

大山版水田版で各2回ずつ放送されており、放送日は前者が1979年9月15日及び1995年10月20日、後者が2006年1月27日及び2018年11月16日である。


1979年版編集

  • 蠍はキャラクターっぽく描かれていて、ドラえもんに叩かれた際には涙を流していた。
  • 鬼ばばは「上手そうな子供じゃー!」とも言って追いかけていて、この後「帰ってきたらうんと叱ってやらなくっちゃ」と言っていたママの頭にも角が生えていた。
  • のび太は触れて来るてに「後で遊んであげるから」と言いながら振り向いてライオンの存在に気付いた。そしてやっつけた後にはターザンの姿になっていた。
  • オーバーを着たしずかは「どこまでも続く大地、果てしなく広がる空、素晴らしいわ」と見える景色を絶賛していて、他にも自分達の小学校が崖の上に建つ西洋の城に見えたり、空を飛ぶ鳩がラドンに見えたりした。ちなみに恐竜は2体出て来た。
  • ジャングルで最初にのび太達を襲ったのは木の上にいた虎で、正体は土管の上にいた子猫だった。そしてのび太は大蛇から逃げる際中に底なし沼に落ちたが、本当は溝だった。
  • ラストでののび太の台詞のうち「ばか」の部分は全てカットされていた。

本編終了後のショートアニメは、原作のラストに描かれていた挿絵の物が採用された。


1995年版編集

  • サブタイトル及び道具の名称が「オールオーバー」に変更。
  • 冒頭のび太はママからお使いを頼まれていて、返事はしたものの漫画を読むのに夢中になっていて、そこにドラえもんがオーバーを着て帰ってきたため、訳を話して貸してもらった。そして最初はドラえもんはのび太が怖がりだからと貸すのを渋っていたが、本人がやる気だったので貸してあげた。このため、原作冒頭にあったドラえもんとのび太のやりとりは描かれていな。
  • サソリに見えたゴキブリを叩き潰す下りは、下が見えないくらいの階段をオーバーを着たまま降りる下りに変更され、のび太は四つん這いなりながらも下ることができた。そして、ママはお使いを急ぐよう包丁を持ったまま台所から出て来た。
  • ライオンに見えた子犬は大声を出すことで追い払った。
  • 上記のことからのび太がオーバーを着たままお使いに行く下りが追加され、のび太は三輪車を漕ぐ幼児や塀の上にいる猫が、突進してくるイノシシや襲い掛かってくる豹に見えてしまい、更に逃げた際にぶつかった力士が巨人に見えてしまったり、この時落としたお使いのメモが巨大の石板に見えたりして苦労していた。そして買う予定の豚ロース500gも豚肉100人前と見えてしまい、出されたのもブタ丸ごと一頭に見えたため4/1の豚足一本にしてもらい、この最中にティラノサウルスに見えたダンプカーに怯えていた。
  • ドラえもんはのび太には同行していなかったため、帰りが遅い事を心配したママに言われてのび太の様子を見に行き、買った物を持って先に帰っててと頼まれ、そこにしずかが通り掛かった。そしてこの後2人はブラキオサウルスに見えた工事現場のクレーンや、どぶ川の吊り橋も体験した。またジャイアンの姿は原始人に見えていた。
  • ラストのオチは、のび太が少ししか豚肉を買ってこなかったためトンカツが非常に小さくなってしまったが、のび太がオーバーを着れば大きく見えることを閃き、ドラえもんが頭をかきながら「のび太くん、頭いい」という下りになっている。

2006年版編集

  • のび太は「宇宙人が攻めて来るわけでもないし、スーパーヒーローがいるわけでもない。宝の地図もなけりゃ、不思議な魔法もない」とも言って外に出るのを渋っていた。また「世の中が悪いんだ」の台詞はカットされ、「いっぺんでいいから」は「漫画みたいな」に変更された。
  • ママは「オニばば」の部分は聞こえていなかったようで、キョトンとしていただけだった。
  • のび太はドラえもんに応援されながら「僕はジャングルの王者、ノビターザンだ!ジャングルの平和を乱す奴は許さないぞ!」と言ってからライオンと格闘していて、食べられそうになったがライオンが通り掛かったしずかの方に行った隙に尻を噛み追い払った。
  • のび太としずかは最初、通り過ぎる小型恐竜の群れを目撃していて、正体は車だった。そしてティラノサウルスの正体は竿竹売りのトラックで、口からは宣伝の高が流れていた。
  • のび太としずかが絶壁に見えた土管を協力して登ったり、邪魔しに来たスネ夫のラジコンヘリが巨鳥に見えのび太が大岩を投げて撃墜させる下りが追加された。そしてのび太達が見つけたのは宝箱に入った金銀財宝で、怒って追いかけて来たジャイアンとスネ夫は山賊に見えていて、拾った財宝は逃げた際にしずかから「お金より命でしょ」と言われて投げ捨てている。

2018年版編集

  • 蠍はリアルに描かれていたが、潰されたゴキブリは1979年版と同じくキャラクターっぽく描かれていた。
  • 子犬には飼い主がいたため、のび太には猛獣使いに鎖で繋がれたライオンに見えていて、ライオンはやっつけるのではなく手名付けて仲間にした。
  • ジャイアンとスネ夫は空地で野球の練習をしていて、この最中に撃ったボールが神成さんの盆栽に当たってしまい、慌てて逃げた際にジャイアンは10円を落としていた。そしてのび太達にはボールが巨大隕石に、10円玉が金塊に、怒って出て来た神成さんが巨大な雷神に見えていて、スネ夫もジャイアンと一緒の一緒にいたため同じく海賊になっており、手にはピストルを持っていて最後は神成さんに捕まった。
  • 下着姿のしずかはのび太に隠れて一切映ることはなく、しずかは慌てたのび太に押されて自宅へと連れて行かれた。
  • 帰宅後のび太はドラえもんが死んでいるのを見て泣き出したが、すぐにオーバーのせいであることに気付いて脱いでみたら単に昼寝をしていただけで、彼にもオーバーを着せて自身が幽霊となって脅かしたがお見通しだったため驚かれなかった。だがこの前に見たトリケラトプスの正体がネズミだったためドラえもんは大騒ぎし出し、のび太は「こりゃコーバーオーバーよりハラハラドキドキだね」と言っていた。

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