ガルラ大帝国
がるらだいていこく
『百獣王ゴライオン』全宇宙の支配を目論む半獣人達の帝国。
ファーラ姫のいるアルテア星をはじめとする星々に侵攻し、征服した星に圧制を敷いている。自分たち以外の種族を「喋る家畜」くらいにしか思っておらず、奴隷同士を死ぬまで戦わせる、鍋にして食べるなどというのも日常茶飯事である。
地球には直接関与しておらず、第三次世界大戦で滅んだ後に火事場泥棒する形で黄金旭達(宇宙旅行に行っていたため戦争には巻き込まれなかった)を捕らえ、その後管轄下に置いていた。
拠点であるガルラ星は無数の小惑星と、雷・電磁波などが頻発する妖空域と呼ばれる宇宙空間にあり、他の星からの直接攻撃を防いでいたが、終盤アルテアを滅ぼすために用意した星間巨大砲を奪われて逆に侵攻され、先に侵入したヘラクレス星メンバーのゲリラ活動や帝国内の内紛も手伝ってガルラ城は落城。アルテア軍の投降呼びかけに応じようとした首脳陣はすべてシンクライン皇太子に殺害され、ついに帝国は滅んだ。
妖婆ホネルバ
(CV:野沢雅子)
ダイ・バザールの側近である妖術使いで軍神。自ら前線に出て様々な妖術で黄金たちを翻弄し、銀貴も殺害した。
科学者でもあり、デスブラック獣人ならびにメカブラック獣人の製造も担当する。
宇宙ネズミが苦手で、常にヤガを側に置く。
野心を見せ始めたシンクラインとダイ・バザールとの緩衝材的な役割も果たしていたが、シンクラインがダイ・バザールを死に追いやったのを恨んで、ゴライオンのガルラ城攻撃を助けたことでシンクラインに斬殺される。遺体は一瞬に白骨化、消滅した。
実はダイ・バザールの実の母親だった。
ヤガ
ホネルバが飼っている怪猫。単なるペットではなく、見たものをホネルバに中継するなど斥候的な役目を持つ。
ホネルバ共々シンクラインに斬殺された。
CV:緒方賢一
黄金たちを地球で捕らえた前線指揮官。
度重なる失敗により第13話で処刑されそうになったところを初登場のシンクラインによってチャンスを与えられ、デスブラック獣人となってゴライオンに挑んだ。
ゴブラ隊長
CV:稲葉実
シンクラインの補佐官。
皇太子の横暴ぶり(主にファーラ姫関係)には手を焼いており、自分の地位を狙う者にも脅かされている中間管理職的存在。
終盤、シンクラインの脱獄及びダイ・バザール失脚の手助けをしたが、ガルラ城が落城すると保身からシンクラインの身柄をアルテア側に引き渡そうとして返り討ちにされる。
征服した各惑星から連れてきた奴隷をホネルバの妖科学によって改造したサイボーグ。
主にコロシアムで勝ち残ったものが選ばれ、黄金たちも逃げ出さなかったら改造されるか別の獣人に殺される運命だった。
棺桶型の宇宙カプセル(ホネルバもアルテアに向かう際、同様の物を使用)に搭乗、母艦からの光線を浴びることで巨大化する。
巨大化後は「巨大デスブラック獣人」と呼ばれる。
後に任意で巨大化する様になるが、次第に最初から巨大のまま出撃するようになり、それに伴い「巨大~」を付けて呼ばれる事は無くなった。
サダックや第8話に登場したバンバラのようにガルラ人もデスブラック獣人として改造されることもある。
基本的には生物であるため、斬られると血が飛び散るなどの生々しい描写が多い。
メカブラック獣人
第31話より登場した、デスブラック獣人を制御ユニットとして搭載した巨大ロボット。通称:メカ獣人。
後に一から機械で作られた完全なロボットや、機械のボディに人間の脳を制御ユニットとして搭載したタイプ等も登場する。
多くはモビルスーツに近い外見で、ギリシャ語のアルファベットに因んだ名称が付けられている。
スパロボでは
唯一の参戦となった『W』では規模だけであればイバリューダーや機界31原種に次ぐ勢力として登場。第1部では地下帝国、第2部ではソール11遊星主やオリジナル敵組織ザ・データベースと結託して太陽系に侵攻する。
最早講和や相互理解などあったものではない野蛮かつ残虐な種族であるため、地球と敵対していた木連がシンクラインの非道ぶりを見た途端に速攻で地球と和解してしまうほどであった。
勢力だけは大きかったため序盤から最終盤までしぶとく暴れ続けたが、冥王星近海の決戦でシンクラインが討ち取られた事により太陽系侵攻軍は壊滅。母星もEDにて獅子座文明圏により滅ぼされた。
マシン帝国バラノイア:こちらもガルラ同様の大規模な組織であること、他の星をあっという間に支配できることが共通している悪の帝国組織。
宇宙幕府ジャークマター:こちらもガルラ同様、物語開始時点に全宇宙を支配している悪の組織。
トジテンド:こちらもガルラ同様、他の世界に行き、奴隷にすることや逆らった者を牢に閉じ込めるなど、ブラック制度の悪の帝国組織。また、トジテンドの組織構成はガルラ大帝国とほぼ同じである。