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概要編集

スペック

  • 全長:不明(特殊削岩弾を含むと51.8m)
  • 全幅:83.3m
  • 乗員:4名

旧作でドリルミサイルを搭載していた重爆撃機のリメイクメカ。


型式名は「空間重爆撃機DBG88」。「DBG」はガミラス語で重爆撃機を意味する「ドッシュボルメガー」の略。

先端にドリルのついた巨大なロケット弾「特殊削岩弾」を運用するための特別機。


ガミラス航宙機の中でも一際巨大な機体で、FS型宙雷艇(全長33m)を大きく上回り、さらに言うとなんと磯風型突撃宇宙駆逐艦(全長80m)より大きい。

しかし、航宙機という区分故か(それと後述の出自もあってか)エンジンや推進器はそこまで強力ではないようで、速度・機動性は非常に低い。固定武装を持たないため単機では自衛の手段が無いという弱点もあり、もしも敵機に狙われたらただの巨大な的にしかならない。


元々は兵器ではなく、民生品である特殊削岩弾の輸送機であり、惑星開発の現場などで運用されていたものだったが、軍に転用され、航宙戦闘工兵師団に配備された。

「重爆撃機」という型式を持つが、これは配備先の師団長の強い願望によって付けられたもの。所属からも分かる通り、あくまでも工兵用の装備であり、実際には爆撃能力を有していなかった。


七色星団海戦に際してドメルの発案により爆撃能力を付与され(少なくともデザインラフ段階では、特殊削岩弾の推進機部分は後付けというイメージだったらしい)、初めて爆撃機として投入されることになった。

その巨体故にガイペロン級多層式航宙母艦では運用できない(下三段は当然のこと、最上段も艦橋が障害物になるため目一杯使えない)ので、ゲルバデス級航宙戦闘母艦「ダロルド」に搭載された。ちなみに、そのままだとカタパルトが使えないので、機体とカタパルトを接続する支柱が存在する(発艦時に確認可能)。

会戦

会戦では中盤に物質転送機ヤマト正面にワープ。至近距離への唐突な出現なうえ、直前のスヌーカ隊による爆撃で対空戦闘力が低下していたヤマトはなすすべもなく、ガルントは見事ヤマトの波動砲口に特殊削岩弾を命中させ、波動砲を封じることに成功する。

しかし、戦力不足から護衛機を随伴させられなかったことが仇となり、帰投しようとした矢先に山本玲コスモゼロに砲撃されて損傷し、雲海に墜落していった。


それでも食い込ませた特殊削岩弾が爆発すればヤマトを撃沈できるはずだったが、元が民生品故に内部への侵入対策が行われていなかったため、内部からコンピュータをハッキングされて爆破を阻止されてしまい、さらには逆用されてドメル機動部隊のうち2隻を轟沈させる結果となってしまった。


その後、ガルントはガイペロン級のランベアに辛うじて回収され、最上段の飛行甲板に露天駐機(というよりただ乗せているだけ)されていたが、繋留はされていなかったので艦の慣性制御がダウンした際に宇宙空間に放り出され、そのまま失われた。

去りゆく愛機


続編の『宇宙戦艦ヤマト2202』ではノイ・バルグレイなどの搭載機としてガルントⅡが登場。「Ⅱ」とついているがデザインは使い回しなので形状に違いは無い。ただし、カラーリングは同じく赤なものの黄色い部分が無くなっており、エンブレムも異なる。

ノイ・バルグレイへの搭載方法は艦橋上部に3機ぎちぎちに並べるという形で、発艦時は甲板を滑走するのではなく、母艦が慣性制御を切ったうえで急降下して機体を置き去りにするというなかなか強引な方法を取っている。

装備しているのは(これもまた特殊削岩弾のデザイン流用品だが)波動掘削弾となっており、これをヤマトのトランジット波動砲で半壊した都市帝国に打ち込んで更なるダメージを与えた(意味があったかは不明だが)。


関連タグ編集

ドリルミサイル ヴァンス・バーレン

宇宙戦艦ヤマト ガミラス戦闘空母

宇宙戦艦ヤマト2199 ゲルバデス級航宙戦闘母艦

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