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概要編集

 ガミラスが運用している攻撃機。型式名は「空間艦上攻撃機DMB87」。

 旧作での急降下爆撃機DMB87をリメイクした機体。


 元々は大気圏内で運用されていた急降下爆撃機だったのだが、航宙母艦(いわゆる宇宙空母)で運用できるように改造された(元から宇宙空間に対応していたかは不明)。

 現在では重戦闘機が登場したり、宙雷艇が増産されたりなどで、辺境へ活躍の場を移しているが、いまだに本土防衛用にも用いられている。


 元ネタとなっているのはドイツの急降下爆撃機Ju87スツーカ〉。旧作当時から狙っていたのか見た目もかなり似ているのだが、『2199』ではさらにノって「悪魔のサイレン」までオマージュしている。


 デザイン担当は元スタジオぬえメンバーの石津泰志


性能諸元編集

  • 全長:18.207m
  • 搭乗員:2名
  • 武装
    • 7.9ミリ機関銃×10(主翼)
    • 13ミリ機関銃×2(機首)
    • 七連装ロケット弾発射機×2(機首)
    • 連装レーザー銃塔×1(背面)
    • 空対艦ミサイル×2
    • 航宙爆弾×6

 主兵装は主翼下に懸架したミサイル2発と爆弾6発。爆弾の方にも推進器はついているため、爆弾というよりロケット弾といった方がいいかもしれない。敵艦の直上または直下から急接近し、爆弾を叩き込むことを基本戦術とする。


 固定武装としては機首の両側ふくらみ内にロケット弾発射機が備わっており、機首上部と主翼内に機関銃が取り付けられている(主翼内の方は何気にブチ穴になっている)。また、後方への備えとして、コックピット後方にボールマウント式のレーザー銃塔も設置されている。


 攻撃機ではあるが運動性能はそこそこあるようで、本土決戦時には爆弾をすべて外した状態で重戦闘機のゼードラーⅡとともにドッグファイトを行っている。


 大気圏内用である名残として、主翼後端にダイブブレーキが備わっており、現在でも大気圏内での急降下爆撃時には使用される。


活躍編集

 七色星団海戦にガイペロン級多層式航宙母艦「ランベア」の搭載機として投入される。


 空母「バルグレイ」から出撃した戦闘機デバッケの部隊がヤマトの艦載機部隊を陽動し、その隙に物質転送機でヤマト直上にワープ。奇襲によって対処が遅れたヤマトを叩いた。

 この空襲の目的は、ヤマト内にいるイスカンダル人の保護(という名の拉致)のための工作隊潜入と、後続の重爆撃機ガルントによる特殊削岩弾撃ち込みを、ヤマトのレーダー機能や対空能力を奪ってフォローすることだったため、基本的に致命傷になるようなダメージは与えなかった(沈めてしまったらイスカンダル人も死んでしまうゆえ)。

 ヤマトの対空能力が存外高かったこと、直掩機として山本玲コスモゼロが残っていたこと、何よりパイロットが老兵と少年兵だけで練度が足りていなかったことから相応の数が撃墜されたものの、レーダーや対空砲を潰すという主目的は果たしたため、大きな戦果を得られたと言える(カタパルトに関してはこの時点で出撃可能な艦載機はほぼ全て発艦済みなうえ、そもそも大部分の艦載機の発進口はそこじゃないため、あまり意味はなかった)。


 その後、他の空母の艦載機が尽く全滅する中で、唯一母艦へと帰還。しかし、損耗した本機部隊だけではもはや航空戦力による有効な攻撃は不可能だったため、艦隊で直接攻撃をかけることになる。一応唯一航空戦力を残していたためかランベアは最後尾に位置していたが、逆用された特殊削岩弾により自艦隊の半数が轟沈。隊列が崩れ無防備に横っ腹を晒したランベアも被弾して雲海へ沈没。その際に艦の慣性制御が切れてしまったため、再出撃することもできないまま多くの機体が飛行甲板上から滑落することになった(何機かは辛うじて残ったようで、『星巡る方舟』での再登場したランベア内に小さくシルエットだけわずかに見える)。


 続編の『宇宙戦艦ヤマト2202』では、同じ七色星団組のデバッケやドルシーラ、ガルントがノイ・バルグレイ等の艦載機として再登場する中、唯一ハブられる格好に……。しかしカメオ出演はしており、第3話で古代進クラウス・キーマンが地球へ降り立った際に本機の一部が映っているため、彼らが使用したことが窺える(何故スヌーカ?となるが、たぶん2人乗りだからだろう)。


宇宙戦艦ヤマト2205』ではデスラー艦隊の主力機体として活躍。ガルマン星解放戦ではデウスーラⅲ世に搭載されており、瞬間物質移送機にて移送され、ボラー艦隊に奇襲を仕掛けた。

デザリアム軍との戦いではコスモタイガーⅱやコスモパイソンと共に移送機で転送され、奇襲を仕掛けるなど、全編にわたって活躍している。


余談編集

 本作のガミラス機の型式名はガミラス語の略ということになっており、戦闘機は「デルスヴァルガー」で「DWG」、雷撃機は「フィーゼヴァルガー」で「FWG」、重爆撃機は「ドッシュボルメガー」で「DBG」となるのだが、なぜか本機だけはその法則から外れている(航空機を意味するため共通している末尾の「G(ガー)」すらない)。

 「ボルメガー」が爆撃機の意味であるため、本機も「○BG」となってしかるべきであり、実際設定画では「スツークボルメガー(SBG)」となっていた。「DMB」というのは旧作での名前(たぶん意味は「ドメル+爆撃機(Bomber)」)であり、本機だけ旧作のままにする理由が無いので、単純にケアレスミスで旧作の名前にしてしまった可能性が高い(もしくはSBGが何かしらの理由で使えなくなり、急遽旧作のを使ったか)。

 あえて理屈付けしてみるとしたら、元々大気圏内用の機体だったため法則が異なる等が考えられるかもしれない。


関連タグ編集

宇宙戦艦ヤマト 宇宙戦艦ヤマト2199 ガミラス 宇宙戦闘機 宇宙爆撃機

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