キール・ローレンツ
きーるろーれんつ
タグとしてはキールのみの表記が目立つ。
秘密結社ゼーレの中心人物であり、人類補完委員会議長。モノリスナンバーは01。
名前の由来はその他の登場人物と同じく船やその部品に関連したもので、彼の場合は重船舶の構造材である「竜骨(keel)」から。ユーザーからは主にファーストネームで呼ばれているが、「キール議長」や単に「議長」と呼ばれる事も少なくない。
セカンドインパクト以前から、同志であり協力者にして“友人”であるゲンドウと関わりがあった。当時は通常のサングラスを使用していたが、現在はトレードマークであるバイザーを常に着用している。
年齢は企画書の段階では67歳であるが、これが決定稿で反映されているかは不明。作中本編では少なくとも高齢の域には達しており、人類補完計画遂行のために自らの身体に延命措置を施している。補完計画が発動すると、脊髄を中心に身体の大部分が機械化されていた事が判明する。
作中では、不穏な動きが顕著になり始めたゲンドウの監視役として加持リョウジに密命を出していたが、やがては冬月を拉致し尋問を行なう、最後の使徒である渚カヲルを5thチルドレンとして直接ネルフ本部に送り込むなど、強硬手段が目立つようになった。
旧劇場版ではゲンドウとの決裂からMAGIへのハッキングによるネルフ掌握を試みたり、それが失敗に終わると戦略自衛隊による直接占拠、更にエヴァ量産機を投入するなどして、人類補完計画を発動させようとした。
『新劇場版:Q』では、キールを含むゼーレのメンバーはモノリスだけで登場しており、後にデータ化した精神を移植したモノリスと装置として存在し続けていたという事実が明らかになった。こちらではゲンドウとは決裂しておらず彼に望みを託し、その後に装置はキールらの希望で冬月によって機能停止された。
企画段階での名称は『コンラート・ローレンツ』という名前だった。オーストリアの同名の動物学者から由来したものと思われる。
その厳格なイメージと重要人物ながら出番が少ない事から、スピンオフ作品で公式からほぼ原作崩壊レベルのネタキャラ扱いにされたり、タガが外れて犯罪ギリギリの変態行為に走ったり、果てははっちゃけた中の人諸共に大暴走した伊達男のような扱いを受ける事はほぼ皆無。
一方で登場して間も無い頃の二次創作では、その特徴的なバイザーを題材にされたりしている。外してみたら実は美形だったり、恐らく連想した方も多いであろうなんかバイザーからビームを発射したりするネタが見られたりした。おぷばっ!
……最近ではゲンドウがキール議長のバイザーと似たようなのを着用し始めたため、対比などで話題に出されているようだが。
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