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グランナード

ぐらんなーど

漫画『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王』に登場する魔物(メイン画像右)。
目次 [非表示]

「そろそろ、ここらでみんな切り刻まれてくれ…ってことだよォ!」

プロフィール編集

種族禁呪法による岩石生命体
所属ハドラー軍
特技格闘戦、花崗岩と融合し全身を武器化
一人称オレ

概要編集

勇者パーティーによる地底魔城侵入に際し、魔王ハドラーが自身のいる最深部を防衛するため、急遽禁呪法で生み出した鉱石生命体。


魔王城を進むアバンとレイラに不意打ちを仕掛けて道を塞ごうとするも、逆にレイラに足止めされる形でタイマン勝負を繰り広げる。


性格は先に作られたバルトスとは逆に粗野な戦闘狂ではあるが、冷静さも備えており、理知的な面も見られる。バルトスのことは『自分より先に同じから禁呪法で創られた存在』ということもあってか一応兄貴と呼んだり、「番人ならこの先に立派な奴が立ってるぜ」と敬意を払っているが、いきなり殺気を飛ばされた挙句、彼に名を名乗られなかった当のバルトスからは「品のない奴」と嫌われている。

もしも剣の投擲でなく、ためらいなく大技をぶち込まれていたら、彼はコアごと破壊されてしまっていただろう。


というのもグランナードを創造した際のハドラーは凍れる時間の秘法による凍結封印の後遺症で「人間の心の強さ」を過度に恐れるようになっており、それにより増した「人間への敵意と蔑視」の精神が反映されたゆえである。

また、その性質と生まれて間もないために精神が未成熟であり、相手の言葉に一々反応し、特にレイラの挑発に乗ったことで彼女を無視してアバンを追えなくなるなど、判断能力はお粗末な面が目立った。


……等々、出自・容姿・人柄・能力に至るまで、かのフレイザードプロトタイプと言うべき存在。

作者もコミックス9巻のカバーで「時間軸的にアイツは出演させようが無いので、なんとかしてやれないかと思いグランナードを考えた」とコメントしている。これにより変則的ながらも六大団長の全員が前日譚に登場する形となった。


名前の由来は花崗岩を意味するグラニート(granite)からか。


能力編集

身体は地底魔城を構成する花崗岩で構成されており、その出自ゆえに地底魔城の地面や壁に同化・融合し、自在に操作できる。また、岩石の中に潜り込み「泳ぐ」ように移動する事も可能

瞬時に作り出せる大小さまざまなの刃で全方位から相手を襲うだけでなく、岩を身体に取り込むことで自己修復や自己改造も容易。両肩・膝をスパイク、両腕に鋸刃、踵に鰭状のに変形させ、腕も鞭状に伸ばしたり巨大化させたりと、場所を選ぶ前提こそあるがその応用性は非常に高い。


地底魔城内では圧倒的有利に戦えるため、生まれたばかりで経験不足な点を補って余りあると言えるだろう。

地の利を最大限に生かした戦い方は本人も「無限の武器庫の中に居るようなもの」と評し、アバンも「地底魔城の番人」としては最適と認めている。


倒すにはフレイザード同様、体内の核を砕く必要があるものの、地底魔城内にいる限り破損した身体は即座に自己修復できるうえ、的確かつ迅速な攻防の中に空裂斬アバンストラッシュを決めるための隙が見当たらないが……。


関連タグ編集

ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王

ハドラー…創造主。

キギロ ガンガディア 地獄の騎士バルトス…同じくアバン一行に立ち塞がった魔王軍。

フレイザード15年後にハドラーの部下となる六大団長の一人で、前述の通り色々と似通っているため、ある意味で『グランナードの弟』とも言える存在。























































【警告】これより先、この怪物(モンスター)の未来が記載されているため閲覧に注意されたし










































レイラを非力な女僧侶と侮ったグランナードだったが、「影女」としての近接戦闘に切り替えた彼女の猛攻に翻弄される。

組み付いて殴りかかる彼女を振り払うため、壁面から無数の尖った岩塊を自分に向けて射出、自身も多少はダメージを負うが、刺さった岩をそのまま取り込み攻防を強化してしまう。


一撃あたりの攻撃力の低さを連続攻撃で補うレイラに対して、グランナードは強烈な一撃を繰り出し追い詰めていき、ナイフとナックルを摩耗・破損させていく。


『人間共の悪あがきを観ていると・・・心から気分が晴れるぜぇ!!』


と悦に浸るが、レイラから放たれた言霊(「あんた、本当に魔王が生み出した魔物なの?私が以前一度戦った魔王は…残酷だったけど威厳みたいなものはあったわよ。少なくてもこんな下劣な奴ではなかった!」)に怒り心頭。全身が炎が燃え盛る様に刺々しくなり、怒りのままに岩の棘付きハンマーを構築。


『この地底魔城で・・・この能力で・・・これで負けたら・・・』


『バカだぜ〜ッ!!!』


レイラに目がけて投擲するが、逆にこれは最大の悪手だった。

アバンの分析を聞いていたレイラは、最初から核が存在する胸部に攻撃を集中させており、そこに渾身の一撃を叩き込むチャンスを待っていたのである。


ハンマーをしゃがんで回避した彼女は、僅かな隙を突いて接近しグランナードの胸に杖を突き立てる。

杖を抜こうと藻掻くもそれは叶わず、続けて放たれたハンマースピアによる最大の一振りで鉄槌を下され、核を砕かれてしまった。


当然たちまち全身が崩れ、存在が消えていくグランナード。レイラの脚を掴んで、怨嗟の言葉を投げかけるが、


『てめぇ許さねぇぞ・・!末代まで祟ってやるぅ!』


『・・・人を恨む前に』

『「バカな部下でごめんなさい」と魔王に謝るのね・・・地獄で!!』


と、文字通り一蹴され、15年後の未来の弟同様に顔を踏み砕かれる最期を迎えた。


キギロの呪いと比べると彼の恨みなど屁でもなかったが、彼がアバンとバルトスの闘いに乱入する程狡猾でなくて本当に幸いだったと言えよう。

…もっとも、それをやれば間違いなくバルトスの顰蹙を買い、最悪彼の手で倒される可能性もあったが、どちらがマシだったのかは、彼が散った今もう知る術がない。

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