プロフィール
経歴
デビュー前
2016年4月23日北海道安平町のノーザンファームで誕生。
2017年のセレクトセールに上場され、オーナーの西村健に4536万円で落札される。
栗東の武幸四郎厩舎に入厩し、デビューを目指して調教を行う。
3歳(2019年)
デビュー戦
2019年1月14日京都競馬場で行われた3歳新馬戦に、秋山真一郎を鞍上に迎えて9番人気で出走する。
スタートから出遅れ、道中はパトロールビデオにも映らないほど馬群から大きく遅れた最後方を追走。ゴールまでその差が縮まることなく、前の馬から大差の殿負けでデビュー戦を終えた。
更に『タイムオーバーによる出走制限』のため1ヶ月間の出走制限と、競走中終始十分に追うことができなかったことについて平地調教注意となった。
転厩
デビュー戦後には、気性の悪さから去勢手術が行われ、その後武幸四郎厩舎から橋口慎介厩舎へと転厩となる。転厩時には、「とんでもなく気の悪い馬がいる」という噂が橋口厩舎のスタッフ間で流れたが、去勢してからの入厩であったためか、実際は『噛まない、蹴らない、可愛い』の三拍子揃った馬となっていた。
初勝利、2勝目
2019年6月29日中京競馬場で行われた3歳未勝利戦で転厩初戦を迎え、8着(13頭中)でレースを終える。その後2戦を挟み、同年8月24日小倉競馬場で行われた3歳未勝利戦(芝2000m)で、松山弘平を鞍上に3番人気で出走し、デビュー5戦目で見事初勝利を上げた。
その後1戦を挟み、2019年12月21日阪神競馬場で行われた3歳以上1勝クラス(芝2600m)のレースに1番人気で出走。クリストフ・スミヨンを鞍上に2勝目を上げ、3歳の歳を終えた。
4歳(2020年)
2連勝してオープン入り
年明けから、休養を挟みながら2勝クラスのレースに4度出走。
2020年8月22日札幌競馬場で行われた札幌日刊スポーツ杯(芝2600m)にクリストフ・ルメールを鞍上に2番人気で出走し、1/2馬身差で勝利。3勝目を上げる。
続けて同年11月22日阪神競馬場で行われた西宮ステークス(芝2400m)に鮫島克駿を鞍上に8番人気で出走し、1/2馬身差で勝利。4勝目を上げ、見事2連勝でオープン入りを果たした。
5歳(2021年)
2021年1月5日中京競馬場で行われた万葉ステークス(芝3000m)に鮫島克駿を鞍上に出走。道中は後方で待機し直線で好走。自身初のオープンクラスでのレース、3000m以上のレースであったが、5着と健闘した。
競走中止
2021年3月21日阪神競馬場で行われた阪神大賞典(芝3000m)に鮫島克駿を鞍上に出走。自身初の重賞レース出走である。3コーナーで心房細動を発症し4コーナー手前で競走中止となる。同日栗東の厩舎に戻った時に獣医が診察をした際はまだ症状が続いていたが、翌日の診察では症状はなくなっていた。その後、天皇賞(春)出走を控え短期放牧を挟む。
天皇賞(春)(G1)出走
2021年5月2日阪神競馬場で行われた天皇賞(春)(芝3200m)、自身初のG1レースに出走する。前走阪神大賞典の時に発症した心房細動の影響もなく、12着でレースを終えた。
その後4戦に出走。ステイヤーズステークスでは5着と好走するも、勝ち星を上げるなことはできず2021年を終えた。
6歳(2022年)
障害転向
年明けからダイヤモンドステークス(芝3400m)、阪神大賞典(芝3000m)と2戦に出走。
直後、障害転向が発表された。放牧には出ず在厩のまま飛越のトレーニングを開始。森一馬を鞍上におよそ1カ月の調教を行い、2022年4月28日無事に障害試験に合格。試験後カメラに近づいて来たゴーストは、調教に携わった関係者たちが喜んでるのが分かったのか、得意げな表情をしていた。
同年5月15日新潟競馬場で行われた障害4歳以上未勝利戦(芝2890m)で、障害転向初戦を迎える。調教時同様森一馬を鞍上に2番人気で出走。道中は安定した飛越で中団を追走、最終障害飛越後はこれまでの平地レースで鍛えてきたスタミナと脚力を生かした追い上げを見せ、初障害ながら2着と健闘した。
レース後は鞍上の森一馬に労われ、ゆっくりとターフを後にした。
JRA競走馬登録抹消
転向初戦から中3週、中京競馬場での出走を目安に、初勝利を目指して調教を行っていたが、屈腱炎を発症。2022年6月10日付でJRAの競走馬登録を抹消となる。
登録抹消後は北海道の牧場へ移動し屈腱炎の治療を行い完治。地方競馬の大井競馬で再デビューをし、2戦走った後に名古屋競馬に移籍した。
2024年現在は高知競馬C8級で1位を取るなどで活躍中
アイドルホースディション
2022年7月から8月にかけて行われた、『京都競馬場Presents アイドルホースオーディション2022』では、第2位を獲得した。
STEP1では5679票を獲得し第5位となり、上位10頭のみが参加できるSTEP2へと駒を進めた。 STEP2では、32734票を獲得し第2位に選ばれる。第1位のメイケイエールには8000票と大差を付けられたものの、第3位の重賞4勝馬ディープボンドには6500票以上の差を付けた。
重賞未勝利ながら、数々のG1馬や重賞馬を差し置いて、ぬいぐるみ化の権利を獲得。 関係者をはじめ、多くのファンに愛されていることを証明するような形となった。