ザフキエル
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ざふきえる
ユダヤの伝承に登場する天使。
ザフキエル(Zaphkiel, Zafkiel)の他にツァフキエル(Tzaphkiel, Tzaphquiel, Tzaphqiel)、ヤフキエル(Jafkiel, Japhkiel)、ザフィエル(Zaphiel)、ゾフィエル(Zophiel)、ザフィケルとも呼ばれる。
その名は「神の番人」「神の監視者」「神の知識」などを意味するとされ、にわか雨を司る。
『エノク書』にて後に堕天使として人に魔術を教える天使シェムハザをリーダーとする、人間との間に子をもうけようという天使の一派と合意したとされる(ネフィリムの誕生の原因)。
人間の持つ知識が適切か監視し、時にそれを導くとされる。
生命の樹の3番目のセフィラ、ビナー(理解。別名「至高の母」)の守護天使とされ、土星と結び付けられる。
ちなみにビナーと対となるセフィラはコクマ(知恵)であり、守護天使のラジエルも神秘や知識を司る天使である。
ラファエルと共に座天使(天使の階級の3位)の指導者とされ、マイナーだがかなり高位の天使の模様。
共通の別名ゾフィエルを持つヨフィエルと同一視され、位は智天使。戦闘ではザドキエルと共にミカエルを補佐する。
ゾフィエルはミルトンの『失楽園』にて最速の智天使として登場する。
ザフキエルをモチーフあるいは名前の元ネタとするものに、以下のキャラクターがいる。
- ゲーム『女神転生』シリーズに登場する悪魔。
- 漫画『天使禁猟区』の登場人物。→ザフィケル
- ゲーム『スターオーシャンセカンドストーリー』の登場人物。→ザフィケル
- アニメ『遊戯王5D's』に登場するモンスター。→時械神ザフィオン
- ライトノベル『デート・ア・ライブ』に登場する天使。→刻々帝
女神転生シリーズの大天使ザフキエル
2対4枚の翼を持つ巨大な目玉という特異な姿に描かれた。
真IIの大天使はマイナーどころが多いが、その中でもザフキエルは特に出番が少ない。
他には真IIから素材が流用された『真・女神転生if...』と携帯電話ゲームの『真・女神転生-20XX』、カードゲームの『カードサマナー』くらいにしか登場していない。
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