概要
『ウマ娘プリティーダービー』のミスターシービーとカツラギエースのコンビ・カップリングタグ。
関係性
2022年5月10日にミスターシービーのSSRサポートカード「Dear Mr. C.B.」が実装された。カードエピソードでは、皐月賞で出走したカツラギエース視点で書かれている(エースは苦手な不良馬場に苦しみ11着に終わっている)。
コースは最悪のコンディションだった。
それなのに、あなたは泥すらあしらって
バ群を切り開き、先頭へ躍り出た。
めくれ上がった芝も
宙を舞う雫も
先を行く私たちすら。
すべての間を、
縫って、
抜いて、
置き去りにして――
追い抜かれる時に見えたのは、
どこまでも澄んだ空色の瞳。
誰も捕まえられない、
捕まえようのない、自由な……。
「ミスターシービー、先頭でゴールイン!
三冠の初戦は、ミスターシービーが
制しました!」
誰が誰かわからなくなるほど
ひたすら汚れて泥まみれの中、
彼女だけが特別だった。
頬の泥を手の甲で拭う少年のような仕草に。
ゆるく口角をあげた、飄々とした笑顔に。
観客に向かって、宙へ手を突き上げる姿に。
打ち負かされたことすら忘れて
不覚にも、見入ってしまった。
アプリ版2周年ではミスターシービーが育成ウマ娘として実装が決定されると同時にカツラギエースも登場を果たした。
2周年イベント「Leap into a New World!」ではトレセン学園のパンフレット制作のために共に行動しており、完成したパンフレットにはシービーとエースが木の陰で休憩するツーショットが掲載されている。
報酬サポートカードにはエースが抜擢。カードイベント「Through Telepathy」では掛け合いの他に、2人の仲がとても良好であることを微笑ましく眺めるモブウマ娘視点の語りもある。
また、記念楽曲「DRAMATIC JOURNEY」ではシービー、エース、ツインターボがジャケ写を飾っている(アプリ版のみ)。2周年ストーリー1話で視聴できるライブではこの3人がメインボーカルを務める。
シービー実装から約5ヶ月後の7月10日にエースも育成ウマ娘として実装。余談だがシービーの覚醒Lv5は「迫る影」で、エースは「踏ませぬ影」となっている。
どちらの育成シナリオでもクラシック三冠を始めとした数々の重賞レースでのライバルとして登場。なおシナリオ内の世論では「シービーのライバルはシンボリルドルフやシイナフレジュスである」という認識で、エースは名前すら挙がらない添え物という他ならなかった。だがシービー本人は一貫して「エースは添え物ではなく対等な関係で、楽しいレースをしてくれるライバル」という見方をしている。
また、シービー育成シナリオでのシービー評は「言葉をあげても、すぐに彼女の中から消える。どんな強い思いにも縛られない、影響されない」とされている。
しかしシービーがクラシック三冠を走る理由は紛れもなくエースからの言葉であり、エース育成シナリオでの「──誰がエースの1番のライバルか、教えてあげないとね」という発言を踏まえると、何者にも影響されないシービーだが、エースからの言葉や思いには強い影響を受けているのがうかがえる。
同年7月21日に実装されたシリウスシンボリの育成シナリオでは、一時代を築いた先人として登場。既に一線を退いていたが、ファン感謝祭がきっかけで再びレース場に舞い戻り、シリウスが超えるべき強敵2人として立ちはだかる。
アプリ版3周年の記念楽曲「U.M.A. NEW WORLD!!」では歌唱パートこそ無かったものの、映像内では顔を見合わせて笑顔で走るシービーとエースが登場している。このシーンはオープニング初回視聴後はカットされているが、ぱかチューブで見返すことが出来る。
また、新育成シナリオ「U.A.F. Ready GO! ~アスリートのキラメキ~」ではシナリオイベント「教えは風に乗って」にダイイチルビーと共に登場。U.A.Fで総合優勝を目指すために共に奮闘するシービーとエース、そしてその光景を眺めるルビー。ルビーはたった1人で鍛錬に励むが…という内容。このイベントでは、ルビーの心境を汲み取った上で粋な計らいをする最高の先輩ムーブをする2人を見ることができ、その後のルビーの対応も含めて非常に心温まるイベントとなっている。
また、アプリ外でも3周年を記念したセブンイレブンのコラボにて、フォンタブ4種類の内1種類にシービーとエースが抜擢された。
史実
3歳(当時4歳)ミスターシービー3勝1敗カツラギエース1勝3敗
4歳(当時5歳)ミスターシービー1勝3敗カツラギエース3勝1敗
8回対戦し、4勝4敗の五分の成績
ミスターシービーとカツラギエースは色んな所が対照的だった
・天馬の子に対して地味血統の安馬
・グッドルッキングホースに対して平凡な馬体
・追い込み馬に対して逃げ先行馬
・本番で強いクラシック三冠馬に対して本番に弱いトライアルホース
・古馬になって苦しんだ馬と古馬になって覚醒した馬
史実で対戦したレース 同期(83世代)
年 | レース名 | ミスターシービー | カツラギエース | 他の1着馬 |
---|---|---|---|---|
1983 | 皐月賞 | 1着 | 11着 | 不良馬場 |
1983 | 東京優駿 | 1着 | 6着 | |
1983 | 京都新聞杯 | 4着 | 1着 | |
1983 | 菊花賞 | 1着 | 20着 | |
1984 | 毎日王冠 | 2着 | 1着 | |
1984 | 天皇賞 | 1着 | 5着 | |
1984 | ジャパンカップ | 10着 | 1着 | |
1984 | 有馬記念 | 3着 | 2着 | シンボリルドルフ |
引退後
2000年7月に死去したエースの墓碑銘にはファンの手により
「あの"ジャパンカップ"を想い出します
"ジャパンカップ"の感動を!!
もう一度、君とミスターシービーの対決を!!」
カツラギエース育成エンディングの元ネタはこれ
と刻まれている。
同年12月には後を追う様にシービーも死去した。
逃げのカツラギエースが先に引退、死去し、追い込みのミスターシービーが後で引退、死去、脚質までも同じ。
不思議な事あるんですね。
引退から38年、没後22年余りにして姿は違えど「もう一度の対決」の舞台が戻ってきたことになる。
余談
ミスターシービーとカツラギエースの父系辿ると同じプリンスリーギフト系に当たる。