当記事は「シモン・ベルモンド」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
最新作『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、『SP』)に参戦。
ファイター番号は66、通り名は魔を祓う聖鞭。
デザインは初代『悪魔城ドラキュラ』のものがベースだが、かなり年季のある顔つきになっており、歴戦の戦士感を漂わせる威厳ある風貌になっている。
声は『ドリームミックスTV』で担当した石川英郎。
特徴
基本武器のムチ(鎖)は隙が大きい代わりに非常に長いリーチを持ち、必殺ワザとして「斧」、「クロス」、「聖水」と3つのサブウェポンを入れるという、原作再現にこだわった中~遠距離型ファイター。マッチョな体つきもあってか重量級に属しており、ふっとびにくい。
なお、体術自体はダッシュファイターとして参戦しているリヒターの方がベース。
長リーチと各種飛び道具により「相手の攻撃が届かない所から刺せる」点と、高威力でバーストも可能な弧状に飛ぶ「斧」、拘束力が強く「崖聖水横スマ」に代表される強力な戦術を展開できる「聖水」を持つことから、崖狩りが非常に強い点が長所。
ムチは根本の方で当たっても弱めで、リーチが長いとはいえ判定の幅は細い。しかも通常空中攻撃を除いて持続も短いワザがほとんど。よってムチ系の攻撃は上下シフトを駆使しつつ場所・タイミングともにピンポイントで狙って振る必要がある。
「中距離を維持してクロスや前空中攻撃、後空中攻撃、横強攻撃で捌きつつ、ガケ外にまで出せたら一気に攻める」という立ち回りになるが、どうしても間合いを詰められてしまったときの対処としてはシールドからの上必殺ワザによる反撃が非常に強力。
大きな欠点は「ワザの発生が遅く隙が大きい」、「復帰阻止に極めて弱い」の2点。特に斧と横スマッシュ攻撃は強力だがハイリスクなので決して適当に出してはいけない。
復帰は少々特殊で、前空中攻撃や上空中攻撃によるワイヤー復帰が基本となる。それなりに届くが、他のワイヤー復帰がメインのファイターに比べるとやや短い。また、ワイヤー復帰中のガケまでのルート上でワザに当たってしまうと空中ジャンプを温存できていない限り復帰は困難である。
上必殺ワザでも下からなら復帰できるが、斜めに飛ぶ関係で外を向いたまま反転せずに出すとガケを掴めないことに注意。
良くも悪くも長所短所が露骨なピーキーすぎる性能ゆえ、安定して勝ちを見込むにはそれなりの練度を要する、どちらかと言えば中級者以上向けのファイターと言える。
必殺ワザ
“ ” 内の説明文は『SP』のゲーム内ヘルプから引用。
- 通常必殺ワザ:斧
“ 山なりに飛び 地形を貫通する斧を 投げつける
投げる直前に 左右入力で距離を調節できる ”
- 横必殺ワザ:クロス
“ 十字架を ブーメランのように投げる
はじき入力で 飛距離と威力アップ ”
- 上必殺ワザ:アッパー
“ 高く飛び上がる ジャンプアッパーを放つ
飛び上がる瞬間から 連続ヒットを狙える ”
- 下必殺ワザ:聖水
“ 斜め下方向に 聖水が入ったビンを投げる
地形にぶつかると 火柱を上げる ”
- 最後の切りふだ:グランドクロス
“ 近くの相手を 棺桶に閉じ込め
十字架のオーラで 連続攻撃しふっとばす
複数人を巻き込めるので 相手が多く
まとまっているときを狙って発動したい ”
本来はリヒターのワザだが、シモンも過去に使用したことがある。
その他
特殊な勝利セリフ
ダークサムス、ガノンドロフ、ブラックピット、ベヨネッタ、リドリーに勝つと、通常は「闇を討つ!」と喋る勝利ポーズのセリフが「闇に還れ!」に変わる。
他のシリーズのファイターに対して特殊なセリフが用意されているのはシモンのみ。
勝ちあがり乱闘「悪魔城スマブラ」
ROUND | 敵 | 元ネタ | BGM |
---|---|---|---|
1 | キングクルール、ガオガエン | はんぎょじん、黒ひょう | Vampire Killer(スマブラオリジナルアレンジ) |
2 | リドリー(ジャイアント) | おおこうもり | Out of Time |
3 | ベヨネッタ、ブラックピット(バトルロイヤル) | Bloody Tears / Monster Dance | |
4 | リザードン、デデデ | ベリガン、ギャイボン | Beginning |
5 | クッパ、ガノンドロフ、ミュウツー | 『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のイベント戦「ホントの最終決戦」とほぼ一致している(※ギガクッパは除くが) | シモン・ベルモンドのテーマ(THE ARCADE) |
6 | リヒター | シャフトに操られたリヒター | 乾坤の血族 |
BOSS | ドラキュラ | 同左 | Nothing to Lose→Black Night |
悪魔城ドラキュラシリーズの敵キャラクターを元に選出されたファイターたちを祓っていく。
ステージ・楽曲
新規シリーズということで、新規ステージ「ドラキュラ城」も登場。
本作の中で最も暗いステージで、とにかくファイターなどが見づらくなっている。
このステージで流せる楽曲は怒涛の34曲で、このうち5曲が初登場時の原曲、13曲がスマブラオリジナルアレンジ。……おや、一つだけ何故これが?
ちなみに、悪魔城シリーズの曲は人気が高い為か、参加コンポーザーの間でどれをアレンジするかの競争率が高かったらしい。
余談
コナミの50周年記念イラストでは新旧問わずあらゆるコナミキャラが集合しており、その中にはシモンの姿もあるのだが、よく見ると『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』のデザインになっている。
同様にスネークも『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』仕様で描かれている。
ちなみにスネークとシモンは『ドリームミックスTVワールドファイターズ』というスマブラによく似たゲームでも登場していた為、本家本元であるスマブラに参戦したのもある意味運命的だったといえよう。
関連タグ
ゼルダ:『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』におけるゼルダがどことなく容姿が似てるため、「ゼルダの真の姿」などとネタにされる。