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概要編集

MARVELコミック『X-MEN』のキャラクターであるウルヴァリンの本名。

この名前で呼ばれる事は少なく、関係者からは専らローガンと呼ばれている。


詳しくはウルヴァリンを参照。


実写版(X-MENユニバース / MCU編集


演:ヒュー・ジャックマン 吹替:梁田清之(1作目) → 山路和弘(2作目以降)(劇場公開版) / 磯部勉(テレビ朝日版)

演:??? 吹替:???


20世紀FOXによる実写映画シリーズ『X-MENユニバース』では、『ファーストジェネレーション』および『アポカリプス』を除くほぼ全作で主人公として扱われている。


X-MENユニバース編集

X-MEN編集

流浪の男で各地を放浪しながらストリートファイトで生活費を稼いでいた。

十数年前から自身の記憶がなく、ネームプレートだけが自身の記憶を探る手掛かりとなっている。

ひょんなことからローグと共にX-MENへ加入する。


X-MEN2編集

引き続きX-MENのメンバーとして活動。

自身の過去を求めて手掛かりを探すが、空振りばかりで、更に恋人がいるジーン・グレイへの想いも強まり、思い悩む日々が続く。


X-MEN:ファイナル ディシジョン編集

前作で死んだはずのジーンが第二の人格『フェニックス』として復活し、彼女の暴走を止めるべく奮闘する。

冒頭でサイクロップスがジーンに殺害されたので、X-MENのリーダーとなって活動する。


変わり果てた想い人ジーンを止めるべく悲しき選択を下す。


ウルヴァリン:X-MEN ZERO編集

初のスピンオフ作品。

名実ともにシリーズの主人公として確立された。

時系列は1作目『X-MEN』よりも前で記憶を失う前の出来事が描かれる。

冒頭で父親のジョンがトーマスに殺されるのを目撃し、そこで手の甲から爪を出す能力が覚醒、トーマスを刺し殺すが、実はトーマスこそが自身の父親だと知り、母親が不貞を働いていた事実も受けて錯乱、家を飛び出して後から追って来た兄のビクターと共に各地を渡り歩く。

兄と共に150年以上も生きて様々な戦争を経験し、チームXへと勧誘されるが、組織の腐敗したやり方に嫌気が差して、殺人を肯定する兄とも決別する。


X-MEN:ファーストジェネレーション編集

今作ではカメオ出演であり、X-MENに勧誘されるが断った。


ウルヴァリン:SAMURAI編集

時系列は3作目『ファイナル ディシジョン』の後で、愛していたジーンをやむを得ず殺してしまった罪悪感に蝕まれ、悪夢を見る日々が続いている。

そんなある日、かつて自身が助けたヤシダが病に伏して危篤だと知らされ、日本へ訪れる事になる。


X-MEN:フューチャー&パスト編集

人類が開発したセンチネルによるミュータントが絶滅する未来が訪れてしまった事で、過去を変えるために「高い治癒能力を持つ事から時間移動に耐えられる」のを理由にキティ・プライドによって精神を過去へ飛ばされ、1973年の自身に憑依して歴史を変えるべく奮闘する。


X-MEN:アポカリプス編集

カメオ出演として登場。

ストライカーの研究施設で記憶を封印されていたところをジーン達に発見され、解放されると施設にいる兵士を血祭りに上げていった。


LOGAN/ローガン編集

ウルヴァリン三部作の最終章。

これまでの時間軸とは繋がらない【アース-17315】という独自の出来事として語られる。

ミュータントが絶滅の危機に扮した世界で、アルツハイマー病を患ったチャールズを介護しながらリムジンの運転手として生計を立てている。

治癒能力が弱まり、老化が進行して壮年期の姿へと変わり果てている。

視力も弱くなったので、眼鏡を掛ける事もある。

ある日、ガブリエラ・ロペスという元看護士から「11歳の少女であるローラを『エデン』へ送り届ける」という依頼を受ける(奇しくもローラは遺伝子上では自身の娘に当たる)。


旅の道中、ドナルド・ピアース率いる部隊に追われながらもローラを無事にエデンまでに送り届け、亡命を急ぐ子供達と合流する。

国境を目指す子供達を守るべく、老いた状態ながらも力を振り絞って抵抗、ザンダー・ライスやドナルド・ピアースをはじめとする部隊を全滅させたが、自身も致命傷を負ってしまい、最期はローラに「奴らが望む様な人間になるな」と言い残し、僅かな間に芽生えた娘の愛情を感じながら息を引き取った。


この映画を最後に、ヒュー・ジャックマンはモチベーションの低下を理由にウルヴァリン役を卒業、今後の『X-MEN』シリーズの展開に大きな注目が集まっていた。


デッドプール2編集

カメオ出演にしてライブラリ出演。

終盤、『X-MEN ZERO』でウェポンXIと対立する場面で登場し、ウェポンXIと戦おうとした直後に時間を越えてやって来たデッドプールがウェポンXIを射殺する様子を目撃した。


MCU編集

20世紀フォックスがディズニーに買収された事で、X-MENユニバースは吸収される形でMCUへと合流する。

演者は『LOGAN』で卒業したはずのヒュー・ジャックマンが続投する。


何でもデッドプール映画シリーズが世界的に大ヒットした事や、かねてより親友であるデッドプール役のライアン・レイノルズから熱烈なアプローチを受け続けていた事に加えて、『LOGAN』の後にX-MENシリーズとは関係ない様々な映画や舞台に出演した事でモチベーションが向上、次第に「デッドプールとウルヴァリンのバディものがやりたい」と考える様になった。

それでも『LOGAN』での感動的な結末を無かった事にして良いのかと悩んでいたが、何も考えずに1時間のドライブをした末に復帰を決意、すぐにライアン・レイノルズへ連絡して逆オファーをし、実現した。


デッドプール&ウルヴァリン編集


以下、劇中のネタバレが含まれています。



















今作では『LOGAN』で死んだウルヴァリンがアンカーというマルチバースを繋ぐための重要な存在という事が判明。


TVAのパラドックスから、アース10005がいずれ消滅する事を知ったウェイド・ウィルソンことデッドプールは、時間軸を越えて代わりとなるウルヴァリンの変異体を探すのだが、その道中で様々なウルヴァリンが登場する。


  • 『LOGAN』のウルヴァリン

最初に遭遇したウルヴァリン。

回復能力で実はまだ生きているんじゃないかと僅かな望みをかけて墓を掘り起こしたが、白骨化ならぬアダマンチウム骨化していた。

案の定、死んでいた事実にデッドプールは錯乱、遺骨をスコップで叩きまくり、Xの墓標もぶっ壊す。

更にその直後、追手として現れたTVAの戦闘員達と戦うべく、デッドプールと共闘と言う名の尊厳破壊を受け、遺骨は武器にされて跡形も無くバラバラになった。


ローラが知ったらどうなる事やら……。


  • 通称"コミック版チビ"

原作コミック準拠の背が小さい変異体だが、顔はヒュー・ジャックマンで背だけが異様に小さい。

20年の時を経て、漸く原作コミックに忠実なウルヴァリンが描かれたが、実写版の背が高いウルヴァリンに見慣れた今となっては、ある種のシュールなギャグになっている。


肉体を演じたのはルーク・ベネットで身長は150cmである。

原作コミックのウルヴァリンは160cmなので、厳密には原作コミック準拠の描写ではなく、身長の低さを大袈裟に表現したギャグである(デッドプール曰く「リンゴ5個分」との事)。


理想のウルヴァリンとは程遠かったのか、最終的にデッドプールは勧誘しなかった。


グラムロック風の『エイジ・オブ・アポカリプス』版の変異体。

隻腕も再現されている。

デッドプールと遭遇すると、容赦なく襲いかかって血祭りにあげた。


  • 通称"パッチ"

白いタキシードに眼帯を付けたウルヴァリン・パッチの変異体。

カジノで賭け事をしていた最中にデッドプールが訪問、声をかけられるも全く見向きもせず、邪魔だと言わんばかりに顔面へクローを刺して追い出した。


  • 通称"イエス=ジーザス"

X字架に磔になった『アンキャニィX-MEN』251号版の変異体。

赤い髑髏の山の上で磔にされて苦しんでいた。

彼を助けてその恩で連れて行く事も出来たが、異様な光景を前に関わりたくなかったからか、デッドプールは半ば見捨てる形でその場を去った。


  • 通称"オールドマン"

オールドマン・ローガンをモデルとしたウェスタンハットを被った年老いた変異体。

デッドプールから勧誘されるも、聞く耳を持たずにショットガンをぶっ放して追い出した。


  • 通称"クラシック"

原作コミック初期の茶色のコスチュームを着てハルクと対決する変異体。

アダマンチウムのクローに映し鏡のハルクが吠える演出は原作コミックの表紙絵をオマージュしたもの。

デッドプールも関心を示していたが、ハルクとの戦いに割り込む形となったため、ハルクから邪魔だと言わんばかりにぶん殴られた。


これまでと比べてかなり理想のウルヴァリンだったが、やはりデッドプールは相手にされなかった。

詳細はリンク先参照。


  • MCU版ウルヴァリン

今作のメインとなるウルヴァリン。

酒場に飲んだくれていたところをデッドプールと出会い、一気飲みして泥酔した隙に連れて行かれる。

原作コミック準拠の黄色のX-MENスーツを着用しており、これを見たデッドプールは「これ着るのに20年もかかったんだぜ」と述べていた。

コミックと違って、長袖仕様となっているが、途中から破れてノースリーブ風になり、よりコミックに近い見た目となった。


この世界のウルヴァリンは自身の世界が救えず、仲間のX-MENも人間達の襲撃によって亡くなっている。

性格は非常にネガティブかつ厭世家、自責の念で非常に不安定な精神状態となっている。

その為、自信を喪失しており、バーにいた店主から馬鹿にされても気にも止めず、酒を大量に飲むほど自棄になっていた。

他のウルヴァリンと比べて凶暴でも無ければ、異常な状態でも無かったので、相対的にマシだった事からデッドプールは半ば妥協する形で彼に決めた。


ただし、腐ってもウルヴァリンなので一度怒れば凶暴となり、デッドプールに無理矢理TVAへ連れていかれた末に虚無へ送られた事でデッドプールに激怒、容赦なく襲い掛かり、一時デッドプールと激しい戦いを繰り広げた。

戦いの最中、デッドプールから「TVAが過去を修正してくれる」という情報を教えられ、懐疑的ながらも手を組む事を決意する。







関連タグ編集

MARVEL X-MEN ウルヴァリン

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