経歴
1989年10月31日生まれ、アメリカ合衆国ペンシルバニア州ピッツバーグ出身。
ポジションは投手、右投げ右打ち。
2008年地元ピッツバーグ・パイレーツから遊撃手としてドラフト指名も、入団を拒否してオレゴン大学進学。2011年ロサンゼルス・ドジャースから投手として指名されMLB入り。2015年にマイアミ・マーリンズでメジャーデビューを果たした。
ボルティモア・オリオールズ傘下、コロラド・ロッキーズ傘下でプレーしたのち2019年シーズンより東京ヤクルトスワローズ入り。シーズン通じて中継ぎで起用され勝ちパターンで好投しており、「故障離脱がない」として2020年オフに2年契約を結んでいる。
2021年シーズンは石山泰稚が不調のためシーズン途中から抑え(クローザー)に抜擢、同年のリーグ優勝・日本シリーズ優勝に貢献している。オリックス・バファローズとの日本シリーズ第6戦は10回途中から2回1/3を投げ、無安打無失点に抑えて勝利&胴上げ投手になった。またこの年のシーズン途中には東京オリンピックが開催され、アメリカ合衆国代表として銀メダルを獲得している。
2021年はNPB公式戦31セーブ、2022年も同38セーブを記録し、同年オフMLB復帰を希望してヤクルトを退団となった。アリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約。
エピソード
- 2020年9月3日の阪神タイガース戦では、一塁走者・陽川尚将に盗塁を許して二・三塁とされた場面で誰もいないはずの一塁へ牽制悪送球してしまうという珍プレーをやらかしている。これは捕手の西田明央がサインの指示を怠った結果、盗塁に気づかなかったために悪送球を誘ったという見方が強い。
- 先述の2021年の日本シリーズでは1勝2敗2セーブを記録。「第1戦で救援失敗&敗戦投手(吉田正尚にセンターオーバーのサヨナラタイムリーを浴びる)」「第3戦でセーブ」「第4戦でセーブ」「第5戦で救援失敗&敗戦投手(アダム・ジョーンズに勝ち越しのソロホームランを浴びる)」「第6戦で勝利投手&胴上げ投手」と、彼が投げた試合すべてで勝敗に関わる記録を残しており、「日本シリーズを一番楽しませてくれたのはマクガフ」「マクガフが抑えるか漏らすかで決まる日本シリーズ」「マクガフのための日本シリーズ」とプロ野球ファンから評価されている。
- 2年連続で同じオリックスとヤクルトの顔合わせとなった2022年の日本シリーズでは、第5戦で1点リードの9回裏に登板するが、自らの一塁悪送球から同点に追いつかれ救援失敗&前年の第1戦でサヨナラタイムリーを打たれた吉田正尚に今度はサヨナラ2ランホームランを浴び敗戦投手となった。第6戦でも1点ビハインドの9回表から登板するが、またしても自らの一塁悪送球をきっかけに2失点し、イニング途中で降板。2試合連続の救援失敗となり、第7戦は(第8戦をする可能性があったため)休養日としてベンチから外れた。