概要
29年ぶりにセ・リーグを連覇した高津臣吾監督率いる東京ヤクルトスワローズと、福岡ソフトバンクホークスとの大接戦の末に26年ぶりにパ・リーグを連覇した中嶋聡監督率いるオリックス・バファローズの2年連続となる対決。
前年に続き、2年連続で同じ対戦カードとなったが、これは2019年および2020年のソフトバンク対巨人以来となる。
出場選手
東京ヤクルトスワローズ
首脳陣
役職 | 背番号 | 名前 |
---|---|---|
監督 | 22 | 高津臣吾 |
作戦コーチ | 82 | 松元ユウイチ |
投手コーチ | 89 | 伊藤智仁 |
投手コーチ | 98 | 石井弘寿 |
打撃コーチ | 74 | 杉村繁 |
打撃コーチ | 78 | 大松尚逸 |
内野守備・走塁コーチ | 75 | 森岡良介 |
外野守備・走塁コーチ | 81 | 佐藤真一 |
バッテリーコーチ | 83 | 衣川篤史 |
バッテリーコーチ補佐 | 45 | 嶋基宏 |
投手
背番号 | 名前 | 投打 |
---|---|---|
12 | 石山泰稚 | 右右 |
14 | 高梨裕稔 | 右右 |
15 | 山下輝 | 左左 |
16 | 原樹理 | 右右 |
17 | 清水昇 | 右左 |
19 | 石川雅規 | 左左 |
20 | 木澤尚文 | 右右 |
29 | 小川泰弘 | 右右 |
34 | 田口麗斗 | 左左 |
37 | スコット・マクガフ | 右右 |
44 | 大西広樹 | 右右 |
47 | 高橋奎二 | 左左 |
50 | アルバート・スアレス | 右右 |
54 | サイスニード | 右右 |
61 | 久保拓眞 | 左左 |
69 | 今野龍太 | 右右 |
70 | 小澤怜史 | 右左 |
捕手
内野手
背番号 | 名前 | 投打 |
---|---|---|
00 | 奥山展征 | 右左 |
1 | 山田哲人 | 右右 |
3 | 西浦直亨 | 右右 |
5 | 川端慎吾 | 右左 |
6 | 元山飛優 | 右左 |
7 | 内川聖一 | 右右 |
10 | 荒木貴裕 | 右右 |
13 | ホセ・オスナ | 右右 |
39 | 宮本丈 | 右左 |
46 | 太田賢吾 | 右左 |
55 | 村上宗隆 | 右左 |
58 | 長岡秀樹 | 右左 |
60 | 武岡龍世 | 右左 |
71 | 赤羽由紘 | 右左 |
外野手
オリックス・バファローズ
首脳陣
役職 | 背番号 | 名前 |
---|---|---|
監督 | 78 | 中嶋聡 |
ヘッドコーチ | 88 | 水本勝己 |
投手コーチ | 73 | 高山郁夫 |
投手コーチ | 75 | 厚澤和幸 |
打撃コーチ | 77 | 梵英心 |
打撃コーチ | 79 | 辻竜太郎 |
内野守備・走塁コーチ | 76 | 風岡尚幸 |
外野守備・走塁コーチ | 81 | 田口壮 |
バッテリーコーチ | 87 | 斎藤俊雄 |
投手
背番号 | 名前 | 投打 |
---|---|---|
11 | 山﨑福也 | 左左 |
12 | 山下舜平大 | 右右 |
13 | 宮城大弥 | 左左 |
16 | 平野佳寿 | 右右 |
18 | 山本由伸 | 右右 |
19 | 山岡泰輔 | 右左 |
20 | 近藤大亮 | 右右 |
21 | 竹安大知 | 右右 |
26 | 能見篤史 | 左左 |
28 | 富山凌雅 | 左左 |
29 | 田嶋大樹 | 左左 |
35 | 比嘉幹貴 | 右右 |
45 | 阿部翔太 | 右左 |
46 | 本田仁海 | 右左 |
54 | 黒木優太 | 右左 |
56 | 小木田敦也 | 右右 |
58 | ジェイコブ・ワゲスパック | 右右 |
59 | セサル・バルガス | 右右 |
63 | 山﨑颯一郎 | 右右 |
69 | ジェシー・ビドル | 左左 |
96 | 宇田川優希 | 右右 |
捕手
内野手
外野手
試合結果
☆は勝利投手、★は敗戦投手を示す。
第1戦 10月22日(土) 神宮球場
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オリックス | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 3 |
ヤクルト | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | X | 5 |
- 【投手】
オリックス:山本★-比嘉-本田-阿部-平野
ヤクルト:小川☆-木澤H-田口H-清水H-マクガフS
- 【本塁打】
オリックス:なし
ヤクルト:塩見1号ソロ(3回)、オスナ1号ソロ(4回)、村上1号ソロ(8回)
戦評
ヤクルトが一発攻勢で快勝。
第2戦 10月23日(日) 神宮球場
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オリックス | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 |
- 【投手】
オリックス:山﨑福-山﨑颯-宇田川-ワゲスパック-阿部-本田-比嘉-近藤
ヤクルト:サイスニード-大西-石山-今野-マクガフ-清水-田口-木澤
- 【本塁打】
オリックス:なし
ヤクルト:内山1号3ラン(9回)
戦評
ヤクルトが土壇場の9回に追い付き、両軍8投手ずつ計16人を注ぎ込んで引き分けとなった。
第3戦 10月25日(火) 京セラドーム大阪
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 3 | 7 |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 |
- 【投手】
ヤクルト:高橋☆-石山-清水-久保-木澤
オリックス:宮城★-比嘉-竹安-近藤-本田
- 【本塁打】
ヤクルト:山田1号3ラン(5回)
オリックス:なし
戦評
ヤクルトが山田の3ランなどで7点を挙げ快勝。
第4戦 10月26日(水) 京セラドーム大阪
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
オリックス | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 1 |
- 【投手】
ヤクルト:石川★-木澤-今野
オリックス:山岡-宇田川☆-山﨑颯H-ワゲスパックS
- 【本塁打】
ヤクルト:なし
オリックス:なし
戦評
オリックスが3回の1点を完封リレーで守り切り、一矢を報いた。
第5戦 11月25日 京セラドーム大阪
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 4 |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3x | 6 |
- 【投手】
ヤクルト:山下-石山-清水-マクガフ★
オリックス:田嶋-比嘉-近藤-阿部-平野-ワゲスパック☆
- 【本塁打】
ヤクルト:サンタナ1号ソロ(2回)
オリックス:吉田1号ソロ(5回)、吉田2号2ラン(9回)
戦評
オリックスが劇的なサヨナラ勝ちで、勝敗を五分に戻した。
第6戦 10月29日(土) 神宮球場
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 3 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
- 【投手】
オリックス:山﨑福☆-宇田川-平野-山﨑颯-ワゲスパックS
ヤクルト:小川★-木澤-石山-マクガフ-久保
- 【本塁打】
オリックス:なし
ヤクルト:なし
戦評
再び神宮に戻っての一戦は、オリックスが3連勝で日本一に王手をかけた。
第7戦 10月30日(日) 神宮球場
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オリックス | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 4 |
- 【投手】
オリックス:宮城☆-宇田川-山﨑颯-比嘉-ワゲスパックS
ヤクルト:サイスニード★-大西-田口-石山-清水
- 【本塁打】
オリックス:太田1号ソロ(1回)
ヤクルト:オスナ2号3ラン(8回)
戦評
オリックスが4連勝で1996年以来26年ぶり、球団合併後で初の日本一に輝いた。
ヤクルトは8回に4点を挙げ1点差まで追い上げたが反撃が及ばず、2年連続の日本一を逃した。
表彰選手
MVP(最優秀選手):杉本裕太郎(オリックス)
敢闘選手賞:ホセ・オスナ(ヤクルト)
優秀選手賞:山﨑福也(オリックス)
優秀選手賞:吉田正尚(オリックス)
優秀選手賞:塩見泰隆(ヤクルト)
その他・記録など
オリックスは、阪急時代の1978年、ブルーウェーブ時代の1995年、合併後の前年、2001年の近鉄を含めた過去4回ヤクルトに日本一を阻まれてきたが、今回初めてヤクルトに勝利した。
なお、近鉄は一度も日本一になれなかったので、「バファローズ」名のチームが61年目で初めて日本一になった(※)
日本シリーズの通算成績は37勝36敗で2年ぶりにパ・リーグが勝ち越した。
オリックス球団が誕生した1989年から球団オーナーを務めた宮内義彦は、87歳の高齢を理由に2022年シーズンを最後にオーナー職を退くが、見事有終の美を飾り中嶋監督の次に5度胴上げされた。
※1950~58年まで「近鉄パールス」、1959年~61年まで「近鉄バファロー」であり、「バファローズ」になったのは1962年である。
関連タグ
1978年の日本シリーズ《阪急ブレーブス》
1995年の日本シリーズ《オリックス・ブルーウェーブ》
2001年の日本シリーズ《大阪近鉄バファローズ》
2021年の日本シリーズ《オリックス・バファローズ》