「やったぁ、ソウジくん初めて笑ったね!」
「別に…俺だって、たまには笑うさ…」
概要
立風館ソウジとアミィ結月のカップリング。お転婆お嬢様とクールな高校生という、一見かみ合わない組み合わせだが、キョウリュウジャー内では年少組ということもあるためか、二人で話したり、行動したりしているシーンは多い。本編での序盤から、世話焼きなアミィが不愛想なソウジを気にかける描写は多々あり、アミィの世話焼きに関してソウジが嫌な態度をとったことは一度もない。
名乗りも隣同士であり、CM前後の前後のアイキャッチでは、ソウジの肩を引き寄せるアミィや、ソウジの腕を掴み一緒に上げるなどの絡みもみることができる。
なお、公式において結ばれたのはこちらの二人であるため、この二人のカップリングは非公式である。
ちなみに、年齢はソウジが16歳、アミィが18歳でアミィのほうが年上の設定なのだが、中の人の年齢差は逆で、キョウリュウジャー放送時は塩野瑛久氏が18歳、今野鮎莉氏が16歳である。
テレビ本編での展開
ブレイブ1
アミィのアルバイト先のファミレスにて、イアンからデートに誘われ困っているアミィを、ソウジは自身の木刀をにぎりしめ、助けようとしていた。
ブレイブ3
アミィのアルバイト先「TIGER BOY」の常連であるソウジ。アミィは、不愛想でクールなソウジの笑顔を見ることが目標である。
父と揉め、父に勝つためにザクトルを利用したと吐露するソウジに、「獣電竜はそんな勝手な人を選ばないわよ」とアミィがフォロー。
その後、父と和解し、自分の剣の在り方を見出したソウジは、ダイゴ、ノブハル、アミィに感謝の笑顔を見せる。ソウジを両腕で迎えるキングを払いのけ、「やったぁ!ソウジくん初めて笑ったね」とアミィがハグ。若干照れたような表情のソウジにも注目だ。
ブレイブ7
デーボ・ヤキゴンテの技により、ソウジはキョウリュウピンクそっくりのゾーリ魔に「格好悪い」と言葉を焼き付けられてしまう。偽物と気づかないソウジはアミィを追いかけ、追いつたとたん激怒。敵は相手の精神情報を読み取り一番腹が立つことを言うため、ソウジは「格好悪い」と言われることが腹が立つことだった模様。そのとき「いくらアミィさんでも許せない」と発言。その発言からアミィのことを信頼していたことがうかがえる。
本物に替わったあとでも、偽物に言われたと気づかずに「そんなことよりアミィさん、俺のことそんな風に思ってたの」と怒っていた。
ブレイブ9・10
ドゴルドを追うソウジとアミィだったが、敵の攻撃を受け、捕まってしまう。が、アミィのまさかの特技により脱出。敵にどうやって脱出したのかと問われた際、アミィの言いつけを守り、ソウジは内緒にしてあげていた。
ブレイブ13
ソウジに思いを寄せる勝山りんが登場。アミィとソウジが放課後に雑貨屋で買い物をしているところを見られ、付き合っているのではと勘違いされてしまう。
その後勝山さんに「アミィさんは彼女じゃないよ…」とどこか悲し気に誤解を解く。
ブレイブ23
一時的に復活したデーボスの圧倒的な力に全く歯が立たなかったキョウリュウジャー。トリンによってスピリットベースへ救出されたキョウリュウジャーの面々は満身創痍だった。この時、アミィはソウジの傷の手当をしており、敵に成すすべなく負けてしまったことに悔しがるソウジに「落ち着いてソウジくん、包帯巻けないよ」と優しく諭している。
キングの天井のないブレイブによって励まされたメンバーは、各々体力の回復や治療に専念。ソウジとアミィも傷の手当を再開していた。
ブレイブ29
エンディング前、生き返ったトリンを囲み、全員で歩いているシーンでは、アミィが「ソウジくんも!!」と言いながらソウジの腕を引っ張っている。ソウジはバランスを崩しながらもついていっている。
ブレイブ30
ソウアミファン必見回
アミィに好意を寄せる神流光彦が登場。アミィに思いを寄せるがあまり、アミィの周りにいるキョウリュウジャーの男性陣を“害虫”呼ばわりする光彦の自己中心的な物言いに腹を立てたソウジを、アミィが優しくなだめる。
アミィの婚約と秘石をかけ、サバイバルゲームをすることになったキョウリュウジャー。
ゲーム中にも自分勝手で傲慢な態度を見せる光彦に、ソウジは「そんなだからアミィさんに好かれないんだ!!」と一喝。まるで自分は好かれているような言い草にツッコミを隠せない。また、ほかの男性陣は、アミィの婚約がかかっているのにもかかわらず、サバイバルゲームを楽しんでいるが、ソウジだけが光彦のSPに囲まれながらも懸命に戦っていた。
光彦から完全にライバル視されていたソウジだったが、最終的には和解し、「アミィさんに好かれる人間になる」と発した光彦に対し「今のあんたはそんなに嫌いじゃない」と返している。
ブレイブ31
デーボ・バーカンスの力により街中がバカンス状態に。攻撃を受けなかったノっさんが街の様子に動揺する中、ソウジとアミィが腕を絡めながらスキップして登場。(バーカンスの力でホリデー人間になっているとはいえ「この後どこ行く?」「そうだな、プールでも行こうか!」という会話まで披露)
敵の登場により変身するようノっさんに連れてこられても、バカンス状態の二人は変身せず。それどころかヘラヘラしながら腕を組んでクルクルを回りだす始末。
その後もバーカンス、キャンデリラと共にビーチボールで遊んでいる。
ブレイブ33
スピリットベース内でイアンに鉄槌をくだす空蝉丸。その攻撃からアミィを守るためソウジがかばっている
ブレイブファイナル
上昇する氷結城。ダイゴは、アミィを危険から遠ざけるため地球へと放り投げる。一緒に戦えなかったことに涙するアミィに対し、「キングはアミィさんを守りたかったんだよ。世界よりもちょっとだけ先にね。」と声をかける。
ダイゴ帰還。熱く抱き合うダイゴとアミィ。その二人の様子を見て、ほかのメンバーがほほ笑むなか、ソウジは一人複雑そうな表情を浮かべている。
その他の展開
最終話後に発売された獣電戦隊キョウリュウジャー キャラクターブックVol2にて脚本家・三条陸氏が「ソウジはアミィがちょっと好き……という感じで書いていた」と発言。最終話でのセリフは、アミィのダイゴへの想いを受けとめ納得してアミィを励ましたものであるとも語っている。
FLTにて、上記・最終話の「キングはアミィさんを~……」というセリフは、演者塩野瑛久氏もお気に入りのセリフであると発言している。
10周年にて
キングオージャー第32・33話でキョウリュウジャー10周年を記念し、復活。
物語の中で出てくる謎の少年プリンスの素性が終盤で明らかになった際には、ソウジのどこか悲しげな表情をソロカットで見ることができる。その表情は、密かに思いを寄せていた人の結ばれた相手は自分じゃないと分かり、10年間の淡い恋心に終止符が打たれた表情にもみえるが……真意は不明である。