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プロフィール編集

所属新日本プロレス
旧リングネーム石狩太一
生年月日1980年3月19日
身長177㎝
体重100㎏
血液型O型
ニックネーム愛を捨てた聖帝
所属ユニット鈴木軍Just5Guys

概要編集

2001年に全日本プロレスへ入団し、2002年12月にデビュー。この時の「石狩太一」というリングネームは、故橋本真也さんの命名である。全日四天王の一人である川田利明氏を直接の師匠として付き人を務め、ともに全日本を退団してからもハッスルなど様々な団体で一緒に活動していた。

2006年にはジュニアヘビー級として新日本プロレスへの参戦も果たし、2008年にはかつて抗争状態にあったミラノコレクションA.T.とのタッグチーム「ユニオーネ」を結成。2009年にかけて当時新日ジュニアタッグのトップ戦線にあったApollo 55(プリンス・デヴィット、田口隆祐組)と好戦を繰り広げた。またこの年、現在のリングネームへと改名を果たしている。

2010年にはメキシコ遠征を行い、CMLLでのカベジェラマッチ(敗者髪切りマッチ)でメインイベンターを務めるなど活躍。この当時、後に同じユニット所属となるDOUKIの指導役となっていた。その後日本に帰国すると、小島聡TAKAみちのくらと共に「小島軍(仮)」を結成。

しかしその年の内に不協和音が鳴り始めており、2011年5月、TAKAと共に試合後の小島を襲撃すると、乱入してきた鈴木みのると結託。小島を追放して鈴木を新たなリーダーとした「鈴木軍(仮)」を結成する。この頃のタイチは、別選手の試合に乱入したり同じユニットの選手をインタビューで褒め称えたりと三下感が漂う振る舞いが多く、ニックネームが鈴木に因んだ「世界一性格の小ズルイ男」だったり「ミスター太鼓持ち」だったり、自身の試合では「タイチは帰れ」コールが定番と化すなど、小物感漂う悪党の一人として、実績充分な鈴木やTAKAの後塵を拝している状態だった。

しかし鈴木軍の規模が拡大していくにつれ、オリジナルメンバーの一人として次第に頭角を現し始める。2015年の鈴木軍対プロレスリング・ノアの全面抗争においては、ジュニア戦線の外敵としてGHCジュニアヘビー級王座を奪取し、以後四度の防衛を果たした。また試合内容以外でも、自身の入場前に懇意にしているアイドルグループのライブを行う、同郷の出身者であるグラビアアイドルのあべみほをディーヴァとして起用し試合にも介入させるなど、自身の色を前面に押し出していくようになった。

その後鈴木軍のノア撤退に伴い、再び新日本プロレスを主戦場とする。そして2018年、自身を倒した内藤哲也を背後から襲撃し、ヘビー級への転向をアピール。同年中にNEVER無差別級王座を戴冠するなど実績を残し、翌2019年には因縁ある内藤とのIWGPインターコンチネンタル選手権試合で、入場中の内藤を背後から飯塚高史に襲撃させるなど話題を振りまいた。2019年にはG1 CLIMAXにも初エントリーしている。

2020年からは、同ユニット所属のザック・セイバーJr.とのタッグチーム「デンジャラス・テッカーズ」を結成しヘビー級タッグ戦線に参入。当初は飯塚の形見であるアイアンフィンガーを用いた凶器攻撃も辞さないダーティーファイトを展開していたが、コロナ禍による団体の活動縮小などが重なり自身もコロナ感染を公表したりする中で、次第に立ち振る舞いが変化。とりわけゲリラズ・オブ・デスティニー(タマ・トンガ、タンガ・ロア組)とのアイアンフィンガー及びIWGPタッグ王座挑戦を巡る抗争を境にクリーンファイトの展開が増加していき、IWGPタッグ王座を通算三度戴冠する名タッグチームとなった。この頃になると観客からのコールが「レッツゴータイチ!」に変化している。

2022年には念願だった自身のYouTubeチャンネルを開設。この年は主にKOPWを主戦場としており、ミスターKOPWの名をほしいままにしていた矢野通から同王座を奪取し、鷹木信悟との熾烈かつ過酷な王座戦を繰り返した。そして同年12月の鈴木軍解散により、デンジャラス・テッカーズも解消となる。

その翌年1月5日、軍団のメンバーだったTAKA、金丸義信DOUKIとともに、新ユニット「Just 4 Guys」結成を宣言した。当初はUNITED EMPIREとの軍団抗争で敗れるなど苦闘が続いていたが、同年3月のNEW JAPAN CUPシリーズにてユニットでの初勝利を達成。さらに当時スランプの渦中とされていたロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのSANADAがタイチの勧誘を受けてユニットに合流し「Just 5 Guys」へ改名すると一気に昇り調子となる。SANADAが団体最高峰のIWGP世界ヘビー級王者となるだけでなく、自身も四度目にしてついに鷹木を撃破してのKOPW戴冠を果たすなど、躍進を見せている。


得意技編集

かつては急所攻撃や凶器の使用も当たり前にやる小悪党気味のファイトスタイルであったが、現在は師匠川田利明のデンジャラスKイズムを受け継いだハードな蹴り技が目を引く。全日本プロレス、とりわけ90年代の四天王プロレスに強い影響を受けている一方で、大の好角家でもあることから相撲由来の技を使用したり、時には相手の技をタイチ式でくり出すなど、高いポテンシャルを持っている。

四十分越えの激戦にも耐え抜くタフさも凄まじく、相手と互いに数百発に及ぶ蹴り合戦を繰り広げるなど、スカシと真っ向勝負の巧みな使い分けで独自のスタイルを確立している。

ヒール時代はリング外の舌戦も注目されており、階級が違っていたため疎遠になっていたオカダ・カズチカとのシングルが決まった時には、「俺はずっと指名を待っていたけど、お前はデビュー戦で負けたから怖がって逃げてたんだろ?」と、とんでもない言いがかりで因縁の決着のように仕立ててしまった。


ブラックメフィスト編集

現在のフィニッシュ・ホールドで、変型の水車落とし。ジュニア時代から継続使用している。

正面から相手の股下に頭を差し込んで上下逆さまに相手を担ぎ上げ、左右どちらかの腕で相手の頭を抱え込み、そのままマットへと落下させて後頭部から首にかけてを叩きつける。

タッグパートナーのザックと一緒に仕掛ける「ザックメフィスト」という合体バージョンも存在。

技名は、師である川田の海外遠征時のリングネームに由来している。


天翔十字鳳編集

タイチの使うトラースキックの中でも、両腕を上へ掲げた後に左右へ広げて十字の形を作る独特の所作から放たれるキックは、特筆してこの名で呼称される。発動までに間があるためその隙を突かれたり躱されたりすることもままあるが、これで3カウントを取ることも可能な威力抜群の技。

合体技が存在しており、ザックのザックドライバーと同時に炸裂させる「天翔ザックドライバー」やSTARDOM所属の中野たむと同時にくり出す「愛を取り戻せ!」がある。

由来はまず間違いなく元祖聖帝のあの人と思われるが、あちらは蹴り技ではない。


バックドロップ編集

古典的なプロレス技の一つで、師匠川田利明の得意技「デンジャラス・バックドロップ」を継承したもの。川田と同じヘソ投げ式で、相手を頭部から思いきりマットへ落下させる。近年ではジャンボ鶴田ばりのバックドロップ・ホールドもここぞの時に使用。名前通りの強烈無比な一撃で、波に乗る相手の流れをこれ一発で断ち切る。

技を繰り出す時、実況席にかつてのパートナーであるミラノがいると「デーンジャラス!」と叫ぶのがお約束のパターン。


パワーボム編集

説明不要の最も有名なプロレス技の一つ。これも川田が得意としていた技であり、大一番では叩きつけた相手にそのまま体をスライドさせて全身で覆い被さる通称「川田式押さえ込み」でフォールするムーヴを見せる。それまで勝ちがなかった内藤から初白星を奪ったのは、実はこの技。

抱え上げた際に相手がウラカン・ラナで返そうとするのを力ずくで堪え、その体勢からマットへ垂直落下させる「三冠パワーボム」も、奥の手として使用する。


ジャンピング・ハイキック編集

これまた川田イズムの流れる技。立ったまま相手の顔面を蹴り抜く通常のハイキックも使用しているが、こちらは文字通り両足で踏み切り空中で相手の顔面へ蹴りを叩き込む技であり別扱いとなる。時々「デンジャラス・ハイキック」と呼称されることも。

コーナーに走り込んできた相手と体を入れ替え、その勢いを利用して一気に顔面を蹴り抜く串刺し式等のバリエーションも持ち、ウィル・オスプレイの勢いを一撃で止めたこともある。


横綱式カチ上げエルボー編集

自身が大の相撲好きであることから、2021年当時横綱だった白鵬関が見せた動きに着想を得て開発された技。相撲の立ち合いの姿勢から、一気に距離を詰めて相手の顔面にエルボーを叩き込む。

基本は上記フィニッシュへの繋ぎ技だが、時折フィニッシュにもなる。


聖帝十字陵編集

コブラツイストとドラゴンスリーパーを複合させたサブミッション。細かく説明するより、川田利明のストレッチプラムと言う方が早い。フィニッシャーとなり得る威力を持ち、Just 4 Guys全員揃っての初勝利をもぎ取ったのはこの技でのギブアップ勝ちだった。

技名は、元祖聖帝が建設させた巨大な陵墓に由来する。


タイチ式外道クラッチ編集

数少ないフォール技で、ジュニア時代に抗争経験のある外道のオリジナル技をコピーしたもの。しかしそこそこ長く使用されており、実際に外道本人からこの技でピンフォールを奪ったこともある。

かつては相手とレフェリーの隙を突き、急所攻撃からこの技で丸め込むのが一連の流れだった。脇腹を負傷し相手をまともに持ち上げられなかった2021年のG1クライマックスでは、ハイフライフローを失敗し全身をマットに打ちつけた直後の棚橋弘至を、この技で抑え込み仕留めたことがある。

バリエーションとして、現在のユニット仲間であるSANADAの得意技オコーナーブリッジの動きから同技へ移行する、「タイチ式外道クラッチ37」が存在する。技名は本人曰く「37という数字が頭に浮かんできた」とのこと。

時折、対戦相手にコピーされ返されることがある。


喉輪編集

つまりは喉絞め。プロレスルールでは普通に反則技なのだが、相撲の技であること、元全日本所属の田上明の得意技であったことなどから、割合頻繁に使用している。

ダウン状態の相手にこの技を仕掛け、「チョーク!」と咎めるレフェリーに対し一度技を解いてから、「よく見とけ、これがチョークだ!」とまったく同じ技を再度しかける流れは、一時期の定番ムーヴだった。

大一番では「タイチ式俺が田上」と呼ばれる喉輪落としも使用する。


YouTuberとして編集

上記の通り、2022年より念願だったYouTuberとしてのデビューを果たした。記事投稿時点での登録者数は約3.9万人。

基本的にはライブ配信をメインとしており、月額490え~んのメンバーシップも開設されている。本人曰く「プロレスラーとYouTuberの二刀流」

主な活動はゲーム実況で、タイトルは原神SUMOMAN桃太郎電鉄ONLYUP!等。時たま視聴者参加大会も開催している。

また自身やユニットメンバーのサイン会の生配信や、試合後の感想配信、他者の持ち込み企画なども行っている。

特に人気が高いのはユニットメンバーへのドッキリ企画であり、主な標的はのぶおじこと金丸義信。ハイボールを別の調味料等にすり替えられる、顔を拭くタオルに白ペンキを塗りたくられるなど、鈴木軍時代から何度も標的に定めており、後にSTARDOM所属のなつぽいや、弟分のDOUKIもターゲットとなるに至った。特にDOUKIによるメリットのCM出演が決定し自分たちも出演した際には、SANADAやスタッフたちと一緒に撮影の合間に様々なドッキリを仕掛けている。

上記の通り仲の良い仲間たちがゲスト出演することもあり、鈴木軍時代にはエル・デスペラードが電話で一度だけ出演したり、軍団解散後には鈴木みのると軍団の歴史を振り返る生配信を行ったり、IWGP世界ヘビー王座戴冠を果たしたSANADAがベルトと一緒に参加して酔っ払ったりと、かなり豪華なメンバーが出演している。2023年には、ついに木谷オーナーが出演した。

加えて「リアル聖帝ツアー」と呼ばれる視聴者との交流企画が実施されておりこちらも人気が高いが、なぜか既に引退しているはずの飯塚高史に毎度襲撃されており、アイアン・フィンガー封印のために奔走したりツアー客に襲いかかる飯塚を撃退するために奮闘したりと、飯塚の存在がもはや恒例となっている。第三回の告知では、普通にタイチたちと並んで紹介されていた。

このツアーの振り返り配信も行われているのだが、その様子はどう見てもコレである。


人物編集

  • 現在もJ5Gで組んでいるDOUKIは、メキシコ遠征時代にミラノから託され、プロレスをいちから教えた直弟子。この他のちに本隊所属となり別れたデスペラードは、彼がこの業界に入った頃最初に声をかけたという、弟分のような存在でもあった。
    • J5G結成以降にチームメイトとなった、SANADAや上村優也からも懐かれており、気さくさや面倒見の良さから後輩ウケが非常に良いことで知られている。ただし彼らに合わせるように、J5G自体がベビーフェイス色を強めていったことが、「客に媚びを売っている」と嫌がった金丸との決別の引き金にもなった。
  • 趣味はテレビゲーム、ビジュアル系バンド、漫画、相撲、競馬など多岐に渡る。上述したように自分が気に入ったものは、積極的に活動に取り入れるスタイルを取っている。
    • 大人のお店で遊んでいたことを仄めかす場面もあるが、2014年には不倫が原因で処分されていることもあり、どこまで本気で受け止めていいか、笑っていいのかも怪しいフリでもある。TAKAが一時期、不倫を理由に新日本を離れていた頃も、そのこと自体でなく説明謝罪も無しに戻ってきたことに怒るという、ややぎこちない対応を見せていた。
  • 鈴木軍の構成員では唯一、最初から所属し一度も離脱しなかった選手でもあり、鈴木からも「お前に強くなったなんて言う日が来るとは思わなかった」と、長い共闘時代を振り返られている。この頃の活躍ぶりは上述した通りだが、所属団体でIWGPとついたシングル王座を40歳になっても戴冠できなかったこともあってか、「何も結果を残せなかった」と自己評価はやや低め。
    • デスペラードいわく鈴木軍在籍当時は、「レスラーはリングの上では横一線」と考えており、ボスの鈴木・弟子のDOUKI以外とは、年齢キャリアの上下関係なくタメ口で会話している。パレハ(相棒)と呼んでいるTAKAも、実はタイチより7つも歳上。

関連タグ編集

新日本プロレス 全日本プロレス

金丸義信 SANADA 飯塚高史 鈴木みのる ザック・セイバーJr.


外部リンク編集

新日本プロレス公式サイト内プロフィール

公式Xアカウント

聖帝タイチのゲーム実況チャンネル(YouTubeチャンネル)

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