プロフィール
所属 | 新日本プロレス |
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血液型 | A |
誕生日 | 1988年1月28日 |
出身地 | 新潟県 |
身長 | 182cm |
体重 | 100kg |
所属ユニット | ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン⇒Just 5 Guys |
キャッチコピー | Cold Skull |
スポーツ歴 | レスリング、柔道、野球 |
経歴
小学4年の時、兄が買ってきたプロレスのゲームが彼にとってのプロレスの入り口となる。しかし、本格的にプロレスに興味を持ったのは深夜に放送していた長州力の引退興行を観て以降。
中学時代は野球に打ち込み、高校では2年間の柔道を経て最終的にはレスリング部に所属。
2006年、武藤敬司が主催のフィットネスセミナー「武藤塾」の第1回オーディションに合格し、翌2007年に全日本プロレスでデビュー。
2013年に全日本プロレス退団後、WRESTLE-1やTNAなどを経て2015年に日本での活動を再開。
2016年、オカダ・カズチカと内藤哲也のIWGPヘビー級選手権試合に髑髏マスクを着用して乱入し、オカダをTKOとラウンディングボディプレスで襲撃。
その後ユニットロゴが描かれたタンクトップを見せ、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(以下L.I.J)に加入したことを示した。その後はEVILとのタッグでIWGPタッグ王座戴冠、WORLD TAG LEAGUE二連覇達成など、タッグ戦線で活躍する。
オカダとのライバルストーリーを展開するなど、徐々にシングル戦線での活躍が目立ってきたところだったが、IWGP USヘビー級王座を負傷により返上したあたりから調子を落とし、IWGP世界ヘビー級王座戴冠を果たした鷹木信悟らの影に隠れ始める。
2023年、スランプからの脱却を目指すSANADAは、全日時代の先輩でもあったタイチの思想に共鳴。L.I.Jを脱退し、Just 5 Guys(以降J5G)に合流した。
その後はNEW JAPAN CUP初制覇、さらにオカダを下して世界ヘビー王座戴冠を果たし、名実共に団体の頂点へと上り詰める破竹の快進撃を見せている。
得意技
武藤に師事したSANADAは、彼のような「エレガントなレスラー」を理想としており、身体能力に物を言わせた過激な技に頼らず、誰でも使える古典的な技で勝つという姿を美しく見せることにこだわりを持っていた。
特に自身と対極のファイトスタイルを誇っていたケニー・オメガが、「日本人レスラーは楽をしている。苦労がある分、自分達外国人の方が努力をしている」と挑発したことに対し、「頭から落とすだけがプロレスじゃねえんだよ」と批判で返したことから、危険技を忌避しているという認識がファンの間で印象づくようになった。
自らが理想とするスタイルを叶えるために、ストイックに技術や肉体を磨いており、棚橋弘至やザック・セイバーJr.ほか対戦した相手レスラーからの評価も高い。
ただしJ5G加入手前からは、スランプからの脱却のために敢えてこのこだわりを捨て、時にはまさに上から相手を落とすような技での逆転に賭ける姿も見せている。
Skull End
相手の頭部を背後から脇下で抱え、そのまま両脚で胴体をロックしながらグラウンドに移行し、頭蓋骨を締め上げる胴締め式のドラゴンスリーパー。
入り方のバリエーションも豊富で、相手の技を切り返して入ることも可能。時折フィニッシャーとしても使用される。
デッドフォール
正面から組み付いた相手を右膝の上に乗せ、頭部を右脇下に抱え込み、自分の体を回転させながら倒れ込んで放つスイング式・スパイクDDT。わかりやすく言うと、DDTにブレードランナーの要素をミックスしている。特にレインメーカーなど、正面に立っている相手のモーション中にいきなり仕掛けることもできるため、奇襲性がかなり高い。
なりふり構わぬ戦い方を見せるようになった、2023年ニュージャパンカップでのタイチ戦より使用しているオリジナルのフィニッシャー。BULLET CLUB新リーダーとなったデビット・フィンレーや当時の世界ヘビー王者であったオカダなど、名だたる面々をこの技で仕留めており、現在まで一度もキックアウトされていない。
技名はSANADAが大ファンだと公言している、難波章浩(Hi-STANDARD)によって命名された。
シャイニング・ウィザード
ご存じ、武藤敬司オリジナルの世界で流行した超有名技。相手の足を踏み台にして仕掛ける変型のニー・ストライク。
JUST 5 GUYS加入後から使用し始めた、SANADAには少ない打撃系の技。相手の流れを寸断するチェンジオブペースとして、試合の要所で繰り出される。
ラウンディングボディプレス
所謂ムーンサルトプレス。
師である武藤敬司の代表的な技の一つであり、技名は武藤の初公開当時のものを使用している。
空中姿勢が非常に美しく、高速回転で鋭角に相手の体を捕らえる。
LIJ時代のメイン・フィニッシャーで、タイトル戦やG1といった大一番ではこの技がとどめとなることが多く、オカダ、内藤といった強敵が相手だと背面と腹面に2発放って決めることもある。
オコーナーブリッジ
回転足折固めと言われる抑え込み技のひとつ。技名は同技の名手として知られた往年の名レスラー、パット・オコーナーの名からとられている。
背後から相手をロープに押し込み、その反動を利用して相手ごと後方回転し、そのまま相手に覆いかぶさるようにブリッジして抑え込みフォールを奪う。
切れ味とタイミングが抜群で高いフォール率を誇り、ここぞという時にこの技で名だたる猛者から3カウントを奪っている。
TKO
相手をファイアーマンズキャリーの体勢に抱え上げ、足を振って顔面から叩き落とす変型のダイヤモンドカッター。
技名は『トータル・ノック・アウト』の略。
大一番では相手を上空に放り投げ、落下してきたところを捕らえて繰り出すポップアップ式も使用する。
このほか、ドラゴンスクリュー、ローリングソバット、マジックスクリューなどといった武藤を彷彿とさせるような技や、ブリッジの美しいスープレックス系投げ技、本家のミラノコレクションA.T.公認のパラダイスロックなどを得意としている。
特に同じ全日本をバックボーンに持つタイチとのシングルでは、エメラルドの要素を思わせるタイガードライバーなどを繰り出すことがあり、さながら四天王プロレスの如き大技の応酬が見られることも。
人物
- 決め台詞は「どう考えても、日本で一番○○(地域または会場名)が好きです。おい、○○!See You Next Time!」。
- 整った顔立ちと引き締まった肉体を持つイケメンであり、女性ファンからの人気も高い。
- LIJ加入時は冷静で寡黙、無表情なキャラクターを演じており、試合中に感情を露わにすることも少なかった。このキャラクターを固めた当時は饒舌なレスラーが注目されており、「みんな喋っている中で張り合うのもよくない」と考え真逆のスタンスを取ったとのこと。
- 一方でJ5G加入後は、勝利のために必死の形相で食らいついたり、バックステージで素の笑顔を見せる場面が増えたりするなど、自身の自然体を見せるようなスタイルへとシフトしている。
- 普段の彼はやや天然な人物であるらしく、シュールとも言える独自のユーモアを持っている。近年では大胸筋を動かしたり、ポーカーフェイスのまま手を耳に当てて拍手や歓声を煽ったりすることも多い。Webサイトや週刊プロレスのG1特別号などで読める日記や各種SNSなどからは、彼の本来の性格が窺える。
- とりわけJ5Gに加入して素の露出が増えて以降はこの天然ボケが著しく、始終タイチやDOUKIからツッコミを受ける場面が見られる。わけても初の本格参加となった2024年の第五回聖帝ツアーでは「知らずにカメラの前に立ち尽くしてしまい、映像をお蔵入りにしてしまう」、「乱闘騒ぎが起こっている中、一人だけ戦わずに呆然としている」、「共演者を思いっきり跨いだ姿がバッチリ撮影される」などの数々の迷場面を量産し、遂には「これが、平和ではない……」という迷言を生み出した。
- ファッションに関心が高く、過去に挙げた好きなブランドはGAINGROUND。Instagramではたびたび色気のあるスーツ姿を披露しているほか、パレハ(仲間)の内藤がEVILの乱入に苦しめられた際はクリスチャン・ルブタンのスリッポンを履いて救出に向かったことがある。
- L.I.J加入後しばらくはモヒカン頭がトレードマークだった。
- 年々モヒカンは長さと高さを増し、2018年秋頃からは顎髭を長く蓄えるようになったことでまるで逆さ絵のようなビジュアルへと変貌。
- 2019年5月4日、オカダ・カズチカを相手に戦ったIWGPヘビー級選手権試合以降は髪や髭を短く切り揃えている。
- 2023年、J5G加入後初試合のNEW JAPAN CUP準決勝では、心機一転髪色を黒にし髭も剃った姿を披露した。またコスチュームもスパンコールなどをあしらった色鮮やかなものへと変化しており、試合着もショートタイツに変わっている。
- スターバックスが大好き。
- 保護犬好きでInstagramでは犬と撮った写真も多く、動物愛護センターにも足を運んでいる。
- また、SNSで「#adoptdontshop」のタグを使用したり、犬猫の殺処分が行われる現状を憂うなどペットショップなどの生体販売については否定的な考えを示している。
- J5Gのタイチからは、彼が鈴木軍に所属していた頃から、全日時代の先輩風を吹かされウザ絡みをされていた(タイチは02年デビュー)。Twitter上で「ゴーストリコン ブレイクポイント」にてSANADAそっくりのキャラクターを作成してこれを「サナやん」と呼称し、これに本人が「#sanaやん」のタグで反応。「タイチ兄やん」、「sanaやん」と呼び合う独特の関係を築くようになった。本人もこの呼ばれ方を気に入っているらしく、現在ではファンにもSANAやんと呼んでもらいたいと発言している。
- 同じユニットの同士となった現在では、タイチのYouTubeで生配信に出演する、ドッキリ企画に仕掛け人として参加するなど、なかなかの仲の良さを見せている。
- 実は鈴木軍解散直前、2022年秋のあたりから、タイチから勧誘を受けていたことが、彼のYouTube配信で明かされている。この頃はさすがにSANADAもピンときていなかったそうだが、後にJ5G結成時の「最底辺からトップを目指す」というユニット思想に惹かれ、逆境の中で自分を磨く意味でも合流を決意したとのこと。