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プロフィール編集

所属ユニット鈴木軍(2014-2022)→本隊
身長・体重不明※後述

概要編集

2014年1月4日、東京ドームで行なわれたIWGPジュニア選手権試合、プリンス・デヴィットvs飯伏幸太の試合後、勝利した飯伏のもとに突如現れた正体不明のマスクマン。

自身が持参してきたギターケースから黒い花束取り出して渡すだけという不気味な行為を行い、その場を去った。

翌日後楽園ホールにて行われた「NEW YEAR DASH!!」において獣神サンダーライガーと共にタッグを組んで試合に出場(相手は飯伏とBUSHIのタッグ)、公式サイトでもこの日がデビュー日という扱いになっている。


7月4日、後楽園ホール大会で行われたアレックス・シェリーとのシングル戦に敗れた際、試合後に乱入した鈴木軍のTAKAみちのくと共にシェリーをいたぶり退場、同じ日のIWGP jr.戦(飯伏対KUSHIDA)の試合後にも乱入、KUSHIDAを襲撃した。

退場時、デスペラードは鈴木軍のTシャツに袖を通し、鈴木軍に加入した。

その後、IWGPJrヘビー・ジュニアタッグ・NWA世界ジュニア王座に挑戦するものの、いずれも敗れる。


2015年、鈴木軍のNOAH侵攻に伴い、ノアのジュニア戦線に参戦。

3月にはTAKAみちのくとタッグを組み、拳王&大原はじめが持つGHCジュニアタッグ王座の3WAYマッチに挑戦。(ちなみにもう1組の挑戦者は原田大輔&平柳玄藩)

平柳からピンフォールを取り、初のタイトル獲得。


2016年3月17日、タカタイチ興行(TAKAみちのくタイチプロデュースの大会)にて、負けたら鈴木軍追放という条件のもと飯塚高史と対戦。

飯塚のアイアンフィンガー・フロム・ヘルで反則勝ちとなり事なきを得た。


2017年、鈴木軍の新日本再侵攻に伴い、2年ぶりに復帰。

KUSHIDAの持つIWGPジュニア王座に挑戦した際、相手マスクを取る行為を取ると反則になることを逆手に取り、自らマスクを脱ぎ、KUSHIDAに投げ渡し、レフェリーにマスクを剥がされたアピールをするとんでもない奇策を繰り出すが、王座奪取とはならなかった。


2018年3月6日、金丸義信とのタッグでIWGPジュニアタッグ王座を獲得、デビュー以来初の新日本のタイトル戴冠となる。


2019年5月7日、後楽園ホールで行われた「タカタイチマニア2」にて行われた葛西純との試合中に顎を骨折。

出場予定だった「BEST OF THE SUPER Jr.26」を含め長期欠場となった。


2020年12月11日、「BEST OF THE SUPER Jr.27」優勝決定戦にて高橋ヒロムと対戦。

ヒロムによってマスクの一部分を破られたが、自らマスクを脱ぎ捨て、素顔を明かした。

ヒロムのTIME BOMB(旋回式変形エメラルド・フロウジョン)を返すものの、今大会の奥の手として編み出したTIME BOMBⅡ(垂直落下式ダイナマイト・プランジャー)を食らい惜敗。

試合後、ヒロムと同期入団であることを認めたものの、あくまでも自身は「エル・デスペラード」というプロレスラーであるという旨のコメントを残した。


2021年2月28日、高橋ヒロムの負傷欠場により空位となったIWGPジュニアのベルトを賭け、BULLET CLUBエル・ファンタズモLIJBUSHIを交えた3WAYマッチの試合に臨む。

ファンタズモからピンチェ・ロコで3カウントを奪い、念願となる初のIWGPジュニア王座戴冠に成功。


2022年末に鈴木軍が解散して以降は、ストイックな路線を目指して本隊へ移籍。鈴木みのる・成田蓮と共にシックスメンタッグチーム「STRONG STYLE」を結成した。

その後成田の裏切り・鈴木の新日本離脱によりチームは解散。2024年からは本格的に、本隊メンバーの一員として活動している。


2024年には「DESPE-invitacional」として本人主催の興行を開催。商業的には成功したほか、後述したモクスリーや葛西との交流からハードコアマッチも行った。…呼びつけられたヒロムちゃんが。

※その場でヒロム本人に「やりたくなければやらないでいい。ハードコアマッチである以上はやりたくない選手にやらせる方が良くない」「嫌ならば帰っても問題ない、それならそれで葛西さんと鈴木さん・植木さんだけで試合をやる」と確認を取ったうえでではある。結局ヒロムがまっさきに流血したし一番危険な凶器を持ち込んだが。


スタイル編集

物事の本質を突くようなグサリと来る言葉を気だるげに話す、ルード(のような現ベビーフェイス)。

いつものんべんだらりとした口調ではあるが、声質やマイクパフォーマンスの質の良さも彼の揺るがない魅力。

かといって試合に無気力かと言われるとそんなことはなく、むしろリング上ではヒロム以上に感情を爆発させ、徹底的に『勝ち』にこだわる。鈴木みのるからはそのストイックさから、2023年当時リングで活躍していた選手の中で、「最もストロングスタイルという言葉が似合う男」と評されていた。


また、ジョン・モクスリーや葛西純など、デスマッチを得意とする大物レスラーとも交流を持っており、真壁刀義本間朋晃がデスマッチをやらなくなった今の新日本にとって、貴重な「デスマッチが得意なレスラー」でもある。

ただし本人は「得意だからこそ毎回そういう攻撃方法に頼らないことを心掛けている」「葛西さんとやった時のスタイルでやるのは、あくまである程度でもそういうのがokって言われてる試合だけ」とも述べており、どっちも得意と書くべきか。


一方で、元同僚かつ恩師でもある金丸義信や、才能の無駄遣いを体現しているようなコミック系の田口隆祐とはコミカルなプロレスを繰り広げることもできるなど、善にも悪にも振り切れることのできる幅広い技量を持つ(一度だけ、コスチュームのパンタロンを無くして黒のショートパンツに自身のファンTシャツをぶら下げているド変態スタイルで来た時には、敵味方双方からいじられつつもキッチリと試合を成立させた)。

上述の個人興行ではディーノスタイルまで披露した。


……ナマハゲ?知らない子ですね。


得意技編集

「ならず者ルチャドール」の異名の通り、メキシコのプロレスにおける悪役=ルードスタイルを得意としている。

また、技名はスペイン語から取っているのも特徴。


上段への打撃よりも、片足に集中した戦法を取る。

徹底的に足を攻め、動けなくなった相手を下記のヌメロ・ドスでタップアウトさせたり、気を吐いて走った相手をピンチェ・ロコやロコモノで迎撃する勝ちパターンが主だが、相手によってはトペ・スイシーダ(直訳すると自殺)といった飛び技系の大技も繰り出す。


ギターラ・デ・アンヘル編集

変形のシットダウン式サンダーファイヤーパワーボム。

相手の右腕をコブラツイストの体勢で捕らえた後、自らの右肩口に担ぎ上げ、カナディアン・バックブリーカーの体勢に移行し、相手の右腕と胴体を抱え込んだ状態で開脚ジャンプをしながらマットに叩きつける。

初期のフィニッシュホールドだった。

技名はスペイン語の「天使のギター」。


ギターラ・デ・ラ・ムエルタ編集

変型のリバース・ゴリー・スペシャル・ボム。

背後から相手の両腕を脇下に抱え、リバース・ゴリー・スペシャルの様な形で背中に担ぎ上げ、そこから片手で相手の片足を掴んでそのままシットダウンしてマットに叩きつける技。

上記のギターラ・デ・アンヘル同様現在は繋ぎ技の扱いだが、ややレア気味。

こちらはスペイン語で「死のギター」を意味する。


ピンチェ・ロコ編集

旋回式リバースフルネルソン・フェイスバスター。現在のメイン・フィニッシュホールド。

自身の股の間へ相手の上半身を屈み込ませ、両腕をリバース・フルネルソンの体勢で捕らえて相手の体を垂直になるまで持ち上げ、体を前傾させて開脚ジャンプしながら、うつ伏せの状態で相手の体を自分の両足の間へ旋回してから顔面からマットに叩きつける。

デスペラードが長年ファンだと公言している葛西純のフィニッシャー「リバース・タイガードライバー」を旋回式にアレンジした技であり、葛西との戦いを経て原型、及びその発展形である垂直落下型も自身のレパートリーに取り込んでいる(通常のタイガードライバーとは、かけられた相手の体が表裏逆になることからリバースと呼称される)。

近年では、まず原型ないし垂直落下型リバース・タイガードライバーを炸裂させ、そこからクラッチを解かずピンチェ・ロコへ移行するのが黄金パターン。なお、技名の意味は「クソ馬鹿野郎」



ヌメロ・ドス編集

もう一つのフィニッシュ・ホールド。

ストレッチマフラーホールドで相手の左足を捕え、そこから相手の両腕を掴むことで脱出不可能な状態に持ち込む関節技。

難易度が高く決まりにくいが、完璧に決まれば相手はロープへ逃れることが不可能となる。

技名の意味は「No.2」


ロコ・モノ編集

ナックルパート。ざっくり言えばプロレス版グーパンチ。

技名の意味である「クレイジーモンキー」からわかる通り、自身を長期欠場に追い込んだ葛西純の異名に因んで名付けた。


人物編集

  • 公式プロフィール、およびリングアナのコールにおいても「身長体重不明」としているが、上記の挑戦タイトルの通り、あくまでも「ジュニアヘビー級(体重100kg以下)」である。
  • マスクマンとしてのデビュー当初、「メキシコ出身だが日本人の父親であるため、日本語がしゃべれる」と語っていた。因みにメキシコ時代はCMLLのボラドール・ジュニアに面倒を見てもらってたとのこと。
    • ただし素顔は明らかに…。
  • 本人は「大人数に向けて喋るのは得意じゃない」と語っていたが、渋めのボイスから繰り出される挑発トークには定評がある。これはいつまでもマイクが苦手なままではいられないという、本人のプロ意識の賜物。また、バラエティ出演した際は大体ツッコミ役に回る。
  • 身体の柔軟性も高く、180度開脚してサードロープ下からリングインするパフォーマンスを見せる。
    • かつてはこの身体能力を高めることで、トップレスラーになろうとしていた時期があったようだが、後に才能の限界を思い知り断念。反対に技巧派で知られる金丸の背中を見て、彼のようになることを目標に定め直したという。
  • 邦ロック好きで、バックドロップシンデレラやアシュラシンドロームなどのライブにも顔を出している模様。また、打首獄門同好会のPVに出演したこともある。
  • 見かけによらずグルメらしく、BAGEL&BAGELのベーグルを好んで食べている他、おはぎも好物。
  • オタク気質なところもある様で、Twitterでは度々キン肉マンウマ娘の話題を出している。特にウマ娘に関しては有償1万ジュエル(60連)突っ込んで危うく爆死しかけたらしい。
    • ウマ娘での推しはマヤノトップガン。キン肉マンに関してはプリズマン「デザイン上、表情がないにもかかわらず感情表現が見てわかりやすい」として目標としているレスラーのひとりと言及したことがある。
    • また『ワールドプロレスリングリターンズ』の個人インタビューパートでは、デスペラードが登場する場合、背景にZONEのウマ娘缶が多数映っている部屋(おそらく自宅の部屋)でのオンラインインタビューだった時期がある。
    • 前田佳織里が推しらしく、2022年にはラジオで共演も果たした

対人関係編集

  • プロレスラーになって最初に声をかけてくれた先輩がタイチだったらしく、ユニットが分かれて以降も、BEST OF THE SUPER Jr.初優勝を果たした際には、かつて「俺は無理だったけど、お前ならIWGPも優勝トロフィーも両方取れるよ」と言ってくれた彼に感謝の言葉を述べている。
    • ユニットが同じだった鈴木軍時代には、よく彼と金丸の三人で行動する姿が見られていた。2023年に金丸がバレットクラブへ所属したことにより、この三人は全員別々のユニットに分かれることになる。
      • 当時のメンバーからは「ペ」と呼ばれることが多かったが、ファンがこう呼ぶのはご法度。実際にタイチのYouTubeチャンネルでも「ぺ呼びはしないように」と複数回述べられていた。
  • メキシコ遠征時代に何かと世話になった(メキシコ出身なのに遠征というのは、本人曰く「ファンタジーだから気にするな」)DOUKIは、目をかけていた弟分のような存在。かつては卑屈な態度を叱責したり、なかなか番付を上げないことにやきもきしていたものの、2024年現在では成長を認めている。
  • 本隊のマスター・ワト相手には、敵対当時からチームメイトになって以降も、空気の読めない絡み方をされ苦手意識を持っていた。しかし他の本隊メンバーとやや馴染めていなかった頃に、「自分と組んだら、本隊メンバーとの仲間入りができますよ」と発言された際には、さすがに一本取られたようで「そうきたか卑怯者め」と半ば悔しそうに返している。ただし一応はそれよりも前にワトと一定の和解そのものはしていた。
  • 高橋ヒロムとは同期入団かつ同じJr.ヘビー、そしてデビュー戦の相手だったということもあり、度々抗争を行っている。因みにその試合レフェリーとしてデビューを果たしたのが佐藤健太レフェリー。
  • DDTプロレスリングの佐々木大輔DRAGONGATEEitaとも親交が深い。また女子プロ団体STARDOMスターライト・キッドのことをお互い「兄」「妹」と呼び合っているが、同じく新日本に参戦しているアレックス・ゼインとその「兄」ポジションの奪い合い(?)を繰り広げている。

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関連イラスト編集

EL CAMPEÓN


別名・表記ゆれ編集

El_Desperado


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新日本プロレス

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