概要
宋の時代に現れたという、毛むくじゃらで4本足の豚の声で鳴く蛇のような怪物で、大きさは三尺(90~100㎝)ほどで杵のように太いとされる。漢字表記は「猪豚蛇」。中国語ではチュートゥンショー(Zhu Tun She)と呼ぶ。
恐ろしい猛毒を持ち、噛まれた者はたちまち死んでしまう。
宋軍の訓練所に現れ、噛まれた多くの兵士が命を失ったが、最後は飼葉桶に追い込まれ成俊という呪術を得意とする男の「禁蛇」の術で一塊の凝血にされ退治された。
創作での扱い
水木しげる作品
『中国妖怪辞典』においてリアルテイストな口を開いた毒蛇の頭を持つ、四足獣の妖怪画が描かれている。
女神転生シリーズ
※イラスト両脇
初出は『ソウルハッカーズ』で種族は”邪龍”。ウリ坊をイメージしたスイカ模様に、犀のような角を持つ恐竜現存説を元とした四足獣という解釈で描かれた。
種族特性として物理攻撃も強いが、上記の伝承から毒ガスブレスなど毒属性の攻撃を得意とする。
『ストレンジジャーニー』では何故か氷結系の攻撃を得意とし、「邪龍の縞メロン」というアシストフォルマをドロップする。
ソウルハッカーズ2にも登場することが『日刊・リンゴと悪魔の未来予測』にて判明した。
神撃のバハムート
フレーバーテキストでは出現に驚いた村人が次々と毒牙にかかり、最後は語り手の悲鳴で終わる。