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ノーティラス

のーてぃらす

漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場する、木星帝国所属のモビルアーマー(MA)。
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概要編集

ノーティラス(Nautilus、型式番号:EMA-07)は、富野由悠季原作・長谷川裕一作画の漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』、および外伝『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』に登場する、木星帝国製のモビルアーマー(MA)。「Nautilus」はラテン語で「オウムガイ」を意味し、その名の通りオウムガイに類似した外見を持つ。


木星帝国の機体でも既に旧式の存在であり、ジェネレーターに大型メガ粒子砲を直結するというシンプルな構造のモビルアーマー。一定数が量産されたようであり、外伝に登場した一般兵の搭乗機体は格闘戦用にビーム・クローを装備している。


木星帝国の幹部にして工作員であり、主人公トビアの木星への留学渡航中の教官でもあったカラスは、個人的な趣味から敢えてこの旧式機に改造を施し、自らの乗機に選択している。カラス機はメガ粒子砲の周囲に高振動ワイヤー射出装置を備えている。


劇中での活躍編集

地球圏での最終決戦にてカラスが搭乗し、量産型クァバーゼ部隊を率いてトビアのクロスボーンガンダムX3の前に立ちはだかる。

地球連邦軍ヘビーガンを高振動ワイヤーで容易く八つ裂きにし、自らと木星の理念を語りながらかつての教え子であるトビアを追い詰めるが、ニュータイプ能力を覚醒させたトビアに配下のクァバーゼ部隊を壊滅させられ、高振動ワイヤーでの攻撃も紙一重でかわされて接近を許し、ムラマサ・ブラスターの一撃により大破する。


敗れたにもかかわらずトビアの成長を喜ぶカラスだったが、その時配下のクァバーゼが大破した機体からビームライフルでトビアを背後から撃とうとしているのに気づき、「馬鹿者ーっ!」の一喝とともにメガ粒子砲でこれを撃墜。それと同時にジェネレーターが限界を迎え、


敗者のぶんざいで 勝者のゆくてをはばむでないわーっ!


と、高笑いとともに「勝者こそが強者であり正義」という自らの理念に殉じて爆散した。


装備編集

  • メガ粒子砲

本機の主砲。ジェネレーター直結の大口径で、高い出力を持つ。

  • 高振動ワイヤー

カラス機の装備で、メガ粒子砲の砲口周囲に多数の射出装置を持つ。宙間に高速振動をかけたワイヤーを射出し、それを敵に叩き付けることでモビルスーツをも両断する切れ味を発揮する。装備の性質上、敵機にワイヤーを打ち付けた衝撃は自機にも跳ね返ってくるため、カラスほどの技量がないと使いこなせないとされる。

  • ビーム・クロー

『外伝(スカルハート)』に登場した一般機の装備。機体外周に巻き付けるように格納されたクローアームを伸ばし、先端から3本爪のビームを発振して攻撃する格闘戦用の武器。


モナーム編集

機動戦士クロスボーン・ガンダムLOVE&PIECE』に登場したノーティラスの原型機。この時は形式番号を与えられていなかった。

本来はMAなどではなくコロニー建設等に使われる作業用大型ポッドでワイヤーは建築物固定用、ビームも溶接用だったが、カラスが戦闘用に改修し、後部の容量の多いベイロードを丸ごとワイヤー格納庫にしている。製造時期は不明だが宇宙世紀0103年には存在していた。

劇中では、宇宙世紀0103年に若き頃のカラスと少年時代のクォ・グレーが搭乗して、連邦のとある施設から逃走した子供たちを追う連邦軍のジェガン部隊を高振動ワイヤーで殲滅し、子供達を拉致しようとしたが、グレイ・ストークの乗るガンプの妨害で失敗した。


後に木星帝国が地球侵攻を決意した事で戦闘用MAに改造され、形式番号としてJMW-07を与えられた。


関連項目編集

機動戦士クロスボーン・ガンダム 木星帝国 カラス先生

長谷川裕一 長谷川裕一ガンダムMS&MA


ガフラン:同じく他惑星開拓用の作業用MSをベースにしたと言うMS。

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