バルタン星人(ウルトラ怪獣擬人化計画)
ぎじんかばるたん
ウルトラ怪獣擬人化計画にてデザインされたバルタン星人の擬人化キャラクター。
POP氏がデザインしたバルタン星人が発表されている。
「宇宙忍者」の別名通り、忍び装束を纏ったくノ一のような見た目が特徴。
また、顔のセミの口吻のような形状の部分を意識してか、常に楊枝やストローのようなものを口に咥えているのが特徴(後述する漫画版では、喋る時も基本的にこれを咥えたまま)。
「ウルトラ怪女子」によると、「ござる」口調で話すらしい。
2016年7月1日にはグリフォンエンタープライズからフィギュアが発売された(同日にゼットンのフィギュアも発売)。
feat.POPComiccode
「我々バルタン星人40億6千万人の旅は終わった
我々はここに住むことにする」
第30話で、メフィラスの見た幻影という形で3代目が登場。
その後、第48話で遂に擬人化された本物のバルタン星人が登場。
『怪女子』の設定とは異なり、「我」という一人称を用いるが、やや古風な話し方をするという点は変わっていない(第50話では一言だけではあるが、元の設定通り「ござる」口調で話すシーンもある)。
また、『怪女子』版とは若干デザインが変わっており、睫毛の色が白っぽい色になっているほか、地味にバストサイズもボリュームアップしている。
宇宙中に離散していた40億6千万人の同胞(『ウルトラマン』本編の2倍に増えている)と共に怪獣墓場への移住を画策。
『ウルトラマン』第2話で、地球人に対して行った時と同じように、校長に怪獣墓場を自分たちバルタン星人たちに明け渡すよう一方的に要求するが、当然校長がそのことを許可するはずもなく、排撃に打って出たゼットンと一触即発の状態になる。
しかし、校長の計らいによりルールに則った「怪獣デュエル」を行うことになり、そこで最後の大将戦にて今度こそゼットンと勝負をすることになる。
なお、配下としてなぜか(本編では一切絡みのなかった)スノーゴンとサラマンドラを従えている。
バルタン星人は、過去に様々なウルトラ戦士と戦っているが、今回登場したバルタン星人は、同胞と共に新たな住処を探しているという設定から、初代ウルトラマンと対決したいずれかの個体の生まれ変わりであると推測される。また、「生命」という概念を持っていない点も原典と同じである。
その理由として『STORY 0』の時のような「多数の個体からなる組織生命体」という説を採用しており、本編で登場した個体の中でも穏健派、過激派といった様々な人格が存在している。
当初は武人のような口調で話す人格が表に出ていたが、ゼットンとの戦いで劣勢になったため、兵隊アリのような戦闘に特化した人格に交替。この際に口吻を吐き出し、口調も荒々しい物に変わっている。
巨大化、自分のUFOを投げ飛ばす、5隻のUFOによる集中砲火など、怪獣デュエルのルールも無視した何でもありの攻撃でゼットンへ襲い掛かった。そのやり方はテンペラー星人から「まるでダークバルタンの思考回路」と評されたほど。
しかし、最終的に円盤から一斉に発射したビームをすべてゼットンに吸収されて逆に撃ち返されたことで大ダメージを負い、宇宙空間から地上に落下。デュエルに敗北した。
ゼットンに敗北後、エレキングの提案により40億6千万人をバクテリアサイズに縮小し、教室の後ろで共存することになった(金魚鉢で生き物係が餌をあげるという扱いだが)。
「移住にこんな方法があったとは」と言いつつも内部では満足できない個体もいるらしく、メフィラスの「初代が地球へ移住しようとした時もこうしていれば」という意見に「そうかもしれません」と同意しつつも、当時からの地球人口の増加に触れ「あと何十億人か住める余地があっただろ!!」と憤っていた。
その後、まだ宇宙に彷徨う同胞達(およそ80億と1万2千)を探し再び宇宙に旅立つ。
別れ際に再び戦闘型の人格が出現し、ゼットンに対し「勝負はまだ一回の表だ」というJr.の台詞を言い残している。
40億6千万人の同胞は引き続き教室に残ることになったが、生き物係のゴモラの不注意により唐突に床にぶちまけられ、その後は「気持ちの切り替えが重要」という本人の判断により無かったことにされてしまった。当然このことは他のクラスメートには知らされなかったため、後日、スノーゴンとサラマンドラが痴話喧嘩をした際に誤って水槽を割って中身を再度ぶちまけてしまった際に狼狽している。
また、バルタンは生物的な勘でこのことを察したらしく、搭乗している円盤の中で体を震わせていた。