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「今度こそ、始めから正義の味方で在りたい」

プロフィール

真名ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド
クラスバーサーカー
性別男性
身長175cm
体重60kg
サーヴァント階位第二位
属性秩序・善(ジキル)/ 混沌・悪(ハイド)
設定担当桜井光
ILLUST中原
CV宮野真守

概要

Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』に登場するバーサーカークラスサーヴァント

正義の味方であることを欲する青年。

神秘魔術も知らぬごく普通の高校生の少年、來野巽によって偶然召喚された。

真名

十九世紀の小説『ジキル博士とハイド氏』の登場人物、ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド ───── もしくはそのモデルとなった人物。

自己の人格から「悪」を切り離そうとした彼はしかし、「悪」を具現化させ人格を顕し、やがて殺人を行い、最後には自滅したという。

普段の姿は物語での描写よりずっと若い穏やかな青年であり、霊薬など魔術的な知識も多少は持ち合わせている。

能力

"ジキル"の状態では、後述の「無力の殻」によりサーヴァントとしての気配を他者に感知されないが、一般人と大差無い程度の身体能力しか持たず、他のスキルも発動していない。

宝具である霊薬を使用することで反英雄ハイドへと切り替わり、バーサーカーとしての戦闘力を発揮できるようになる。

"ハイド"の状態では狼に似た強靭な顎と鋭い牙、黒い鉤爪を武器とする。何れもただ振るわれるだけで、近代銃火器の一斉射撃でも為しえない程の破壊力を有する。

咆哮には凄まじい音響に加えて、殺意・悪意など他者への負の感情が凝縮されているため精神干渉効果があり、至近距離でこれを叩きつけられると、英霊でない限り精神も肉体も麻痺してしまう。

ステータス

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
來野巽B+B+CDDC

保有スキル

狂化(?)理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。ランクが不明なのでどの程度影響を及ぼしているかは不明。
変化(?)文字通り「変身」する。
自己改造(?)自身の肉体に別の肉体を付属・融合させる。このスキルのランクが高くなればなるほど、正純の英雄からは遠ざかる。
怪力(?)魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性で、一時的に筋力を増幅させる。一定時間筋力のランクが一つ上がり、持続時間は「怪力のランク」による。
無力の殻(?)精神と肉体がジキルである間は固有スキルの真価が発揮されず、能力パラメータも低下する。その代わりサーヴァントとして感知されにくくなる。

密やかなる罪の遊戯(デンジャラス・ゲーム)

  • ランク:C+
  • 種別:対人宝具
  • レンジ:−
  • 最大捕捉:1人

小説でジキル博士が作った「もう一つの人格・ハイド氏を目覚めさせる薬」。

通常時の彼はサーヴァントとしての能力を一切持っていないため、無力である代わりに探知もされないが、この霊薬を服用すれば「反英雄・ハイド」へと覚醒し、凶暴な獣人へと変貌する。

ネーミングの由来はミュージカル版の『ジキルとハイド』劇中歌のタイトル。

バリエーション

黒化英霊

Fate/prototype』の時間軸にて沙条愛歌の配下となったバーサーカー。反転した事によりジキルの人格は封印され、常時ハイドとしての側面が表に出ている。正しくバーサーカーといっていい存在。宝具の効果から、人間の姿を保つ時間は長くはないだろう。

獣殺しをスキルとして有する旧ランサーと戦う事が示唆されており、その際の戦闘相性がどう転ぶかが見ものである。こちらも黒化すると獣化する(もっともこちらの場合は旧ランサー本人が成長した後の姿がベースだが)。

他作品での活躍

Fate/Grand Order

配信開始前に行われた7週連続TVCM第三弾において参戦が発表され、第1部4章『死界魔霧都市 ロンドン』で実装された。レアリティは☆3。

クラスはアサシンに変化しているが、宝具を使いハイドへと変身する事でバーサーカーに戻るという特殊仕様となっている。

詳しくは、ヘンリー・ジキル&ハイド(アサシン)を参照。

関連人物

來野巽

契約したマスター。

正義感の強い者同士、強固な友情を築く。

セイバー

敵対したサーヴァント。

自身を「英雄」として見てくれたことに感謝している。

余談

本人の言「もしくはそのモデルとなった人物」をそのまま信じるとすれば、「ジキル」と「ハイド」に続いて第三の、そして「真の」真名が浮上してくる。

その名は18世紀半ばに実在し、エジンバラの市議会議員や石工ギルドの組合長を務めるなど地元の名士として知られていたが、裏では実に18年間に渡って多数の犯行を重ねた盗賊「ウィリアム・ブロディー」

その逸話を基にロバート・ルイス・スティーヴンソンウィリアム・ヘンリーにより戯曲として書かれ、初演された2年後にそれを原案としてスティーヴンソンが執筆、発表した小説が『ジキル博士とハイド氏』である。

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