演者:田中精(『ドラゴンクエストライブスペクタクルツアー』)
概要
ドラゴンクエストシリーズのキャラクターで、複数作品に登場している。
どの作品でもヒゲを生やした旅芸人という設定は変わらず。
作品別の解説
ドラゴンクエストⅣ
初登場作。
モンバーバラ劇場で人気の旅芸人であり、十八番芸である「おはなしっ!」はウケが良い。
主人公たちは、てんくうのかぶとを得ようとスタンシアラ王のもとを訪ねるも、世を憂える王は「自分を笑わせたものに望みのものを与える」というイベントを開催中。
そのため主人公たちはパノンを連れてスタンシアラ王のもとを再び訪れる。
しかし、パノンの言葉は芸でも一発ギャグでもなく、「勇者たちなら世界を救い、本当の笑顔を取り戻してくれるはずだ」という真摯な説得の言葉であった。
この言葉に胸を打たれた王は、希望を託して主人公にてんくうのかぶとを授けるのであった。
スタンシアラでこのイベントをこなしてしまうと離脱するが、それでは少しもったいない。
NPC戦闘員としての彼はまどろみのけんを装備しており、これは相手の眠り耐性を貫通して眠らせることができるためである。
てんくうのかぶとを得なくてもストーリーは進むため、キングレオやらエスタークやらと戦わせることができる。
もっとも、エスタークは眠らせると強力な攻撃を連発してくるようになるため、相性は非常に悪いが…。
DSリメイク版ではまどろみの剣の効果が見直され、耐性貫通しなくなってしまった。
その代わり、リメイク版では仲間会話が非常に充実しており、あちこちで一発ギャグやネタを披露してくれる。
アモスなどと同じく、仲間会話システムの恩恵を最大限に受けたキャラクターといえる。
『ドラゴンクエストライブスペクタクルツアー』では、なんと勇者パーティの一員に抜擢されている。
ドラゴンクエストⅥ
なぜか記憶喪失になって海底のほこらに滞在している。
かつては旅芸人でありクリアベールの少年ジョンに芸を披露したことがあるという。
小説版では掘り下げが行われており、ガンディーノで投獄されていたところを幼いミレーユに出会い、脱獄を手伝ったというエピソードがある。
その後ははざまの世界に落ち、ろうごくのまちで人々を元気づけるために様々な芸や話を披露していたとのこと。
ドラゴンクエストⅨ
旅芸人の職業クエストの依頼主として登場。
本作では既に故人であり、幽霊の姿となっている。
ドラゴンクエストⅩ
本作では、芸と笑いを愛する種族プクリポになって登場。
当初は「パヤノドン」という名前で登場していたが、「宿無しのパノン」という通称の通り、「宿(ヤド)」の字を抜くとパノンになる。
外見はカールした髪にヒゲという、プクリポでありながら従来のパノンのデザインを踏襲している。
「おはなしっ!」のネタも健在。
主人公は、「アルウェーン」という地で暮らす感情を無くしたプクリポたちに笑顔を取り戻させるために彼のステージを録画。
見事、アルウェーンの一部住民に笑いや楽しいという感情を取り戻させることができたのであった。
関連タグ
シルビア(DQ11)…彼の後継ともいえる人物。「世界を救うことで人々に本当の笑顔を取り戻す」という考えを持ち、戦闘では剣を使って戦うなどパノンとの共通点も多い。