曖昧さ回避
概要
てんとう虫コミックス32巻、藤子・F・不二雄大全集14巻に収録。
人が乗れるほどの大きさだが、上記現在の物と同じく非常に軽量で、指1本で持ち上げることができる。機首に備えられているゴム仕掛けのプロペラを巻くことで、空へ飛ばすことができる。
さらに、人間が専用のフェザーゴーグルを頭に付けて体を軽くすることで、このフェザープレーンに乗って操縦することも可能。ただしスピードは人間が歩くよりも遅い。
ストーリー
スネ夫の家で飛んでいるフェザープレーンを自慢されたのび太は、うっかりくしゃみをしてこれを落としてしまい、スネ夫に怒られ追い出されてしまった。そして家に帰り、ドラえもんにフェザープレーンを欲しいと泣き付くと、22世紀版のものを出してくれた。
さっそくのび太はこれに乗ろうとするが、そこにママがお使いを頼んできたため、これに乗ってお使いに行くことにした。最初こそ空の飛行を楽しみ、スネ夫達もうらやましがらせるが、飛行速度が遅いためママに怒られることを心配し、空地に着陸する。
それから何とか買い物をママに渡すが、フェザープレーンを置きっぱなしにしてきたため、ドラえもんと共に回収しにいくが、既にジャイアンとスネ夫が搭乗してしまっていた。そして2人がフェザープレーンが全く飛ばないと聞いてくると、壊れてると嘘を言って追い払い、その隙にのび太はしずかにゴーグルを渡し、フェザープレーンでの飛行を楽しむ。
だが、飛行しているところをジャイアンとスネ夫に見られてしまい、フェザープレーンのゴムがとけたことで、不時着せざるを得なくなり、2人にゴーグル共々奪われてしまった。しかし、フェザープレーンが飛び立つと、のび太がまたもくしゃみをしたため、2人は電柱に激突してしまい、のび太達はフェザープレーンとゴーグルを取り戻すことができた。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版
- 1982年9月17日放送。
- のび太にくしゃみでフェザープレーンを落とされ、怒っていたのはスネ夫だけで、ジャイアンは特に表情も変えず、ただ見ているだけだった。
- ママがのび太に頼んだお使いは、三河屋さんまで醤油を買いに行くことで、部屋には来ておらず、台所から叫んでいるだけだった。
- のび太がフェザープレーンで飛行している一方で、スネ夫は先ほどのフェザープレーンはスネ吉に作ってもらったものだとジャイアンとしずかに自慢している。ちなみにスネ吉は本来、スネ夫のいとこなのだが、この時なぜかスネ吉を伯父さんと呼んでいる。
- のび太がフェザープレーンを空地に着陸させたのは、飛行速度がかなり遅かったことに加え、向かい風にあおられたから。
- ジャイアンとスネ夫にフェザープレーンが壊れてると嘘をついたのは、ドラえもんに変更されている。
- しずかをフェザープレーンに乗せた際には、ドラえもんも同乗しており、ドラえもんとしずかをそれぞれ両翼に乗せ、のび太はフェザープレーンを操縦している。また、フェザープレーンを不時着させた場所は裏山になっている。
- ジャイアンとスネ夫はフェザープレーンを奪うも、ゴーグルの存在には最初気付いていなかったので、ドラえもん達は「また壊れたんじゃない?」と言って凌ごうとしたが、スネ夫がゴーグルの存在に気付いてしまったため、奪われてしまった。
- ラストでのび太のくしゃみで、フェザープレーンから降ろされた際、ジャイアンとスネ夫は道に転ぶだけで、電柱には衝突していない。そしてドラえもん達もゴーグルは取り戻そうとせず、だたクスクスと笑っているだけだった。