プロフィール
真名 | フワワ(フンババ) |
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クラス | バーサーカー |
性別 | ??? |
身長 | 可変式、内包する魔力量によって増大する |
体重 | 可変式、内包する魔力量によって増大する |
出典 | ギルガメシュ叙事詩 |
地域 | メソポタミア |
属性 | 秩序・中庸 |
ILLUST | 森井しづき |
※ プロフィールの出典地域は本百科の推測なので注意。
概要
『Fate/strange Fake』に登場する2人目のバーサーカークラスのサーヴァント。
『EXTRA CCC』でもギルガメッシュのSGで名前のみ登場。当時はフンババと呼ばれていた。
初登場は小説版第3巻。
スノーフィールドの火力発電所地下で黒魔術師のハルリ・ボルザークに召喚されたが、狂化スキルが原因かすぐに暴走し、ハルリに重傷を負わせてしまう。
その後は狂気に任せて単独行動するかと思われたが、その後登場した白い女に調伏され、そのまま彼女の手駒として、様々な要因が重なり追い詰められたギルガメッシュに致命傷を負わせた。
真名
ワタシ(ボク)達は友達だよ。ボク(ワタシ)達にとって君は花みたいな人だった
いつか、エルキドゥも、花みたいな人に会えるといいね
メソポタミア神話に登場するかつてエルキドゥと友誼を結んだ怪物、『フワワ』。
レバノン杉の森の番人であり、杉の入手と怪物フワワの退治を目的とするギルガメッシュとエルキドゥと戦い討伐された。
また、生まれたばかりの理性と知恵を持たぬ、まっさらな状態の泥人形であったエルキドゥの最初の友人であり、育ての親とも言える関係にある。
三人称は『彼女』と呼ばれている(他にもあるが、ネタバレのため後述)。
神々からは完全な人間と称され、生まれたばかりのエルキドゥは神々からフワワを元に人間を学ぶよう命じられていたが、当のそれは世界の全てを憎む怨嗟の咆哮を上げていたという。
後に神々の認識は誤りであったこと、自身もシャムハトやギルガメッシュと出会わなければそう思い込んでいたとエルキドゥは回顧している。
人物
生前の出自にバーサーカーである事も加わり、まともな言語能力や思考能力はほぼ失われており、小説版における台詞はカタカナ・英語・■の記号が混じったものになっている。
召喚される時代や環境に応じて姿・性質が変わる不定型タイプの英霊であり、今回は四本足の蜘蛛か異形と化した獅子の機械人形の如き不気味な姿をしている(小説の挿絵では正面からの構図が多いことや、前足は人間の手に近いため一見は機械の巨人に見えるが漫画版の全身が描写されている場面では獅子に近いフォルムをしていることが分かる)。
エルキドゥの絆礼装によると、当時は大きな爪を持つ怪物だったとされる。
ただし、どの姿であっても背後の七色の光輪(メラム)は共通している。
存在が「人間にとっての災厄」の塊であるため、メソポタミア神話の神としての特徴であるメラムも現代に合わせて調整されており、「電気や火薬などを操る人間の文明自体が災厄」であるとしてこのような姿で顕現したらしい。
能力
ハルリと一緒に行動するフィリアによるものなのかは不明だが、姿と音と魔力を遮断する光学迷彩の能力を持つ。
口からは業炎を吐き、右腕らしきパーツから衝撃波を放つ。時間の経過やマスターの強い意思に応じて機械や瓦礫などを取り込んで巨大化し、ケーブルやワイヤーを触手のように振り回している。
また、光輪からは厄災の魔力を投射して攻撃する。放たれる虹色の輝きは疫病や熱波、戦争など災厄の概念を凝縮したエネルギーの奔流であり、飛来してきたミサイルを50㎞以上離れている場所から迎撃して消し去っている。一撃で街の一角を破壊することも出来るという。
七色の光をそのまま飛ばすだけでなく、厄災の光は空中に災厄として炎の竜巻や寒波による氷壁なども生み出し、生み出した厄災の中にさらに別の災厄である病疫を含ることなども可能である。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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ハルリ・ボルザーク ※ | A++ | A++ | C | A | D | A |
※ ステータスは女神イシュタルの影響有り。
保有スキル
狂化(A) | バーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。幸運と魔力を除くステータスが上昇するが、言語能力を失い複雑な思考が不可能となる。元が怪物である為、どの程度影響があるかは不明。 |
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魔力放出(厄災)(A) | 洪水や地震など、人類にとっての様々な厄災をゆかりとする力を光輪を通じて放出する。条件にもよるが、放出の方向を絞れば数百キロメートル先にまで届く。厄災を浴びたものはその種類に合わせたダメージを受ける。 |
畏怖の叫び(A++) | 生物としての本能的な畏怖を抱かせる咆哮。とある女神の加護がある状態ならば、かの英雄王にさえ影響を与える事が可能となると言われている。 |
守護の巨怪(B−) | 特定の場を守護する際、己の能力(ステータスかは不明)を上げるスキル。最終的に守りきれなかった伝承を持つ為、B−ランクにまで低下している。 |
宝具
不明
関連人物
生前
かつての同胞であり、友人にして親子と同じ関係。
エルキドゥにとってフワワのことは英霊になってからシステムの一部がアップデートされた事で感じたもう一つの後悔とのことで、『FGO』ではフワワの魂を救済する方法をカルデアのサーヴァント達から見い出そうとしている。
かつて戦った相手。
神をも恐れぬ彼の恐怖の対象こそフワワであるが、恐らくその力に対してではない。
ウトゥ(シャマシュ)
創造主(生みの親)だが、叙事詩(元ネタ)ではフワワと戦うギルガメシュに加護を与えたとされる。Fateの方ではギルガメッシュが神を嫌っている為、加護を与えていたかどうかは不明。
レバノン杉の森の持ち主であり、フワワに番人の役目を与えた。
神々の中でも彼女達はフワワを完全な人間とは思わなかったという。
Fate/strange Fake
契約したマスター。
召喚された際に自身の暴走により重傷を負わせてしまうが、後に正式に契約。一応、彼女を守ろうとする意思は残っている模様。
自分の召喚に居合わせた白い女。
彼女の指示でハルリと契約を正式に結び、彼女(に取り憑いた何者か)の得体の知れない雰囲気に恐怖を感じている。
余談
召喚時の触媒はマズダランプ。
伝承とは異なるロボットのような姿で登場した理由については、触媒の影響や本来召喚されるはずだった英霊の影響などが考察されていた。
関連タグ
Fateシリーズ Fate/EXTRA-CCC Fate/strangeFake Fate/GrandOrder
この先には『Fate/Grand Order』及び『Fate/strange Fake』の重大なネタバレがあります。 |
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『流石にわかる。ありゃあ、オレの母上の術と同じ類の何かだ。』
『チッ……ああなるまで……いったい何人のガキをこね合わせたんだ?』
『ぼくが確認できた知性は、2891個あったよ。……正気を保っていた知性は、一つだけだった。』
フワワの正体、それは約3000人もの人間の子供(の魂)をこね合わせて作り出された肉の塊(神の人形)である。
無論ただの人間、ましてや子供がそのようなことに耐えられるわけがなく、たった一人の少女の魂のみが唯一正気を保っていた。
上述の『彼女』とはこの少女の魂ことを指し、他の子供達も含めて『彼女たち』、『あの子たち』と呼ばれることもある。
しかし、ギルガメッシュとエルキドゥが討伐しにやってきたときは、彼女も既に狂気に塗りつぶされてしまったのだと思われる。
エルキドゥの幕間Ⅱではとある人物の手によって暴走したシミュレーターに出現、フワワと戦うことになる。
ただし、一つ一つの個体が魔獣としてバラバラな状態で出現しており、最初はそれぞれが一文字づつ言葉を発し意思を示していたが、やがてバラバラに言葉を発し始め、憎悪と狂気のままに襲いかかってくる。
バトルでは聖獣系エネミー及びケガレガミの姿で無数に登場するが特筆するべきはその名前で、その名も
『人』
である。
多くのプレイヤーはこの戦闘時に流れたBGMも相まってとある存在を想起し、第1部7章、幕間Ⅰに続くトラウマに震え上がった。
ただし一体だけ人のような姿をしたエネミーがおり、そのクラスは「ルーラー」である。
関連人物その2
同じく無数の人間を素材に生み出された者。フワワは完全な人間として魂を主体として作られたのに対し、こちらは原初の人間を目指して肉体を主体として作られた。
同じ無数の子供の集合体。ただし、フワワは神が明確な意図を持って作り出したのに対し、こちらは人間社会の汚点として自然発生したという違いがある。
二代目マスターとしてギルガメッシュと契約した人物。
エルキドゥはフワワと境遇(親から与えられた幾千幾万の命を煮詰め上げた、鈴生りの呪詛)が似ていると評している。