うおーん!
概要
『ドラゴンクエストⅣ』第二章「おてんば姫の冒険」の最終目的地、エンドール武術大会において5戦目に戦うことになる対戦相手。
どう見ても姿はモンスターのイエティ系統の色違いであるが、何故この大会に出場できたのかは不明。
同系統のモンスターとの違いは、通常は舌を出していないところである。
戦闘が始まると4体に分身してくるので、その中の1体に攻撃することになるが、偽物に攻撃を当てるとノーダメージで、本体が舌を出して馬鹿にしてくるためにイラッとくる。
何気に本シリーズの固定敵ではじめてアニメーションするモンスター(雑魚敵を入れるとメラゴーストが初)。
ちなみに偽物を見分ける方法はファミリーコンピュータ版には一切存在しなかった(モニターがブラウン管であれば微妙な動きで見分けが付くとの報告もある)。
戦闘では素早さが高く、通常攻撃、力をためる、ひのたまを吐くといった行動を取ってくるが、能力的には4回戦目の対戦相手サイモンよりも強くないので、攻撃を当てさえすれば苦戦はしないだろう。
しかし、この戦いは単体攻撃しか出来ないアリーナのみの参加で、回復はやくそう頼りであり、運が悪いと攻撃が全く当たらずに消耗して敗れてしまう場合も多かったのである。
なんとか倒すと武術大会は優勝となり、この章はクリアとなる。
リメイク作であるPlay Station版では、他の対戦相手とともに移民としても登場しており、今作ではモンスターであることが確定した。
『ドラゴンクエストⅩ』では、「紡がれし勇気の絆」のクエスト「真偽」において賢者ブロッゲンが試練として呼び出したモンスターとして登場し、3体に分身するがそれぞれが戦闘能力を持ち、勇者姫アンルシアが「勇者の眼」を習得することで分身が消えて倒すことができるようになる。
『ドラゴンクエストⅪ』では、グロッタの町の「仮面武闘会」の参加メンバーで、なんとあらくれの身体に銀髪ロン毛の姿(画像中央上)で、「ベロ~」が口癖の人間キャラクターとして登場。担当声優は小西克幸。
今作でも分身能力は健在で、相棒のガレムソンとともに出場するが、今作では全体攻撃魔法があるのでその能力は生かし切れているとはいえなかった。
その見た目故に子どもたちから魔物と勘違いされてしまうことも。
邪神復活後、復活した「アラクラトロ・邪」によって他の闘技場参加者らのように操られてしまうが、アラクラトロを倒した後は元の性格に戻り、ガレムソンと共にイシの村の再建を手伝ってくれる。
その他『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』や『剣神ドラゴンクエスト 甦りし伝説の剣』などにも登場しているが、イエティのイメージからか火の玉ではなくヒャダルコや雪玉で攻撃してくるようになった。
『ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり』では霊峰レーゲンにてボスとして登場。分身を攻撃してしまうと凍らされてしまうので注意。
配信クエストの「アリーナ&クリフト編」にも登場。カンダタによって呼び出される。こちらでも分身するが、体力はそこまで高くないので楽。
また、時空の迷宮「白き道化師のすみか」では、強化版の「ベロリンマン・強」が登場する。
行動パターンが大きく異なり、分身呼び出し以外にもイエティやまおうのつかい、タイプGなどを呼び出してくるようになった。
『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』の対戦では特性「いきなりピオラ」と「休みブレイク大」を活かし、事実上最速となる休み撒きとして環境で大活躍。