クマノ「今度も見せてあげますよ。とびきりの魔法を!」
概要
海底へと沈んでしまったスペースペンドラゴンの危機が描かれ、前話に引き続き水中戦がメイン。そして本編において、この先、レイ達ZAPクルーを幾度となく苦しめるあのロボット兵器が初登場となる。
あらすじ
新たにエレキングを仲間に加えたレイ。そんな中、ペンドラゴンに救難信号が届く。しかもその信号は、これまでレイを呼んでいたウルトラマンのテレパシーにシンクロしていた。
生存者とレイの記憶の答えを求め、ヴィンセント島へと向かうZAPクルー達だったが、突如として黒いロボットが襲撃。攻撃を受けたペンドラゴンは海底へと沈んでしまう。酸素欠乏の危機が迫る中、復旧を急ぐクマノ。水棲怪獣が迫りくる中、果たしてペンドラゴンは飛び立てるのか…?
登場怪獣
レイ「エレキング!反撃を許すな!」
レイの第三の相棒で、前話に引き続き、水中戦で大活躍。終盤では『メビウス』のマスコットキャラクターであるリムエレキングにも変化した。
クマノ「小さいエレキングで電力を必要最低限まで抑えるとは、考えたな」
『帰ってきたウルトラマン』屈指のトラウマ回である『怪獣使いと少年』に登場したムルチの強化体。海底に沈んだペンドラゴンに襲いかかる際、レイはバトルナイザーでゴモラを呼び出すと思いきや…。
レイ「誰がゴモラで戦うと言った?」
ハルナ「あれ、何…?」
群れで海中に出現したが、オキにより超音波をペンドラゴンとは違う方向に向けられたため、どこかへ去って行った。しかしこの後、オキがレイに対し余計な一言を口にしてしまい…。
「ゴモラは水中での戦い、得意じゃないみたいだしね」
岩場でアングロスと戦うも、突如として現れた黒いロボットによって共々倒された。
サイコキノ星人によって生み出された怪獣だが、コントロールを絶たれたのかボリスで暴走。上記のグロマイトと戦うも…。
上記の2体を葬った後、ペンドラゴンを襲撃、海底へと沈ませた。それを一部始終見ていたケイトは…。
「●●●星人め…何の目的で…余計なモノを…」
そしてこれ以降も、このロボットは幾度となくレイ達を苦しめていく事となる。
余談
本作で唯一、レイのゴモラが登場しないという唯一のエピソードでもある。
また、本編の大怪獣バトルファイルにおいてゾアムルチが紹介された際、クマノは「ムルチとゾアムルチの違いは説明しなくていいからな」とオキに答えていたが、果たしてそれは何を意味していたのだろうか…?