概要
てんとう虫コミックス第45巻、藤子・F・不二雄大全集17に収録。
大山版と水田版の両方でアニメ化され、放送日は前者が1991年3月8日、後者が2023年4月22日。
あらすじ
のび郎からボトルシップを見せてもらったのび太。そのままお約束のスネ夫の高クオリティのボトルシップを見せつけられた。
ドラえもんは抵抗するべく船舶専用レーダー高性能ワールドタイプ&船舶びんづめ機を使ってボトルシップ製造用にガラス瓶の入手を始める。
長年の勘でのび太達の抵抗に気付いたスネ夫はのび太ママに嘘をつき、船舶専用レーダー高性能ワールドタイプ&船舶びんづめ機を横取りした。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版
- タイトルは「船舶びんづめ材」。
- ドラのびがしずかにボトルシップを見せに行く直前までジャイスネは空地にいた。
- スネ夫が皆に自慢したサンタ・マリア号のボトルシップはいとこが作ったもの。
- ドラのびがゴミ置き場で空き瓶を探している間、スネ夫も自身の予感が的中したことでドラえもんの顔真似をしている。更にスネ夫がのびママに嘘の宿題の報告をした際は科目名も伝えている。
- スネ夫が母親にこづかいをねだった際、彼女が即座に札束を持ち出すシーンがある。そして購入した大量の空き瓶はトラックに積まれて骨川家に運ばれた。
- スネ夫はジャイアンと一緒に一緒にボトルシップを作っており、ラスト部屋が水浸しになった時はスネ夫のママも一緒に溺れている。
水田版
- ドラのびがスネ夫に対抗するための、ボトルシップ用の空き瓶はママに頼み、物置にあったものをもらっている。
- ドラのびが壁紙ハウス内で、ボートの後に作ったボトルシップは屋形船とふじ丸の代わりに豪華客船になっている。
余談
大山版におけるタイトルは、原作の初出時に「船舶びんづめ機」が誤ってこのタイトルになってしまい、これがそのままアニメ化されてしまったから。
水田版にてふじ丸が登場しなかったのは、ふじ丸が2013年に引退し、2021年に解体されてしまったから。