マダラガ
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まだらが
鱗翅目マダラガ科の蛾の総称。幼虫・成虫共に有毒。
小~中型のグループで、日本国内には18属29種が生息する。
成虫は昼行性で多くが色鮮やかで派手な色彩を持つ。
触角はメスが糸状、オスが鋸歯状。
休息時の翅は屋根形に綴じる。
幼虫は近縁のイラガの仲間と同じく体型が短いナマコ型の毛虫で、黄色い体色の種が多い。
有毒種が多く、幼虫は毒棘や体表からの粘液毒を、成虫は首筋から泡状の毒を噴射し鳥類等の天敵から身を守る。
仮に捕食されたとしても吐き出される場合が多い。
この毒は体内のアミノ酸を生合成して作り出した青酸性化合物(シアン化水素)で、幼虫時代に作り出したものを体内に蓄積している。
成虫の派手な体色は毒を持つ事を周囲に知らせる警告色だが、毒蝶(アサギマダラ・ツマムラサキマダラ・シボリアゲハ・ジャコウアゲハ等)や蛍、蜂等の同じく毒を持つ昆虫に擬態している種もいる。
これらは天敵の学習効果を高め、捕食率を更に下げる為に有毒種同士が互いに擬態するミューラー型擬態(ミュラー型擬態)と呼ばれる擬態である。
ホタルガ亜科
ホタルガ属
Neochalcosia属
Pseudopirorus属(日本未記録)
Achelura属(日本未記録)
ウスバツバメ属
クロツバメ属
Gynautocera属(日本未記録)
Erasmia属
Eterusia属
Cyelosia属(日本未記録)
Cadphises属(日本未記録)
Pompelon属(日本未記録)
Rhagades属
不明
- アサギマダラガ(日本未記録)
クロマダラガ亜科
Illiberis属
Clelea属
Pseudoinope属
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