「ぼくがエクスカリバーを選んだんじゃなくて、エクスカリバーがぼくを選んだ、と言ったら驚くかな?」
概要
『暗黒竜と光の剣』および続編の『紋章の謎』(ともにリメイク版含む)に登場。
クラスは「魔道士」→「司祭」。(リメイク版では上級職は「賢者」に変更)
学園都市カダインの少年魔道士。元はアリティアの貴族出身。
アリティアのマルス王子とは幼馴染で親友。また、彼の姉のエリス王女に想いを寄せている。紋章の謎ではガーネフに捕らえられたエリスの説得役を担当する。
カダインでは賢者ウェンデルに師事しており、エルレーンは兄弟子。伝説の風の超魔法「エクスカリバー」を師から受け継いだことから、「風の魔道士」という異名を持つ。
「緑髪+青ローブ」のイメージが強いが、FC版だと髪の色は「やや黄色がかった緑」といった色合い故か、電撃ドラマCDでは髪が「金色」、佐野真砂輝&わたなべ京のコミックでは「黄色」にされている他、目と服の色が緑になっている。
ローブのフードを被っている為当初は髪型が不明瞭だったが、箱田真紀コミック版の短髪イメージが定着したのか、リメイク版でフードを下した姿で登場した際も「短髪」という事になった。(一応専用グラフィックであるSFC版の司祭でも短髪扱いになっている)
主人公の幼馴染という立ち位置に加え超魔法を扱えるという事から、コミカライズなどでは様々な設定が加えられるキャラでもある。
主人公と親しい風魔道士というポジションのキャラクターは後の作品に何度か登場している。
箱田真紀氏が描くコミック版「暗黒竜と光の剣」では、カダインでエクスカリバーの習得中に、ウェンデルの殺害を企てた本作のオリジナルキャラクターであるドルーアの魔道士「マナーリ」を撃退。その後は、マルス一行と合流して活動していくのだが、カダインに再び戻って来た際に単身で暗黒司祭ガーネフに挑むリンダをマフーから庇い負傷してしまった。
コミックや二次創作では歳が近く同じ魔道士で、彼に想いを寄せている節があるリンダといい感じになる事が多く、中にはエリスでは無く彼女とくっつくケースも散見される。
ユニット性能
魔法キャラとしては非常にバランスのよい初期値に加え高い成長率を誇り、多くの魔法タイプが弱点とする「HP」と「守備」の成長率が並の物理職よりよほど伸びるという恵まれすぎた男。彼専用のエクスカリバーは飛行系特効に加え必殺率+20%まであり非常に強力。
とは言え、「暗黒竜」では魔道士系が成長させにくく、力の成長率が全員0%ゆえ、後半になる程魔法の威力が低くラスボスなどは魔法無効だったりといまひとつぱっとしなかった。
「紋章の謎」では元々高い成長率に加え、ダメージに影響する「力」が伸びるようになって使い勝手が大幅に向上。加えて加入章〜数話にわたり飛行ユニットが中心の編成になる為、エクスカリバーが猛威を振るい、更に上級職の司祭は彼だけ専用グラフィックだったりと全てにおいて優遇されている。
一方リメイクの「新・暗黒竜」ではメーカーサイドの「色々なキャラを使って欲しいから」というふれこみで強すぎたキャラは軒並み弱体化されているのだが、マリクもその例に漏れず「HP」と「守備」の成長率がガクッと落とされた他、「速さ」と「幸運」の成長率まで下げられ見る影もなく弱体化された。加えて彼が受け継いだ超魔法・エクスカリバーは彼専用から男性専用に変更され専用魔法を剥奪(一応、マリクに限り武器レベルの制限を受けず使用可能という事にはなっている)
さらにFC版・SFC版では初期装備だった「ブリザーの書」まで剥奪されたので、出撃前に拠点で魔道書を買っておかないと一品物のエクスカリバーしか攻撃方法が無いのでロクに戦闘させることすら出来ず、おまけにSFC版では専用グラフィックだった上級職グラフィックまで無くなり汎用にされるなど、無い無い尽しの酷い扱いになっている…
とはいえ全体的に成長率が落ちている為、コレでも純粋な魔法キャラではトップクラスに使いやすいのでしっかり育てれば期待には応えてくれるだろう。
「新・紋章の謎」では落とされた成長率はだいぶ改善され、SFC版と同じような成長が期待出来るようになった。
またアリティアが陥落する前を描いた前日章では山賊にアリティアが襲われた際にカダインに戻る前のマリクが第七小隊の前に登場し、クリスたちと共闘する事になる。この時はゲームバランス的な問題でエクスカリバーは無くファイアーのみで戦う。
ヒーローズ
風の魔道士 マリク
「ぼくはアリティアの魔導士マリク。
カダインで学んだ風の魔道で、
役に立てるようがんばるよ。」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 魔法/歩行 |
武器 | エクスカリバー(専用)(飛行特効)↔共鳴エクスカリバー(専用) |
奥義 | 爆風 |
A | HP3 |
C | 魔防の紋章3 |
初期から登場。
専用武器の「エクスカリバー」は飛行特効の魔法を持つユニット。唯一の魔法での飛行特効を持つ。
魔導士の割にHPと守備が高めで、相手の属性次第では多少の物理攻撃を受けることも可能。
その一方素の攻撃の値は低めで、「エクスカリバー」の特効を活かせる場面でないとあまりダメージを与えられない。また、魔防も低く魔法ユニットとの対峙はできるだけ避けたい。
総じて、他の魔道士とはかなり使い勝手が違うため、戦う相手を選ばないと活かしづらいユニット。
2018年6月のアップデートで錬成武器対象に。キラー系武器効果も追加され、特殊錬成効果は杖か魔道の味方が周囲2マス以内にいると戦闘中、攻撃速さ+5。条件は増えたが火力と速さは改善された。
2019年3月のアップデートでは共鳴エクスカリバーも錬成武器対象に。効果はソニアと同じ。
2021年7月には神装英雄に選ばれた。総選挙アイクに続いて二人目のニザヴェリルの衣装で紋章の謎の時のように帽子を被り、原作に近い見た目となる。
大いなる風の予兆 マリク
「ぼくはマリク。
アリティアで魔道を学んでいます。
みなさんと仲良くなれますように。」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 魔法/歩行 |
武器 | 予兆の風(専用)(飛行特効) |
奥義 | 聖風(専用) |
A | 鬼神飛燕の一撃3 |
B | 風薙ぎ3 |
C | 遠距離警戒3 |
2020年4月登場した超英雄。幼少期の姿で登場。
通常版とステータスを比べると中途半端だった速さは増加。攻撃もかなり上がったが代わりに得意の守備と体力は大幅に低下してしまった
専用武器である「予兆の風」はキラー武器効果とエクスカリバーと同じ飛行特攻。さらにバフ効果を受けているか自分のHPが50%以上の時は戦闘中、攻撃速さ+5かつ見切り・追撃効果が発動する。通常版とは違って完全なアタッカー型。風薙ぎを持っており、相手の反撃を封じつつ武器効果で風薙ぎの追撃不可効果を掻き消して攻めるベレス(ベレト)の魔法版と言っても良い
その分物理には完全に弱くなってしまったので弓や暗器は警戒する必要がある。
2024年1月のアップデートで錬成武器対象に。バフ以外の有利な状態でも効果が発動するようになり、速さの15%分ダメージに加算が追加。
特殊錬成効果は自分から攻撃するか周囲2マス以内に味方がいると戦闘中さらに攻撃速さ+5かつキャンセル無効と敵の速さ魔防のバフ無効と奥義発動時奥義以外のスキルの軽減効果無効。これで発動しやすくなってダメージ増加と妨害、軽減無視が出来るようになる新たな個性を得た。
風の司祭 マリク(開花英雄)
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 魔法/騎馬 |
武器 | 柔風エクスカリバー(専用)(飛行特攻) |
奥義 | 神聖風(専用) |
A | 鬼神飛燕の離撃 |
B | 速さ魔防封じ3 |
C | 攻撃速さの奮激 |
2024年3月から開花英雄で約4年ぶりに登場。別Verのレギュラー入りは初。
子供版とステータスを比べると攻撃速さは上がるが魔防は下がってしまった。
専用武器はキラー武器効果とお馴染み飛行特攻。自分のHPが25%以上の時は戦闘中、全ステータス+5。さらに攻撃速さが9-HPが40%以下の味方の数×3分、増加(最低0)かつ見切り追撃効果と最初の攻撃と二回攻撃のダメージを30%軽減。
もう一つは同条件か攻撃で発動する奥義装備時、最初の攻撃前と追撃前に奥義カウント-1。
HPが減っていない味方が多いほど攻撃速さは上がり、奥義カウントをさらに加速する荒技も可能。
専用奥義「聖風」のグレードアップ版が登場。ダメージ加算が速さの40%に増え、HP回復量も20へ増加して自分は再移動(1)が付与追加。さらに奥義発動時は奥義以外のダメージ軽減効果無効が追加。錬成後の予兆の風と似て異なる効果だが回復量とダメージ計算は上回る。
封じ2系のグレードアップ版が登場。効果自体に変化はないがデバフ数値が-6へ増えて新たに戦闘中、敵の速さ魔防-3が追加。以降は封じ4系効果と同じだがテキストは速さ魔防それぞれの計算と効果になる。
担当声優
佐々木望(電撃&箱田真紀ドラマCD)/岡村明美(箱田版少年期)
岩永哲哉(ラジオドラマ)
関連タグ
マシュー/ドロテア=アールノルト…同シリーズの中の人繋がり。