メフメト2世(Fate)
めふめとにせい
読者の清水昇舟氏のアイデアが採用され、後にTVSP版にも登場した。この記事では主にTVSP版について述べる。
とある世界の聖杯戦争に召喚された。
トルコ風の衣装を身に纏ったメガネのナイスガイといった髭面の男性。マスターは美綴綾子で、彼女からは敬意を持たれている。何故か猫にやたら懐かれており、膝に座られても余裕の笑みを崩さなかった。
しかし、プラトンが吹っ飛ばしたキャスターが激突。大爆発を起こしてマスター諸共脱落した。後手を選んだ戦術が却って敗因になってしまった。
コンスタティノープルを陥落させ、ビザンツ帝国を滅ぼした事を皮切りにオスマン帝国の領地を拡大、その脅威から『キリスト教最大の敵』とも『征服の父』とも称され、恐れられた。しかし、相対するヨーロッパの文化には敵対どころか理解を示していた節があったとも。ヨーロッパの文化のみならず、シャー・ナーメなどのペルシア・アジア文化にも通じていたという。しかし、メフメトのこうした趣向に反発を示していた者も多く、死後に後進の皇帝によってコレクションが売却または破壊されてしまった。
此度での召喚は1453年に大砲を用いて東ローマ帝国のコンスタンティノープルを陥落させた逸話からアーチャークラスで現界した。
尚、デザインはほぼ史実の肖像画に即したものとなっており、園芸と草花の収集が趣味であった逸話からバラを持っている。
本家『氷室の天地』の『英雄史大戦』においては上記の逸話から大戦屈指の攻城能力の持ち主とされる。また陥落を果たした年齢が21歳の時という解説もされている事から外見年齢は21歳の模様。
オスマン帝国と因縁のあるルーマニア領主。その因縁は『Fate/Apocrypha』でも語られた。
これは貢納金の増額を拒否された挙句、使者を串刺しにされたというもの。残忍な性格とされるさしものメフメトもこれには恐怖したらしく、ワラキアから撤退後にヴラドの実弟を指揮官とする遠征軍を派遣してヴラドを失脚させた。
メフメトに滅ぼされたビザンツ帝国の最後の皇帝。彼が率いるビザンツ帝国軍はコンスタンティノープルを包囲したメフメト率いるオスマン帝国軍に対し2ヶ月にも渡り抵抗を続けたが、激戦の末に敗れ、コンスタンティノープルは陥落した。
征服の父と称された事から、よく彼と比較される。メフメト自身もイスカンダルの伝記を好んで読んでいたという逸話がある。
大砲に縁のある英霊。中でもジャンヌは大砲を用いてフランス軍を勝利に導いたとも。
『Apocrypha』の回想では小太りの人物として描かれる。こちらがより肖像画に近い。また、このような体型であるのは長年患っている病の所為だとも。姿が違うのは『Fate/Zero』に登場したフィンのような加齢ゆえか、あるいは因縁のあるヴラド公のような世界観の違いによる姿の差異なのだろうか。アニメでは馬に騎乗していることからライダークラスの適性があるものと思われる。
尚、Pixivに投稿されているイラストは殆どが海外ユーザーの物であったが、史実において関わりの深いコンスタンティノス11世が『FGO』に実装されてからは国内ユーザーの投稿数も増加した。その数はベトナムセイバーこと黎利を凌ぐ。というか『氷室の天地』サーヴァントの中でもダントツ。王道デザインかつ湧き出るダンディーさが国内外ユーザーのハートを擽るのだろうか。
ちなみにTVSP版に登場した彼をはじめとするサーヴァントの内三騎は、眼鏡を着用している。ある意味、眼鏡好きの原作者の趣味全開の人選……なのかもしれない。