概要
外伝『獅子の女王』より初登場。中間子を対消滅させ、物質の分子結合を完膚無きまで破壊する究極の決戦ツール。巨大な枠や宇宙船にも見えるが、鉋がモチーフである。宇宙メカライオン『ギャレオン』頭部のブラックボックスに眠っていた超弩級戦艦『ジェイアーク』が備える『反中間子砲』を技術基とする。『ゾンダーロボ』の自己再生能力を封じる為に『非活性化ハイポリマー』を内包した貯蔵タンクを枠の左右に合計8本ずつ搭載。分子レベルで削り切った対象の糟をポリマーでコーティングさせて固め、消費する毎に排出される。2005年3月に『ディバイディングドライバー』と同時期に開発が成功。
だが、初試験運用中で試された威力は『GGG』上層部でも驚愕に値する威力を与えるが、『ゾンダー核』や『原種核』をも文字通り粉砕しかねず、『ディビジョンⅤ 物質瞬間創世艦フツヌシ』内部へ2005年4月に『GSジェネレーター』を抜き封印、『Gストーン』は最強のGツール『ゴルディオンハンマー』へと流用され、開発が開始する。
その後、ZX-06『頭脳原種』戦に於ける『Gハンマー』のオーバーホールが終わらず、犯罪組織『バイオネット』が繰り出したメカノイド『Gギガテスク』戦に於ける切り札として投入され三連撃で芥子粒にする。当初は『ガンドーベル』の『GSライド』を宛にしてジェネレーターユニットを使用したが、相応の出力には耐えきれず弾け飛び、『ルネ』の右腕に宿る『Gストーン』を代用。前部に乗り込むユニットを増設。
全備重量は『Gハンマー』+『マーグハンド』3基分に相当し、『ブロウクンマグナム』の回転力を利用(ツールコネクトも同様)。左手は鞴の如く前後に持ち手を運動させて中央部の『モレキュルラム』から反中間子フィールドが発生。高速往復で中間子を対消滅させた刃で削り取る。重力下での運用には脹ら脛(『ドリルガオー』)の無限軌道をアンカー代わりにしての設置が必要(4回目の改訂版ノベライズpreFINALではその描写はされていないが、モデリング写真で確認済)で、素早過ぎる相手には適用出来ず劇中で使用されるのは一度きりであった。
しかし、『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』に於いて木星圏付近で確認した『ゼロロボ』戦にてケースGGが適用可能として再登場。覇界の下僕『ZR-01』と化した『宙龍』を芥子粒に削る。その場にいた『ビッグポルコート』は「ほう、あのカンナまで保管してあったとはね」と約10年ぶりに実戦投入していたのを知り、感慨深げに感じていた。
基本データ
所属:ガッツィ・ジオイド・ガード機動部隊、ガッツィ・グローバル・ガード機動部隊
制作:GGGフランス
全長:約30m以上
重量:1200t
動力:GSジェネレーター