曖昧さ回避
- スラブ系の姓。ヤコヴレフとも。
- アレクサンドル・セルゲーエヴィチ・ヤコヴレフ。ソ連の航空機設計者。
- A・S・ヤコヴレフ記念試作設計局。アレクサンドル・セルゲーエヴィチ・ヤコヴレフが開設したソ連の設計局。戦闘機、VTOL機、早期警戒機、ヘリコプターなどを設計。
ヤコブレフ設計局
1934年、ソ連の最高指導者スターリンの命令によりアレクサンドル・セルゲーエヴィチ・ヤコヴレフ(1906年4月1日~1989年8月22日)がモスクワに開設した。ヤコヴレフは若手設計者だったがスターリンのお気に入りだった。
当初は軽飛行機の開発が主であったが、大祖国戦争中に開発したYak-1戦闘機を皮切りに、戦時中のソ連主力戦闘機開発の一翼を担うこととなった。
戦後のジェット戦闘機開発はうまくいかなかったが、ヤコヴレフの地位は安泰だった。しかし、1953年にスターリンが死去すると政治的理由で軍用機分野から遠ざけられるようになり、旅客機の開発が中心となる。
1991年のソ連崩壊後は注文が激減し、大戦機のレストア部品製造などニッチな事業で生き残っていた。
2004年、ロシア連邦の航空業界再編でイルクート(旧・イルクーツク航空機工場)に買収され消滅した。
主な製品
戦闘機
Yak-1 Yak-7 Yak-9 Yak-3 Yak-38 Yak-141
練習機
旅客機